第112話 本戦その1 森へ行こう
セツト「テラー、先鋒頼む」
テラー「あいよ!っと、「来て」コミュ!、このキーホルダーサイズの浮いてる手、気にしといて。なんかあったらこれで伝えるから」
セツト「え?これ召喚獣なの?」
テラー「主人と遠距離念話できて時々動く呪いの手ってだけだよ」
セツト「とりあえずポジションはテラーの後ろにヒビト、オウカ、ビットの順で殿はやっとく」
ヒビト「了解!」
テラー「さて、適切な距離は取ったかな?「錆と霧の世界」っとあとは可能な限り薄く広く広げて……」
「さー引っかかってくれよ」
セツト「ん?なんか向こうほんのりと白いな?」
オウカ「多分テラーの霧とかじゃないですかね?」
セツト「成程、薄くても霧の中なら探知できたりするのかな?というかあんだけ霧薄く出来るんだ」
オウカ「テラー、強化イベの後霧の制御の練習頑張ってましたからね」
セツト「成程……でいいのか?いいか」
テラー「そろそろ前見えたパーティーの地点だけども……居ないね?逃げたかな?いや、これは……森に行ったか」
セツト「ん?なんか手が動き始めた」
オウカ「なんかあったんでしょうか?」
セツト「なんか伝えようとしてる?二本指で森を示してるから森に、サムズダウンだから敵が、一、つまり1パーティーが森に移動したってことかな?」
ビット「ハンドサインで伝えてくるのね……」
セツト「その反応的に初出なのね、この手」
ビット「前は小さな人形でやってたのよ。ただそれだと時々伝わらなかったからこの手を見つけ出して来たんでしょうね」
セツト「地道な努力を感じるな……」
テラー「よし、これで伝わったでしょ。それじゃあ前進っと」
セツト「しっかし昔VRFPSで使ってたハンドサインがこんなとこで役立つとは……」
オウカ「一時期すごいやってましたよね」
ヒビト「そんときオウカは不参加だったっけな」
オウカ「刀が使えるのならやりようはあるのですが……」
セツト「まあそればっかりは向き不向きがあるからな。お、また手が動き出した」
テラー「前方森の前でやり合ってるね。恐らく森に向かった1パーティーと森に一番近いとこにいたパーティ、残り一つの位置が分からないけれども多分森での戦闘を避けて別方向に移動した感じかな?ここまでで痕跡とかもなかったし森の外側を回って移動した感じと思われるっと。あーでもこの感じなら多分私1人で上手く漁夫して殲滅出来そうかな。よし、こんだけ伝えりゃあとは適当に位置詰めといてくれるでしょ。あとはいい感じに疲弊するのを待って……」




