ただいま装備屋、キャラ濃し受付
「くしゅん、くしゅっ!」
工房への石畳の道を一人歩いていると、またくしゃみをしてしまう。
はー、風邪かな?
ヤバいなぁ…… レイド用に最高のコンディションにしときたいのに。
――――いや、冷静に考えると一応ゲームの中なのにくしゃみ止まらんのヤバくないですか?
しかもこの身体生後3日とかなんですが……
「ハッ、逆に赤ちゃんに無理させすぎたから身体壊してる説!? うーん、これは有り得るな……」
そんなどうでもいいような事を考えながら歩k……
「くしゅっ! 」
いやぁ、止まんねぇっすわ!
本当にどうしてだろう? とヘルプで『身体 風邪気味 くしゃみ』と打ち、検索。
うーん、ふむふむ……
どうやらこれは噂システムと言う物らしい。
他人がプレイヤーの事を噂すると、くしゃみが出るのだとか……
いや、迷惑だな!
噂されるのは冒険者的に嬉しいけど、どうせ虐殺魔とかなんとか言われてるんだ!
うわぁ…… リアルタイム陰口…… 心が痛いですわ!
こんな機能オフにしてやる!
等と供述し、一向に止まらないを設定をオフにすることによって対応。
「あー、すっきりした!」
と、まぁそんな感じでわちゃわちゃしながら道を歩いていると、懐かしい(一日ぶり)の建物が見えてくる。
店の前に立ち、昨晩開いたドアを開ければ……
「いらっしゃいマセ。ご用件はなんでしょうカ?」
「おん……? メイドロボット……?」
そこにはアンドロイドチックな、メイド服を着た女性(?)が。
テツウチやそれに類する、他の工房の人達が出てくると思っていた僕は面食らってしまった。
「あー、木工工房に装備を依頼していた者なのですが…… あっ、ライトって言います。って、うわっ!」
「確認チュウ―――― 照会、完了致しまシタ。ライトサマ、ですネ。ご予約確認しまシタ。右手の扉を開けて木工工房へどうゾ。」
用件を伝えて名乗ると、彼女の目からビームが出てきて僕の身体をスキャンする。
思わず仰け反る僕に構わず光が僕の全身を舐めると――――
彼女は案内をぶちかましてきた。どうやらあの光は予約確認だったらしい。
一瞬マジで攻撃かと思ってしまい、僕の手には無意識に【氷矢】が……
危ない危ない……
「わかりました、ありがとうございます。そういえば、お名前は?」
「メイディ_873と申しマス。ここへは『忙しくて接客まで手がまわんねぇぜうおぉぉお!』と仰られたテツウチ様のご注文で参らせて頂きました。」
なるほどなぁ……
職人もして、受付もしてだとこの移住者ラッシュに追い付かないから、メイディさんが来たと……
「あっ、教えて下さりありがとうございました!」
「イエイエ。」
「それじゃあ入りますね!」
メイディさんに感謝の言葉を伝えてその場に残し、僕は木の扉を開ける。
さぁ、ご対面だ!
「おらっ、お前注文ができねえとはどう言った了見だ!?」
「今、予約で一杯なの! むーりよ無理ー!」
「あぁん? くそっ、NPCの癖に偉そうにしやがって! おっ、ここに良さげな弓があるじゃねぇか。コレ、貰ってくぜ!」
「ちょっ、やめて! それはライ…… お客様のよ!」
え? またですか?
ちょっとエルフ姉さん絡まれ易すぎじゃないですか?
ってか……
「僕の弓に勝手に触ってんじゃねぇよ!」
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毎日投稿しないとpvがめちゃ落ちると僕は知っているので、頑張って書きます。書きました。




