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おらぁジャンキーやけぇ……

「いやぁ…… どうしようかなぁ……」


  ログインしたはいいものの、僕は悩んでいた。


  拙者は強く…… 成りすぎてしもうた……


「何をしよう? 」


  昨日一日で、僕は結構濃密な経験をした。

 

  他にレイドボスから逃げ切った人や、プレイヤー中で初めて進化した人、全プレイヤー中初めてレアボスの中のレアボスを倒した人が居たら逆に声をかけて欲しい。

  パーティーを組んで、一緒にもふもふを愛でながら最強を目指そう。


  ……まぁ一番なんて一人しかいないんですけれども。


  もしかしたら、一日ぶっ通しでレベリングした人にはステータスの面で負けてしまうかもしれないけど……

 

  前世で培った経験から、戦闘になったら負けるとは思えない。


「あぁ、憎い。私の強さが憎い…… 」


  氷獄鴉を倒すと決めた以上、強くなることは全く悪いことじゃあない。

  でも出すぎた杭は打たれないが煙たがられる。ゲームバランスを崩壊させてしまうからね。


「はぁ…… 今から戻ってぴちょ丸と遊ぶのもなんか違うしなぁ……」


  頭を抱えうんうん唸ってしまう。


「はぁ、こんなことしてても時間の無駄だね。インベントリの整理でもしときますかぁ……」


  と言っても、中に入っているのはクズみたいな素材類だけ。

  使える素材は全部エルフ姉さんに預けちゃったからなぁ……


  と、そんな中見覚えの無い緑の鍵が一個。


「《東草原地下迷宮鍵》? 」


  手に入った順番的に、黒金兎のドロップ品みたいだ。

  めっちゃ重要そうなアイテムなんだけど、胃袋回収やら、色が草に同化してたっぽいことから完璧に見落としていた。


「これは…… 行くしかないのでは?」


  さて、前世での僕の職業とその業務内容を答えよ。


  ……迷宮狂いの冒険者ですね。

 

  最後にダンジョンに潜ってから15年。そこで死んだことに変わりは無いんだけど…… 正直欠乏してた。ダンジョニウムが。


「うへっへっへ…… 」


  強くなりすぎただと? 今日はレイドまでゆっくりしておこう?


  そんな物は関係ない。そこにダンジョンがあるのだから。理由はそれだけで十分だ。


「よっしゃあ! 僕はダンジョンに帰るぞぉ!!」


  特に重点的に育てている訳ではない…… されどパンピープレイヤーよりは遥かに早い速度で街を駆け抜る。


「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ! 」




  ……取り乱しましたね。はい。


  街ですれ違った他のプレイヤーの僕を見る目が痛かった。氷獄鴉未満 黒金兎以上くらいのDPSが出てた。

  そんな物に晒されたら、どんな猛者でも数十秒で心が軋む。


「はぁ…… やっちゃった。」

 

  肩? 羽の付け根? を落ち込ませつつ、人目を避ける様にして到着しました東の草原。


「取り敢えずここで鍵を出してみてっと…… どこで使うんだこれ」


  と、愚痴りつつインベントリから鍵を出した瞬間!


「うわっちょっ! 」


  物すんごい見えない力で、鍵が引っ張られる。


「はっ、ほっ、うわちょっと! 」


  慌てて足を回しコケてしまうことは回避するが、気を抜いたらすぐにでも体が持ってかれそうな程に強く牽かれる。


「あーーー、前に兎! 兎いるからぁ!!! 」


  鍵はただ真っ直ぐに、真っ直ぐに進んでいくだけ。


「轢いた! 今轢いちゃたよ!! おい鍵ぃ!」


『レベルがアップしました。スキル【蹴り技】を獲得しました。称号《無自覚な悪》を獲得しました。また、職業が進化可能です。進化先を選んで下さい。』


  進行方向にいた兎を蹴っ飛ばしたところ、運良く? いや、運悪く倒してしまったらしい。

 

  蓄積経験値も使ってのことか、レベルがアップする。まぁそれはいい。


  職業《魔弓師見習い》が進化した。15レベル目だもんね。それは来るよね。


  でもさぁ、称号君……


「僕は悪じゃないからあああああ!! あああああ!!」


  悲鳴を上げると同時にいつぞやの中央円形広場に到着。


  鍵は急停止し、その結果……


  僕は慣性に従い、前方に投げ出された。


  ああああああ!!!


 

読んで頂きありがとうございました。面白かった! 続きが気になる! 等々思われた方は、良ければ『評価』『ブクマ』『感想』お待ちしております!


本日の日刊は7位、連載中に限りますが総合で200位ちょいと、夢みたいな成績を叩き出せました。


__読者の皆様、応援有り難うございます。


一週間疲れたので今日も更新しません。模試あるので土日もです。月曜からは普通に更新するので、星をかき集めて僕を迎えて下さい。……冗談です。気軽にお待ち下さい。更新しない日は割烹書くので、是非一読を

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