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少女たちのラグナロク   作者: 真波亮太
2/2

第2話 

そうして新幹線は速度を落として新横浜に入線した。

そうして窓の外には神奈川県警察が来ている。

そうしてあかりがその神奈川県警察に問いかける。


「ねえ、伴蔵警部はどこにいったの?」

「それはあちらの方が話すと言っておられます」


そこにいたのは榊原旅団長だった。

そうして手招きされる。


「今、ここでは話せません。防衛省の私の部屋へ行きましょう」

「咲ちゃんとかはどうするんですか?」

「予定通り新宿の魔法高校に行ってもらいます。言ったらエライ事になりそうですから」


そうしてあかりはその部屋に連れていかれた。


「話通り話してください」

「結論からいいます。伴蔵君は行方不明になりました」

「ど…どういうことですか?」

「詳しく言いますと…()()()()()()()()ことがわかりました」

「そんな短時間に国内を出れるわけがない…」

「私もそう思うのですが…これが事実です」

「咲さんにはどういえば…」

「本当のことを言うのもためらわれますし…何年間かアメリカに出張に行っていると言っといてください」

「わかりました…」


あかりが防衛省を出る頃には空は真っ赤になっていた。


「ねえ………どうしたの……伴蔵君……早く帰ってきてよ…………………………」


そうして伴蔵の代わりにあかりが顔をちょろちょろ出す係になった。


「あかりさん、お兄ちゃんはどこへ」

「アメリカに何年間か出張だって」


あかりはすごく胸が痛い。嘘を言わなければならないことが。


「もー、新幹線を飛び出してまで行かないと行けない事だったの?」

「そうだね。もー警部の馬鹿」

「あかりさん、なんで泣いてるんですか?」


確かに頬をつたうものがある。それが涙だということにあかりは気づくのが遅れた。


「はは、なんで泣いてるんだろうね。わたしもわからないよ~」


とは言いながらも涙が止まらない。こんな所を咲ちゃんに見られたらいけない。


「ごめんね~、調子が悪いみたいだから先帰るね」

「送って行きましょうか?」

「大丈夫だよー」


そうしてあかりは走るように玄関に行きブーツを履いて出ていった。


「あ…行っちゃった…あかりさん、誕生日だったからみんなで買ってきたハイヒールあげようと思ってたのに」


道端で


「伴蔵君がいないと生きていけないよお…」


その頃、新ソ連では…


「標的を捕獲してきました。大統領」

「よろしい。下がりたまえ」

「はっ!」


「さて、こやつをどういう風に使おうか」


日本の防衛省で榊原は会議に出席していた。


「諜報軍はわかったことを話してください」

「はっ!独立武装大隊の河陽少佐は新幹線内で新ソ連軍と格闘、そして新幹線から出て愛知県内の山で格闘した所まで分かっていましたが、そのあとの足取りがわかりました」

「わかったんですね」

「はい。河陽少佐は新ソ連軍の魔法『シュセイ』にかけられ、新ソ連国内に瞬間移動され、そこから大統領の家に連れて行かれた模様です」

「よくそんな詳細がわかりましたね?」

「はっ!新ソ連国内の協力者が催眠術をかけられた河陽少佐を大統領の家に持って行った所を見たそうでそこから推測される結果が今話したことです」

「わかりました。で、なんですか、空軍代表」

「河陽少佐の大統領の使い方です」

「それがどうかしたのですか?」

「使い方によっては対策をしなければならないかと」

「確かに、でも空軍はいりません」

「何故です?」

「今の時代、戦闘機はミサイルで撃ち落とせます」

「ぐぬぬぬ…わかった!この件については空軍は関与しないからな!」

「それで結構です」


空軍代表は顔を真っ赤にさせて出ていった。


「本当に大丈夫なんですか」


海軍代表が聞く。


「大丈夫ですよ。事実ですから。そして陸軍には防壁使いがいますから」

「そうですか。榊原旅団長及び松本陸軍統帥長」


松本陸軍統帥長は架空の人物で偽名。

そう、榊原のもうひとつの役職、それは『陸軍統帥長』であった。

なぜ架空の人物を作ったのかというと、陸軍はの役職は1人が兼用してはならないというものがあるからだ。

今回の榊原は特例中の特例で兼用してもOKなのだか、本人が兼用しているということがバレたくないらしい。

このことはひと握りの人間しか知らない。


「多分今回新ソ連軍は瞬間移動を使う者と戦艦に乗ってくるものがいるでしょう。海軍はその戦艦をせき止めて欲しいんです」

「何故そんなことが言える」

「私の勘です」

「……………まあいいでしょう。せき止めましょう」

「ありがとうございます。」


そのあとはたわいもない話になった。


咲達は魔法高校で魔法と能力を使わない弓道部に入ることにした。

その理由は精神統一のため。

(まあバンドも活動出来ないしね)

