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飛べないトリビト  作者: アルグ
第十話『敵対』
103/111

私が死んじゃったら…

「ノワール…」


嬉しかったけど…悲しかった。

ノワールは私が先に…死ぬって分かってて私を愛してくれた。


「私が死んじゃったら…ノワールは…ノワールはどうするの?」


「俺と君の子を責任持って育てる。そして君の墓に毎日花を添え、守り続けるよ。俺の命が終わるまで」


「ぅ……」


ブワッと涙が溢れた。そこまで…そこまでノワールは私の事を…。


「……いいのに…そこまで…しなくて……新しく、好きな人が出来たら…寂しくないように、結婚してもいいよ…」


私が死んだ後、何百年もノワールは一人ぼっちになっちゃう。そんなの寂し過ぎる……。


「だったら、寂しくならないように君との思い出をいっぱいくれ。

俺の子をいっぱい産んでくれ」


「…ノワール…うんっ」


先の事は分からない。

でも、私がノワールを愛していて…ノワールも、私以上に私を愛してくれている。

それだけは分かる。


「…体が冷めただろう?一緒に風呂に入ろう。すぐ脱いで来る」


「うん…」


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