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第73話 風の反省

お待たせ致しましたー

 色々あり過ぎた。


 ミラがきちんと大精霊になったのももちろんやけど……。


 神がいらっしゃらなきゃ……あんなにも、『膿』が生じるとは思わなかった。


 俺や龍羽(リュウハ)様達だけじゃ解決せんかった……。ミラを、そこまで傷めつけていた連中……ほんま、腹立つわ!!


 ミラが、フーと風呂入っとる最中。俺は……ムカつきと反省の情を交互に考えていた。


 ムカつくが、自分の力の無さには反省するしかない。


 好きな相手のためとは言え、無防備に突っ込んで『膿』の影響を軽く受けたからなあ?



「……はぁ。情けな」



 俺も風呂入ってさっぱりしたいが……ミラ達がゆっくり入っとるのに割り込むことは出来ん。


 てか、想いは交わせていないが……惚れた相手の身体見れるか!?


 ただでさえ……大精霊になる前から、美少女やのに!?



(無理無理無理無理!?)



 絶対……ぜぇったい、綺麗な身体のはずや。


 フーはなぁんも言っとらんかったけど……同じ女やから見放題やよなあ?


 創る時に、女の方が色々都合がいいだけで性別選んだだけやけど。



「……はあ。自分がうらめしい」



 同じ女だったら……こんな風に好きなことにはならんかったやろうし。ほんま、恋って凄いわ。


 とにかく、反省や反省。


 一旦、自分の部屋入ってベッドの上であぐらをかいた。


 行儀悪いが、俺の部屋やから好き勝手してええんや。



「……とりあえず。あの王族とやらはぶっ潰す」



 ミラを……あんなにも抱え込ませた連中や。


 もういっそのこと……当初、龍羽様と計画してた……『仕返し』を目一杯やってもええはず。


 とは言え、先に神が色々やられていたようやから……俺とかが手出ししてもあんまり意味ないやろうな?


 だからって、何もしないでいるのは絶対せぇへんがな!!



「……ミラは、もう俺らん仲間や」



 仲間を……蔑ろに扱った相手には、制裁を加えるだけじゃ飽き足りん!


 俺が好きな子やからこそ……その子を傷つけた相手には、何かしらの罰を与えなきゃなあ?


 今絶対、ミラに見せれん悪い顔しとるやろうけど……俺の腹は決まった!!



「……たしか、モーディアス? ちゅー王国だったような」



 水鏡を顕現させ、探知にミラからもらった魔力を少し加えると……向こう側が見れるようになった。


 んで、写ったのは……。



「……マジで、俺の意味ないやん」



 どこを写しても、死んではないがヒトが悶え苦しんだり泡を吹いたりしていた光景ばかりだった。

次回はまた明日〜

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