そうして矢を引き続けていた。


で咲とあかりは防衛省のある一部屋に呼ばれた。


「重要なな話があります」

「なんですか?」

「あかりさんと伴蔵は結婚することを許可します」

「ちょ…ちょっと待って下さい。お兄ちゃんの親は私の親なはずです」

「そうですね。普通はです」

「??」

「実は…伴蔵君は私の弟です」

「ど…どういうことですか?」

「私と伴蔵、あとの3人は話すのを控えますが…五つ子です」


これには咲は反論出来なかった。なぜなら榊原と伴蔵は実際顔たちが似ている。


「ではなぜ…お兄ちゃんは…こちらに…河陽に来ることになったのですか?」

「それは1人だけ男で…お母様が嫌っていたからです」

「確かに…榊原家の家系は全員女子だ…」

「そしてもう1つの河陽家の養子に入れた理由、それは魔法力より能力の方が勝っていたからです」

「榊原は魔法の家系…そこに能力がいたらおかしい…ですか」


そこで咲は閃く。


「通り魔に襲われたのは全員女子と聞きました。ってことは榊原さんの4人が襲われたように見せかけた」

「よく出来ましたね……ええ、そうです。お母様が私達を刺したように見せかけて事件を捏造したんです」

「そうして正式に養子に入るように仕向けた」

「ええ、もう河陽家にはお母様は計画を話していましたから」「そういうことですか」

「ええ、そういうことです。でお母様は死にましたから私が当主です」

「それでどうしたんですか?まさかそれだけではないですよね?」


咲はまあまあ怒っている。あかりもまあまあ怒っている。


「伴蔵君には申し訳ないと思ってます。そこで伴蔵君が帰ってきたら当主は伴蔵君に譲ろうと思ってます」

「まあまあそこは当主が決める…ってお兄ちゃんは…」

「榊原家に正式に復帰します」

「……………………………………………………」

「咲さんは例外として河陽家に残るか榊原家に来るか選んでもらいます。期限は伴蔵君が帰ってきてー週間です」

「ちょっと待って下さい」

「河陽家にはもうこのことは話しています」

「わかりました」

「あ、あと咲さんとあかりさんに報告が1つあります」

「なんですか?」

「伴蔵君は新ソ連軍の大将としてもしかしたら帰って来そうです」

「なんですって!?」

「その時にはあかりさん、咲さんお願いします」

「待って下さい。お兄ちゃんはアメリカに行ったはずでは?(あの時点で行くのはおかしいけど)」


だが榊原はそこを変えない。


「ええ。アメリカに行っている時に連れ去られたみたいで…」

「わかりました。お兄ちゃんを取り戻すためなら」

「それなら私も行きます」

「お願いします」

「こちらこそよろしくお願いします」

「こちらでは榊原家全員出動します」

「わかりました」


そのころ新ソ連のサンクトペテルブルクでは


「日本に1週間後に戦争を仕掛ける」

「大統領の仰せのままに!で、それでどういう作戦にするのですか?」

「まず、迅速に太平洋に展開し、アメリカの動きを止め、

そこから私達が直線で東京に行き、大半を叩いてから掃討戦に当たる」

「はっ!時間はどうしますか?」

「1週間後の1〇〇〇に開始する!」

「はっ!」


その頃米国のワシントンでは


「なんだ?」

「特別編成部隊総隊長のミリンダです」

「入りなさい」


そうして大統領の机の前に立つ


「さっき日本の姉からこんなものが届きまして」

「唯希君か」

