第1話 Hello World
本編
ある日の放課後
節人「やっと終わったー」
千夜「お疲れ様ーんでさ、STO今日からはじめるんだよね?ね?」
「うん。やっと買えたからね」
「それじゃ始まりの町、ファーストの噴水広場で会お!」
「いつ頃にする?個人的には18:00辺りがいいかも」
「それでいいよー」
「それじゃあまた向こうで会おうか」
「また向こうで!」
今日の帰宅路はどこか長く思えた。
ここでひとつ、STOことSkill Tree Onlineの料金システムを紹介しておこう。と言っても簡単で、最初に8500円の購入費を払えば後は1月1000円の維持費を払うだけだ。
ちなみに6ヶ月分まとめて払うと1月分お得なので自分は親と交渉してこの先5ヶ月のお小遣いを各月1000円分先払いしてもらうということでまとめて払った。つまるところそれだけやることを決めているゲームなのだとも言える。
「よろしくお願いしまぁーす!」
どこぞの映画のワンシーンのような声を出しながら購入ボタンをクリックする。ピロリン!と軽快な音を出した画面には決済完了の文字が浮かんでいた。
ふむ、ダウンロードには30分はかかるのか。さすがに重いなこれは。まあwikiでも見てればすぐに終わるだろ。
ビルドは決めている。高火力な両手武器の隙を魔法で補うアタッカーが多分1番自分に合ってるはずだと思うのだが……wikiを見ても何かしっくりくる魔法がないな……はあ……まあ難しいビルドなのは自分でもわかるからな……ゆっくり探すか。向こうではまだまだ新しい魔法が見つかっているようだしそれに期待するとしよう。
というか自分で探せばいいのか。そう考えたらなんだかやる気が湧いてきたな…お、ダウンロードが終わったみたいだな。それじゃやるか。噂に名高い神ゲーを
ヘッドセットを被り、目的のゲームを探す
あった。Skill Tree Online
起動させてと
「Welcome To Login Traveler」
目覚めるとそこはよくある何も無い真っ白な部屋だった。
???「はじめまして。新しい渡り人さん。」
「あなたは?」
イェソド「私は11の管理AI、この世界では神と呼ばれる存在の1人、渡り人さんの案内を担当しているイェソドというものです。早速で悪いのですがこの世界でのあなたの名を教えてくれませんか?」
なるほど、プレイヤーネーム決めか…いつもどうりのでいいな。「雪兎」っと
イェソド「あなたは「雪兎」というのですね。次にこの世界での見た目を決めてください」
キャラメイクの時間か
まず髪を白くして…ほんのり銀を入れて…
次に身長を5センチ増やして173にして…一応これ上下10センチの制限あるのね
少し筋肉の付きを良くして…
顎のラインをシュッとさせて…あまり変えんくていいなこれ謀剣道部の高校生みたいになりそうだ
うん。なかなかいいのでは?
イェソド「こちらの容姿でよろしいですか?」
雪兎「ああ」
「容姿は街の整形外科で変えることができます。それでは次にステータスとジョブ、スキルツリーを決めましょう。これらの説明は必要ですか?」
「いや、予習済みだ。」
「なら大丈夫ですね。選択出来るジョブを提示します。」
「この中で、隙の大きい両手武器で魔法も使えるようなものはあるか?」
「ならば「魔法剣士」で両手剣を使うのや少し難しいですが「大鎌使い」などになります。」
「何故大鎌使いが魔法に適性があるんだ?」
「ネタバレになるのであまり言えませんが派生先に秘密があるというところでしょうか」
「なるほど。じゃあ「大鎌使い」で頼む」
「次にスキルツリーを決めましょう。選択肢を提示します」
「ベーシックに鑑定、魔法枠で火魔法、前衛戦闘職だから歩法でいいかな」
「最後にステータスですがどうしましょう」
「ステータスポイントは20点分か…Atkに10ポイント、Agiに5、Intに5でいいかな」
「了解しました。このステータスで宜しいでしょうか」
User:雪兎
Role:大鎌使い
Tree:鑑定
火魔法
歩法
:大鎌
:近接戦闘
:魂術
:魔法戦闘
Stetas:
STR :15
VIT :5
INT :10
MND:5
AGI :10
DEX :5
うん。こんなもんだな。
イェソド「初期装備として初心者の皮鎧一式、初心者の大鎌を支給します」
イェソド「それでは。
あなたの旅を、お楽しみください」
その一言を言うと同時に真っ白な扉があらわれ、私はそれに飛び込んだ
次に目を開けると、そこは美しい世界だった
「こんにちは、新しい世界」