↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

118/147

第118話 朝シャン

お待たせ致しましたー

 風珀(フウハク)様には……進展が無さすぎると、少しばかり呆れられてしまったが。


 私としては、今くらいでちょうどいいと思う。


 何故なら……恋をするのも、そのお相手が出来るのも……私にとっては何もかもが初めてなのだから。


 正直に伝えると、風珀様はため息を吐かれた。



【……初心過ぎる】



 と、また盛大なため息。


 そこまで……なのだろうか?


 けれど、仕方がない。


 恋事情など、人間だった頃を含め……本当に初めてなのだから!!



「……申し訳ありません」


【謝らなくて良い。……けど、あれだね】


「はい?」


【最低、口付けは出来たんだ?】


「! …………は、い」



 たしかに。


 珀瑛(ハクエイ)様は……口付けがお好きなのか。


 想いを告げてくださった後も、今朝も。


 蕩けるような……ときめく口付けをしてくださった。心の芯が溶けそうで、身体が非常に悶えてしまいそうだったが。



【そう考えれば、一歩は進んでいるかな】


「……そう、ですね」



 まだまだここでの生活は始まったばかりなのに……たくさんのことが変わった。


 私自身も……周りのことも。



【となれば、もうひとつ!】



 風珀様が、何か思いつかれたのか指を立てて私に向けた。



「はい?」


【お風呂で磨きに磨こう!】


「……はい?」



 こんな朝から? と聞くと、風珀様は『朝シャンだ!』と断言されたのでお風呂に行くことになり。


 鏡を消して、服を脱いだ私を風珀様はじーっと見つめてこられた。



【ミラ、胸大きくなった?】


「……そうでしょうか?」



 緑斗(リョクト)様方のようではないと思うが……大きくなっているのであれば、珀瑛様は喜んでいただけるだろうか?



【大きい胸には夢が詰まっている。男は特に喜ぶもの!】



 特に、主はミラに首っ丈!


 と、断言された風珀様にお風呂に連れられ……泡風呂などで、たっぷりと身体を磨かれてしまった。ほんの少し痛いくらいだったが、湯に浸かると溶けてしまいそうになった。



(……胸が大きいと、良いことがある?)



 それはつまり……睦み事と関係が?


 まだとは、珀瑛様もおっしゃってくださったが……寝室を共にすると言うことは、いずれはそうなるはず。


 のぼせないように、考えながら湯に浸かるが……いつもより、ぬるく感じたのだった。


次回はまた明日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。