第6話 生産職になろう
さて、生産職の人を紹介してくれるということで共同生産場という場所に来ました。結構な数のプレーヤーがいて賑わってるのだが……
セツト「さて、一応聞いておこう。紹介してくれる生産職の方はどなたかな?」
テラー「わったしー!」
セツト「何となく察してたよ!」
テラー「このゲームってLv10の時にサブジョブとして一つ生産職とか採集系の職に着けるの!ジョブの仕様は普通のジョブと一緒」
セツト「それでお前はなんのジョブなんだ?」
テラー「生産系の鍛冶師だね!」
オウカ「ちなみに私は研ぎ師と武器特化の鍛冶師の融合ジョブみたいなものの刃職人。」
ビット「私は自分の持ってる魔法を特定のアイテムに刻める魔道具士ね」
さて、前回の戦闘で私のレベルは格上だったこともあってか一気に3上がりLv10を達成しているよって今のステータスがこれだ
User:雪兎
Role:大鎌使い
Lv : 10
Tree:鑑定 3
火魔法 1
歩法 2
:大鎌 4
:近接戦闘 6
:魂術 2
:魔法戦闘 1
Stetas:
STR :25
VIT :5
INT :20
MND:5
AGI :30
DEX :10
鎌は使わなかったので伸びなかったのはいいとして近接戦闘が2伸びたのは嬉しいかも。ステータスは均等気味に振っておいた。回復に使っていた魂術もちゃんと伸びて、レアアイテムを立て続けに鑑定したからか伸びててとても疲れたが実りのあるボス戦だった。
テラー「てか、Lv10行った?」
セツト「お陰様で。」
テラー「じゃあいっそ今ジョブに着いちゃいなよ!」
セツト「ありだな、それ。なんかオススメあるか?」
ビット「セツトのPSとステータスなら細工師辺りがおすすめかも」
セツト「ふむふむ。どんなの?」
ビット「金属とかを魔力で細かく変形させてアクセサリーとかを作るジョブね。想像力と集中力が大切にはなるわね。それに、多分あなたの好みよ」
セツト「で、本音は?」
ビット「細工師が魔法を込めるための魔法陣を刻んでくれるとそこに魔法込めれるからいちいち市場から買い漁らなくてもよくなるし単純に材料費が下がるから利益率が上がるわ。でもあってそうなのはホントよ」
セツト「そこまでオススメしてくれるならばやってみるか。どうせ変えようと思えばすぐ変えれるし。どこでジョブにつけるんだ?」
テラー「通り向かいの生産ギルドで就けるよ!」
ビット「ちなみにこの生産ギルド、昔は各ジョブごとにギルドが乱立してたんだけど煩雑すぎて王に「まとまれ」って言われて今の形になった過去があったりするわ」
セツト「何その歴史……」
~生産ギルド〜
テラー「そこのカウンターでジョブに就けるよ」
セツト「そんじゃ行ってくるわ」
受付嬢「本日はなんの御用でしょうか」
セツト「Lvが10になったので生産ジョブに就きたい。」
受付嬢「承りました。就きたいジョブはお決まりでしょうか?お決まりでなければこちらでジョブの一覧と詳細を乗せた図鑑をお貸しできますが」
セツト「いや、決まってる。細工師に就きたい。」
受付嬢「承りました。こちらの水晶玉に手を乗せていただけますか?」
セツト「これでいいか?」
受付嬢「大丈夫です……完了しました。こちらが生産ギルドのカードになります。紛失いたしますと再発行にゴールドが必要なため起きお付けください。ジョブの初心者向け案内がありますが受講していきますか?所要時間は20分程です」
セツト「みんなー、チュートリアル受けてきてもいいか〜?」
テラー「いいよー」
セツト「ということで受けさせて貰えますか?」
受付嬢「承知いたしました。でしたら4番の窓口に行っていただき、初心者講座を受講したいと申し出て頂ければ受講することができます」
セツト「わかりました。ありがとうございます」
~4番窓口~
セツト「細工師の初心者講座を受けたいのですが」