「はい。その通りでございます!大統領」

「どれどれ?見してみろ」


それは米国陸軍と大統領しか分からない暗号で書かれていた。


『親愛なるミリンダへ

ミリンダ、元気ですか?私は旅団長として元気でやっていますよ?

いつも電話で話をしてる(大統領・首相公認)ので手紙のだし方がよく分かりませんでしたが何とか手がを出すことが出来ました。

今回は電話ではできない電話があるので出しました。

それは伴蔵が新ソ連に操られて新ソ連と共に日本を攻めるという話を聞いたからです。

それで姉としてのお願いですが伴蔵と日本を助けに来てくれませんか?

お願いします。

日本軍陸軍総隊長兼独立武装大隊旅団長 榊原 唯希大佐』


「で君はどうするつもりだい?」

「それはもちろん助けに行く所存であります!」

「わかった。じゃあ特別編成部隊は日本を助けに行きなさい

これは命令です。」

「はっ!仰せの通りに」

「あと何部隊かなにかいるか?」

「出来れば飛行機が欲しいのですが」

「よかろう。非常事態だ。欲しい分だけ持っていけ」

「でも…」

「大丈夫だ。空軍には後で俺から書類を送っておく」

「ありがとうございます!では失礼します!」


そうして走り去って行った。


「まあ、自分のやり方で頑張りなさい」


そうしてその米国に手紙が届いてから3日後、茨城県の水戸基地に米国軍一行が到着した。

もちろん榊原の3人が出迎えた。


「おかえりなさい。ミリンダ」

「ただいま、唯希」

「おかえり、ミリンダー」

「咲智は相変わらずだな。ただいま、咲智」

「おかえり。ミリンダ」

「なんだなんだボソッと!まあただいま。美紗希」


そうしてそこの一室で


「で今回はなんでだ?唯希?」

「咲君を守ろうとして伴蔵君がどうも新ソ連の罠に引っかかったということらしいです」

「確かに伴蔵らしいな」

「そだね」

「で今回どうも伴蔵君が利用されるらしい」

「はあ…あいつを敵に回すと実に厄介なんだがなあ…」

「多分東京に直で来るはずです。予想では」

「ってことは私達はその予想が外れたときのの防衛部隊か」

「ええ。そうです」

「わかった。まあ私は西日本守るわ」

「じゃあ私は中ー部ー!」

「じゃあ東北」

「決まりましたね。ではお願いします」

「わかったよ!」

「わかった」

「了解」


米国は魔法を研究している。そのせいで米軍は「魔法軍」と呼ばれる時がある。


ミリンダの得意魔法は貫通魔法である


最高級魔法「スルーアロー」


直訳すると「貫通矢」である。

その対象物だけを射抜くという魔法である。

なぜならこれが最高級魔法になっているかと言うと威力もそのときどきによって変えれるし、何より対象物以外の物や人のとき、矢は空気にまで分解されて通り過ぎた時にまた戻るので大丈夫なのである。

だか、その点、米国からだと中国までしか届かずモスクワとかを狙う時は日本の福岡で撃ってやっと届く(伴蔵の場合「最高峰能力」に分類されてどこでも届いて無敵だが、伴蔵は使いすぎると演算する脳の一部のキャパシティが無くなり、能力を使えなくなり攻撃されると死す)という欠点はある。


榊原一家は新アメリカの日本によって作られた「人形」であった。

その影響で馬鹿ほどに強いのである。


ただ、唯希だけは国にいじられなかった。

なぜなら調整する時だけいつも

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