ジョーは幸せである!
「ジョー」
「おかゆだよー」
桃華がお盆におかゆを乗せ・・・・・
桃華の姿はセーター・・・・
スカート黒のストッキング・・・・・
銀の髪はサイドテール・・・・
可愛らしい最高である・・・・・
木の扉を滑らせ・・・・・
「桃華」
「悪いね」
丈は風邪でダウン・・・・
桃華謹製のお布団に入り・・・・・
自室で寝込んでいる・・・・
上半身を起こし・・・・
桃華は直ぐ近くに座る・・・・
「うーん」
「ちょと熱いね」
「かもね」
「そうだ」
桃華は良い事を思いついたと・・・・
レンゲでおかゆを少しすくい・・・・
「フーフー」
息でさまし・・・・・
「アーン」
丈は戸惑うことなく食べる・・・・
「あーん」
「美味しい」
「うんうん」
「どんどん食べてね」
「はーい」
桃華がさまし・・・・
丈は食べる・・・・
そんな素晴らしい一時は瞬く間に過ぎ・・・・・
「いただきました」
「よかった」
近くに置いてあるお盆に空のお茶碗とレンゲを置き・・・・
「じゃあお薬」
「ええー」
桃華はもうーと・・・・
お姉ちゃん表情で・・・
「もう」
「大丈夫」
紙の小さい袋に・・・・
二つの錠剤が入っている・・・・
「お姉ちゃんお手製なんだから」
「苦くないようにと錠剤だし」
紙袋を丈に渡し・・・・・
「はいさゆ」
桃華はコップを虚空から取り出し・・・・
適温のお湯を注ぐ・・・・・
ならおかゆが熱いのおかしいと・・・・
ふっ・・・・・
理由は桃華があーんしたかったからである・・・・
丈は愛されてるね!
そんなこんなで・・・・
丈は正月早々お世話されている・・・・・・
お読み頂き有難う御座います。




