第92話 名を得て
お待たせ致しましたー
ヒカル……。
ヒカル……ヒカル、ヒカル。
アタマノナカ、ゼンブガキンイロ……。
ワタシハナニ?
ナニダワタシハ……?
ナニカヲアタエラレタ……?
ナニガナニガ……?
ナニカヲ、ヨバレタ……?
ダレニ、ナニニ……?
トテモ、タイセツナナニカヲ……?
オモイダセナイ、ケド、デモ……。
……オモイダシタイ!!
ワタシハナニナノカヲ!!
ワタシハ……。
ワタシハ、ワタシハ!!
【鏡羅!!】
ズット、ヨバレテイタ。
ナマエ……ダイジナナマエ。
ミナサマニヨバレテイタ、ナマエ!!
ワタシハ……ミラ……鏡羅!!
(……ああ、そうだわ)
魂が……心が……研ぎ澄ます感覚。
足りない知識、思考がどんどん頭を巡っていく。
私は……宙と地の大精霊。
元は人間だったが、愛し子であり、聖女であり……大精霊と言う稀有な存在。
理解に行き着くと、私の身体を……さらに、金と銀の光が渦巻き、まとう衣服を法衣ではなく……それ相応の相応しいものへと変化させていくのだ。
『ミラジェーン=アクエリエス……だったものはもういません。私は、宙と地の大精霊……鏡羅』
鏡と金と銀の衣をまとった……不可思議な存在。
それが……形態変化をした、大精霊としての鏡羅に他ならない。
次回はまた明日〜




