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飛べないトリビト  作者: アルグ
第十話『敵対』
109/111

もしもの時は使って下さい



「待ちなさい。

ジャンヌの屋敷に行くならニードも連れて行くといいでしょう」


「ニードを?」


フランツの提案に思わず聞き返す。


「何やら良くない気配がします。

ですが。くれぐれも目立つ行動は控えて下さい。もし何かあれば僧兵を呼んで対処した方がいいかもしれません」


そう言ってフランツは懐からペンダントを取り出す。


「これはジャンヌの命石です。もしもの時は使って下さい」


彼の手に乗っているペンダントは弱弱しい白い光を放っている。


「使うって…どうやって?」


ノワールがそれを受け取るのを見ながら聞くと


「本人の近くにいってこの石に呼びかければ生きている限り共鳴し、意識がない時も起こす事が出来る」


ノワールが答えながら首にかかっているチェーンの1つを外し、私に渡す。


「これは?」


まるで空の蒼のように美しく透き通るような蒼の水晶。


「俺の命石だ。握りながら目を閉じ、心の中で俺を呼んでみてくれ」


言われたとおりに私はノワールの命石を握り、目を閉じた。


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