おまけ
人物紹介です。
編集頁に置いてたのですが、邪魔になったので載せておきます。
皆やってるから、俺もみたいな感じです。すいません。
本編もそろそろ佳境です。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
日野幸陽
高校一年生。愛称はコーヨー。五年前に母を亡くしており、父と二人暮らし。兄弟はいない。
幼馴染の熊野の家に、食事などでお世話になっている。
あまり愛想のいい方ではないが、実際は義理堅く、優しい性格。芽衣の言では「お人よし」
幽霊森に一人で入ったり、メルヘルを見てもあまり動揺しないなど、意外に肝っ玉。センスが悪い。
名前は「蒼穹のファフナー」の「春日井甲洋」から。
メルヘル
自称ユニコーン。日野達の町の、いわくつきの森に一頭で住んでいる。温厚で理知的。
日野の優しい性根を気に入り、邂逅以降仲良くなる。年齢、性別ともに不明だが、日野はその声質と、母に似ていることから女だと推測している。
この物語のキーホース。謎も多いが、決して悪いモノじゃない、とは日野の感想。
馬と同列視されると怒る。和菓子が好き。
名前は作中にもあるように、メルヘンをもじったもの。
熊野誠司
日野の幼馴染で、高校に入ってからも同じクラス。少し肥満気味。
一見大人しいだけの性格に見えるが、他人の感情の機微にも敏感で人見知り。よく言えば繊細、悪く言えば引っ込み思案。彼の優しさは伝わる人には伝わる、と妹の芽衣は分析。
幼馴染で親友の日野や妹の芽衣にさえ、時折遠慮がちな態度を取る。好物は甘いもの全般。
あだ名は、「熊野」と「ふとっちょ」をかけあわせて日野がつけたもの。馬鹿にするのではなく、あくまでも親しみを込めて呼ばれるので、本人は気に入っている。
熊野芽衣
兄と同様、日野の幼馴染。幼稚園から一緒。活発で裏表ない性格。
日野のことはもう一人の兄のように思っているが、異性としても好き。あまり長い髪を好まず、いつも肩口あたりまでしか伸ばさない。日野とは一つ違いの中学三年生。
意外と色んなことを考えていて、色んなことに気が付く。幼馴染三人組の中では一番のしっかり者。魚介類が好きで、寿司は別腹。クマの妹だからパンダだと、勝手に思った幼き日の日野にそれっぽいあだ名、メイメイをつけられた。本人は嫌がってはないが、日野のセンスを憂いている。「となりのトトロ」メイから。
木田奈美
日野と同じクラスの同じ班。日野の斜め前の席。高校になってから日野と知り合う。
二、三度言葉を交わす程度の仲だったが、幽霊森の件以降仲良くなる。
優しく、自然体で接してくる日野を憎からず思っている。友人の湯原には親愛を感じながらも
不信と不満も併せ持っていて、新たな交友と湯原との関係の潤滑油に、日野と仲良くなりたいというやや打算的な面もある。熊野同様甘いものが好き。文芸部。
名前は現ヤクルトスワローズ在籍、木田優夫投手から。(初期設定は優子:)
湯原早紀
日野と同じクラスだが、幽霊森に行く以前はほとんど話したこともなかった。
良くも悪くも幼い性格。日野のことはつまらないヤツだと思っていたが、次第にその優しさや飾らない態度に惹かれていく。広い交友を持つらしいが、中学から知り合った木田のことを一番の親友だと思っている。アイスクリームと鍋料理が特に好き。
日野幸治
日野の父親。敏腕サラリーマンで、流通関係の仕事に就いているらしい。夜勤と昼勤が交互の勤務形態で、家に帰るよりも会社で寝泊りすることが多い。
妻の死後、あまり笑わなくなった息子のことを誰よりも心配している。聡明で優しい父親。
性格のモデルは日野同様「蒼穹のファフナー」の真壁指令。
日野陽子
幸治とは大学時代に知り合って、三年の交際を経て結婚。その一年後幸陽を授かる。
五年前に乳がんのため他界。彼女の死はこの物語において、日野に懐古と暗い翳を落とす。