第25話 さてこれどうしよう
ということで例のカフェに集った一堂
セツト「んまあ簡潔に言えばかくかくしかじかでこんなスキル生えまして…」
テラー「率直に言うよ。これ公開したら影魔法の評価多分結構上がる。特に投擲系必須級魔法になりうる。」
ヒビト「これコピーした武器の火力面は変わらないんだろ?」
セツト「文面を見る限り」
ヒビト「なら使い捨て武器を使いまわせるならコンセプト崩壊を起こせるな」
セツト「んでもって今回の相談したいことはこれを公表した方がいいのかという問題だ。」
テラー「確かにこれは秘匿するに値するかもね」
ビット「私個人としては秘匿派ね」
セツト「理由としては?」
ビット「影の祠自体の難易度は下がったとはいえ未だに影魔法の扱い自体は難しいままよ。詰まるところ影魔法所持者自体が居ない状態だし、いたとしてもこの条件を満たすレベルで使いこなせる人がどれだけ多いかという問題ね。多分この条件を見る限りシステム側が「武器」と判定するクオリティじゃなきゃ行けないだろうし」
テラー「私は公開派かな〜ただし次イベの修了後に公開する感じで。多分次イベで影魔法というかその札切るよね?そしたら多分影魔法ってバレる。ならそれを見越してイベント始まったら開くくらいの時間に設定したアイテムボックスに情報を込めて売りつければ観戦者的にも欲しい情報だから売れるだろうし」
セツト「そんなことできたのか?」
テラー「イベントまで秘匿しておきたいことって多いでしょ?だからよくあることではあるわね。逆にイベントって大規模な情報開示の場でもあるのよ」
セツト「定期的にイベントがあるのはそういうことでもあるのかねえ」
ビット「まあそういう側面は否定しきれないわね」
セツト「個人的にはテラーの意見に賛成かな。みんなは?」
ビット「確かにテラーの意見も的を得ているし、セツトがそうしたいなら異論はないわよ」
オウカ「問題無いです」
ヒビト「異論ないぜ」
セツト「ならテラー案を可決するということで!んでもって1つか2つ作ってもらいたい武器があるんだが」
オウカ「なんでしょう」
セツト「コピーして投げる様の火力極振りの一振が欲しい。個人的には槍とナイフが希望。素材は用意しておいた。曜黒石だ」
テラー「使い捨て武器の代表的な素材来たねえ。確かにベストな素材だ」
オウカ「これは…私の仕事が多そうですね」
セツト「すまんな」
オウカ「いえ、むしろしっかり頼ってくれて嬉しいくらいです。さて、投げる用のナイフと槍でしたっけ?」
セツト「形状とかに関しては投げやすく頼む。性能はまあ耐久は極論1でもいい。というか1桁くらいまで削って火力に極振ってくれ。ナイフは予備等含めて出来れば5本くらいは欲しい。槍は2本あれば嬉しい」
オウカ「まあ曜黒石使うならどうしてもそうなりますが…」
テラー「そういや装備に仕込めるところ作る……あ!そうだ!危ない危ない。ヒビト!先日頼んであった装備できた?」
ヒビト「いっけねえ!会った時に渡そうとしてて爆弾投げられてそのまま忘れてた!えーと、はい。これが新しい装備な。注文は軽鎧だったが素材が余ったからその上から着れるコートを作っておいた。その方が落ち着くだろ?」
セツト「作れる人ってヒビトだったんだな」
ヒビト「一応サブジョブは裁縫師つってまあメインに金属を使わない布や皮を使った装備を作るジョブだ。リアルでもチビたちの雑巾とか作ってたから裁縫ができるんでな。これに就いてみた」
セツト「助かる。せっかくだからナイフを両方に2,3本ずつコートの裏に仕込めるようにしてくれるか?」
ヒビト「そんくらいならすぐ終わるからオウカと相談して作っておくわ。てか複製したナイフってすぐ消えるイメージあるんだが」
セツト「影魔法は長い間持続する性質があるから大丈夫。戦闘前に仕込んでおけば戦闘中くらいなら余裕で持つ」
ヒビト「なら大丈夫そうだな」
~製作中~
オウカ「完成しました。こちらが曜黒石で作ったナイフ5本と槍2本です」
セツト「ホント助かる…手に持って見てもいいか?」
オウカ「折角なら複製したものを持ってみては?実戦で使うのはそちらですし」
セツト「確かにその方がいいか…「影武器 : 影打」おー複製できた」
オウカ「形はそのままですが反射がなくなってほんとに影で出来た武器と言った感じなんですね」
セツト「普通のいわゆる投げナイフとかよりも薄くしたのはなんでなんだ?」
オウカ「火力を上げるため研げるだけ研いだので薄くなってしまいました。その分性能は凄いですよ」
セツト「さて、ではコピー元の性能を見させてもらいますか」
曜黒石の投げナイフ R
STR +55
5/5
曜黒石の投槍 R
STR +40
5/5
貫通 35
…火力高くね?ナイフは使いやすいしコスパいいから火力低めって聞いてたんだけど?
セツト「火力高くね…この貫通ってなんだっけ」
オウカ「槍とかの貫通力のある武器につくステータスで、相手のVITを数値分無視するというものですね。」
テラー「まあ曜黒石で火力振りにしたらこんくらいは出るかな〜って感じではあるね。まあ作り手の腕が良かったってのも大きいだろうけど」
オウカ「お世辞は良いですって(照)」
セツト「いやほんとオウカには感謝してるよマジで。さて、これ複製したらステータスはどんなものかな?「影武器 : 影打」…」
影製曜黒石の投げナイフ R
STR +55
1/1
セツト「…まさかほんとに1になるとは」
ヒビト「多分これ内部値的には1下回ってるけど繰り上げで1保ってる感じだよな…」
テラー「投げるんだったらむしろ都合良さそうじゃない?耐久力って高いほど重い傾向にあるし」
ヒビト「んでもってこれが件の装備だ。」
牙王皮の軽鎧 UC
VIT +25
牙王皮のコート R
MID +10
内側にナイフを6本入れておける構造になっている
セツト「とりあえず1回実戦で使ってみることにするよ。なんかあったらまた相談させてもらう」
ビット「時間さえ会えばいくらでもそんなもの乗るわよ…まあ私はインしてる時間が皆より少ないけども…」
テラー「まあ働いてるししゃーないよそれはもう」
セツト「とりあえず今回はありがとう。それじゃちょうどそろそろ夜になるしフィールド出てくる」
テラー「私もたまには1個前のフィールドで夜狩りしようかな…」
セツト「そういやみんなは今どこにいるんだ?」
テラー「第4の街だね。多分イベント始まるまでに第5に行けそうって言う感じ」
セツト「遠いな…まあ追いつけるように頑張るわ」
テラー「待ってるよ!」