受付嬢「承知いたしました。直ぐに担当のものが来ますので暫くお待ちください」
???「お前が初心者講座を受けたいというものか?」
セツト「はい。そうですが……」
アケミ「自己紹介が遅れたな。生産ギルド所属の細工師、アケミだ。よろしく頼む」
セツト「この度細工師になりました。セツトです。よろしくお願いします。」
アケミ「早速だが私の作業室へ来てくれ。そこの方が説明がしやすい」
アケミ「ここが私の作業場だ。少し汚いが許してくれ」
「早速説明を始めようか。細工師が何をするジョブかは知っているだろうから割愛させてもらう。」
「主に作業は3ステップだ。魔力を流し込んで均等に柔らかくし、魔力を動かして形を変え、魔力を抜くか霧散させて消す。この3つだ」
「説明するより見せた方が早いな。この屑金属でいいか。」
「まず金属に均等に魔力を流し込んで柔らかくするんだ。ほら、触れてみろ。柔らかいから簡単に形を変えられるはずだ」
「次に1番大変な工程、変形だ。今回は適当にリングでいいか……ほら、こんな感じだ。傍から見たら不思議な光景だろ?」
「あとは魔力を抜いて固くするだけだ。一連の工程では基本的に素材の性質は変化しないから面白いよな」
「アクセサリーを作った時に着くステータスは完全に素材と形状に委ねられる。細かく、安定したものであれば本来以上の力を引き出すことも可能だ。しかし、できるものの力は決められない。」
「ある程度スキルが方向性を示してくれるが、それを無視して作ることも出来る。なんなら方向性を示させないことも出来る」
「さて、これまでで質問はあるか?」
セツト「特には」
アケミ「なら実際にやってみるか。そうだな…これを使え。もう使わない素材だから潰しても構わん」
そう言って渡されたのは小指くらいのサイズの…多分これ鉄かな。
セツト「やるだけやってみます」
アケミ「何を作るんだ?」
セツト「このサイズですし…少し大きいですがリングですかね」
アケミ「2つ作ればいいさ。上手くわけれるかは技術次第だが」
ええと…まずはふたつに分けるか。方向性を示さない操作…マニュアル操作ってやつかな?だいたい真ん中に線を引くように魔力を通すイメージで…うーんだいたい3分の2くらいになっちゃったか。でも柔らかくなってるはずだから…よし、ちぎれた。あとは1度魔力を抜く…うーん少し残っちゃったか。
セツト「魔力を霧散させるってどうすればいいんですか?」
アケミ「ん?ああ。もみ消す感じで魔力の制御を手放せばいい。」
微妙に抽象的だな…あ、多分できた。作るものの方向性はこのタイミングで決められるのか…性能は気にしなくていいから作りやすそうな普通のリングでいいだろう。そしたら片方に魔力を通して…多分均一に通ったな。そしたらガイドどうりに細く伸ばして…丸めて…これで完成でいいだろ。もうひとつも同じようにっと
セツト「これでいいですかね」
アケミ「…君ホントに初めて?少なくとも私の見てきた初心者の中ではトップクラスだな」
セツト「そこまで言われるとなるとほんとに自分にこれがあってるんでしょうね。ちゃんと初めてです。少々想像力が強い自負はありますが」
アケミ「とりあえずキミに今教えられることはなさそうだな。ちょっと早いけど講習は終わりだ。ああ、そうだ。君レベルであればこれを作る日も近いとは思うが…お手本だ。手向けとして受け取っておくといい。一応それなりの質という自負はある。」
細工師の指輪 R
INT +10
細工師アケミの作った指輪。ミスリルを含んだ合金でできているため魔力を通しやすく、僅かに魔力増強効果がある。
アケミ「それを作れるようになったら来るといい。その頃には教えられることも増えているだろう。修了の証を渡しておくから他の街で受けてもいいさ」
セツト「ありがとうございます。これからも精進して参ります。」
アケミ「私もせいぜい抜かれないように頑張るさ」




