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到着、複合型武具屋

本日大更新祭り実施予定。1/?

「おう、オレはテツウチ。この街一番の鍛冶屋様だ。お前らは?」


  そこら中に武器や防具が掛けられている店内で、先ほどのハイテンション髭もじゃはそう名乗った。

  名乗られたら名乗り返さなきゃ。


「あー、僕はライト。こっちは……友達? のホノカです。」


  ホノカが少しボーッとしていたので、ついでに紹介しておく。

  大丈夫だよね? 僕だけが友達と思ってるとかじゃないよね?

 

  少し照れ臭くて、ちょっと辿々しく紹介してしまったら、テツウチさんが悪戯っ子の目をしてからかってきた。


「なんでちょっと詰まったんだよ。あ? 彼女なのか? 恥ずかしいのかぁ? ほらほらっ」


  その小柄な体で、僕のお腹をツンツンしてくる。


「はー、若けえ奴はやっぱ面白いなぁ…… んで、用件はなんだ? 金さえ出してくれりゃあ完璧な装備を作ってやるし、弟子入りは無料でさせてやる。どっちだ? 」


  ホノカが掲示板で見た話しは、おそらくこの弟子入りってやつなんだろう。


  多分師匠に学んで技術を会得するとスキルになる。で、進化先が出てくるって感じだろうな。


  でも、当の本人は店に入ってから今までの一分ちょい、フリーズして動かない。


「おーいホノカ、ホノカー? 大丈夫?」


  呼び掛けても動かないので、肩を軽くポンポンする。

  それでも動かない。


「おーい! 」


  もっと強い刺激が必要だろうか? でもこれ以上やったらセクハラになってしまうっ!


  どうしたものかと考えていたら、テツウチさんがいつの間にか行っていた店の奥から、メイスと盾を持って出てきた。


  ……あっ、これヤバいやつだ。


  テツウチさんがメイスを振りかぶったところで、僕は耳を指で塞ぐ。


  ガッシャァァァァンッッッ


  塞いでいても鼓膜が痛むほどの爆音。

 

  こりゃダメージ入ってるな……


  そんな物をなんの防御もなく喰らったホノカはと言えば……


「ッッッッッッッッッ……」


  声にならない悲鳴を上げていた。


「うっわ…… 流石にやりすぎでは? 」

「す、すまん…… 流石にオレもここまで鳴るとは予想していなかった。」


  あわてふためくホノカに回復薬を飲ませ、背中をさする。


「大丈夫だよホノカ…… 怖かったね…… 」

「うん、うん…… 」


  泣きそうになる彼女をあやすこと3分。ようやく落ち着いた様で、ホノカは話し始めた。


「あっ、あの…… 私ドワーフがとっても好きで! 初の生ドワーフにちょっとテンションが振りきれて昇天してて…… もう大丈夫です。取り乱してすみません。」

「おう、嬢ちゃん。俺こそすまなかった。やりすぎちまったな…… 」

「い、いえ…… 」


  お互いになんか小さくなってしまっている。


「ライト、背中さすってくれて有り難う。安心した……」


  聞けば彼女はファンタジーな物作りが大好きで、幼い頃からそんな感じのライトノベルを読み漁っていたらしい。

  それで、そういう話の代表的登場人物、ドワーフに強い憧れを持ったとかなんとか。


「キャラクリの時もドワーフにしようかどうしよっかって数十分悩んじゃって……」


  それからホノカはドワーフについて熱心に語り始めた。

  まぁ兎に角鼓膜ショックから立ち直れたようで良かったよ。


  話を聞いていたテツウチさんもシュンとした状態から、怒涛のドワーフアゲを聞いて嬉しそうだ。


「嬢ちゃん、本当にすまんかった…… そして有り難う。他のドワーフ仲間も喜ぶだろう。んで…… ここまで熱い、ということは入門だろ!?」

「うん、木工工房にねっ!」


  おっと、テツウチさんがまたみるみるうちに沈んで行って……


「いや鍛冶屋じゃないんかい!」

読んで頂きありがとうございました。面白かった! 続きが気になる! 等々思われた方は、良ければ『評価』『ブクマ』『感想』お待ちしております!


現在ストックは残り4話です。が、平行して書いていくので多分もう少し増えます。

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