第39話 プレイヤー流派
マイト「兎流?聞いたことねえ流派だな」
セツト「自分が移動する時に変な速度出てただろ?あれの原因だ」
マイト「便利そうなのはよくわかったんだが何で流派登録してないんだ?」
セツト「へ?流派登録?」
マイト「なんだ、知らないのか?一定以上の実力を保持する流派は冒険者ギルドで神様に認めてもらうことが出来て、スキルツリーにしてもらうことが出来るんだ」
セツト「何それ知らなかった」
マイト「まあお前さん渡り人だろ?知らなくても不思議には思わんさ。何せあまり流派を作るようなやつはいないからな。基準が厳しいとは聞く」
セツト「そういうことならとりあえず登録してくることにするよ」
マイト「出来ればもう来ないで欲しいんだがな」
セツト「一応仕事の一環なんで帰ってくるさ」
〜ノースツー冒険者ギルド〜
受付嬢「本日はどのようなご要件で」
セツト「流派登録をしに来た」
受付嬢「かしこまりました。では案内の者を呼ぶので暫くお待ちください」
職員「では第3訓練場にお連れします」
セツト「頼む」
???「さて、あなたが流派登録をしたいとか言う渡り人かな?」
セツト「そうだが。あなたが審査官か?」
アマンダ「そうだよ。私はアマンダ。新人の教官とか色々やってる」
セツト「とりあえず技を見せていけばいいのか?」
アマンダ「その前にどんなコンセプトの流派で何を強みとしてるのか聞きたい」
セツト「わかった。兎流は「どんな戦闘スタイルとでも合う」ように作った流派だ。技は体術しかないが武器に派生することも出来る」
アマンダ「わかった。じゃあ技を見せて。攻撃技はそこの木にでも撃って貰えばいい」
セツト「とりあえず基本技の兎脚だな。爆発的に加速する技だ。この技で出した速度がないとほかの技が使えない」
「そしてこれが兎勁。速度を攻撃力に変換するための技で、こっちは兎突。速度の分のエネルギーを相手に伝えるための技になる」
「あと一応奥義として兎脚からどちらかに派生してそのあとまた兎脚で跳ね回る「月夜舞兎」があるだけだな」
アマンダ「随分とシンプルだね?」
セツト「この流派は派生されていくことを前提に作ったものだからな。事実自分もメインで使っていくのは「兎月流」という大型武器との併用を前提とした派生流派とでもいうべきものだ」
アマンダ「事前説明と併せて考えるならばこの技の量でも十分ではあるね。うん、合格だよ。ということでいろいろと事務処理みたいなのがあるからついてきてくれるかな?」
セツト「わかった」
アマンダ「質問を始める前にこの魔導約書にサインをいただけるかな?」
セツト「内容はこの会話の間嘘をつかないというものか、いいぞ」
アマンダ「さて、この流派の開祖はあなたでいいのね?」
セツト「ああ、そうなる」
アマンダ「その言葉に嘘は無いね?」
セツト「無論な」
アマンダ「名前は兎流で読みは「とりゅう」であってるね?」
セツト「合ってる」
アマンダ「わかった。道場を持つ気はある?あるなら説明するけど」
セツト「今のところないな」
アマンダ「わかった。それじゃぁこんなもんかな。魔導約書も反応しなかったしね。特に質問がなければこれで終わりかな」
セツト「開くことによるデメリットって特になかったよ
な?」
アマンダ「時々ギルドから教えるのを頼むくらいかな。拒否権はあるよ」
セツト「なら問題ない。流派登録を頼む」
アマンダ「わかったよ。と言ってもあとはこの書類を届けるだけだから君はロビーにでも戻っていてくれ。終わったら呼ぶから」
セツト「了解した」
〜しばらく経って〜
アマンダ「終わったよ〜」
セツト「ありがとう。助かった」
アマンダ「ギルドとしても優秀な流派は歓迎したいからね」
セツト「そいつは道理だ」
ピロリン!
あたらなる流派、兎流が開かれました!
ピロリン!称号を獲得しました!
「兎流の開祖」
兎流のスキルツリーを格納することが出来る。
兎流を教えることが出来る




