89. 優剛の回復魔術
前回のお話
肉体言語。
回復魔術士の1歩目。
優剛が異空間から出した食事を全て食べ切ったハルが優剛に告げる。
『私にも果実水。』
「御意。」
優剛は水が入っていた器を魔術で綺麗に洗って果実水を注いでいく。果実水が水と混ざって薄くなってしまっては味が落ちしまう為、器を丁寧に乾燥までしている。
ハルは果実水を飲み干して、満足そうに口元を前足で器用に拭っていく。拭っては前足を舐めて、再び口元を前足で拭う。
(小さいドラゴンなんだけど動作が猫なんだよなぁ・・・。)
鳴き声も「にゃあ」である。
満足したハルは優剛の背中に跳び乗って、尻尾を巻き付けて肩に顎を置いて目を閉じる。優剛はハルの頭を優しく撫でてから立ち上がって、怪我人が集まっている先ほどの天幕に戻っていく。
優剛が天幕に入ると、再び新しい軽傷者が待っていた。優剛が治療した者たちから話を聞いてきたようで、天幕の入り口付近で立っている優剛の横を抜けて、次々と軽傷者が集まっていく。
「早く治療して下さい。」
優剛は入り口付近にいた回復魔術士をサポートしている男性に、腕を掴まれて軽傷者の群れの中に放り込まれた。彼は先ほどの優剛が治療している光景を目撃していた数少ない人物で、回復魔術は使えない見習いである。しかし、天幕を訪れた怪我人を見て、怪我の程度を確認、そして軽傷者と重傷者に仕分けするような作業をしていたのだ。
「なぁ、兄ちゃんが凄腕の回復魔術士か?」
「いや・・・、どうなんでしょう・・・。」
「なんだよ。兄ちゃんじゃねぇのかよ。俺の折れてる左腕治るかい?これじゃ盾が持てねぇよ。」
「腕があれば治ると思いますけどねぇ・・・。」
新しい腕を生やす。これは優剛も出来なかった。自己治癒力の強化では限界がある。
それでも優剛は再生医療を諦めてはいないが、未だに良い案は浮かんでいない。この辺りの医療技術は、毎日病院で症例数を増やしている麻実に期待している。
そんな会話をしている内に優剛は左腕が折れているという男性から離れる。当然、男性は慌てて優剛を止める。
「おい!兄ちゃん!ま・・・、ん?」
繰り返される数十分前の光景。
怪我したなんて嘘つくんじゃねぇ。そして、咎めた者も同じように後ろで待っている者に咎められる。
やがて沈黙で支配される軽傷者たち。
そんな天幕に1人の女性がお供を連れてやってきた。
入り口付近で誘導をしている見習いが、慣れた様子で軽傷者の方に行くように指示を出す。
(もう座って待ってようかな・・・ん?)
優剛が怪我人のところまで移動するのが面倒になって来た時に、優剛も2人の女性が近づいている事に気づく。もちろん先頭の女性は怪我をしている。
女性と言っても兵士。戦士である。2人は優剛よりも手足が太く、背も高い。
既に待機していた軽傷者の治療は終わっていた。優剛は椅子を見つけて天幕の軽傷者が誘導されてくる辺りで座っている。座っているが故に怪我人は優剛に近づく必要がある。
体格の良い戦士が優剛に迫ってくれば優剛はビビる。
現状、チャミレーンは重傷者の手当てで手一杯になっており、優剛が戻って来た事にも気が付いていない。
「お前が凄腕の回復魔術士か?」
「・・・普通です。普通・・・。」
先頭の女性が「ふむ。」と言いながら、顔に傷があるのか赤黒い布で抑えている。
「私の経験上、今日の傷は残ると思うんだが・・・。」
戦士と言っても女性である。身体に傷が残るのは避けたい。ましてや顔であれば残したくないが、同時に戦いの勲章でもある。傷は残したくないが、残っても良い。複雑な心境の女性が優剛に尋ねた。
「残らないですよ。布をどけて下さい。」
優剛はどんな傷でも傷跡を残すつもりは無い。古い傷跡でも綺麗に治せる自信がある。
「まぁ、期待しないでおくよ。」
女性は言いながら顔から布をどける。そして、治療を待つかのように優剛の前に置かれた椅子に腰かける。
そして、座って見つめ合う女性と優剛。違和感を覚えた女性が口を開く。
「なんだい?やっぱり残るかい?」
「いえ・・・、終わってるので退出を・・・。」
「は?」
女性のこめかみから口元に掛けてあった斜めの切り傷は、優剛の前で布をどけた時には治っていた。座る必要すらなかったのだ。治療の終わった女性が座ってしまった事で、気まずかった優剛は、どいてくれるように念じながら女性を見ていたのだ。
女性は傷があった場所を手で触って確認する。血や泥で汚れているのはわかるが、触っても傷の痛みも凸凹も確認出来ない。
女性は振り返ってお供に連れて来た女性に尋ねる。
「おい、私の顔に傷はあるかい?」
「・・・何も無いです、姐さん。」
(この人、姐さんなんだ・・・。何か怖いな。)
姐さんは信じられないという表情で頬を触り続けるが、ハッとした表情に変わって口を開く。
「ありがとう。良ければ他にも連れて来たい奴が居るんだが、・・・古傷でも治せるかい?」
「勲章ではない傷跡なら綺麗にしますよ。」
「はっ!良い事を言う男だね。疑う訳じゃないけど、部下に試させる訳にもいかないんだよ。」
姐さんはそう言って上半身に着ていた服を脱ぎだす。慌ててお供の女性が持っていた布で胸を隠す。
優剛より大きくても引き締まった女性の身体は出るとこは出て、締まっているところはしまっている。スタイルが良いというやつだ。
(あざぁっす!)
男の優剛がそんなスタイルの良い身体を見せられたら感謝の気持ちを抱くのは仕方がない。しかし、その気持ちを表に出せば変態である。変態紳士の優剛の表情は非常に真剣なままで、姐さんの言葉を待っている。
「この肩から胸にかけての古傷は治るかい?」
「肩に触れても良いですか?」
優剛は「あぁ」という短い返事で姐さんの了解を得ると、魔力を纏った右手で肩に触れる。そして、古傷の残る胸の上部まで手でなぞっていく。
それは信じられない光景であった。優剛の手が通過した後に古傷は残っておらず、まるで手品のように古傷が消えていく。
「に・・・兄さん!こ・・・この、背中の・・・これも治せるかい!?」
お供の女性が慌てた様子で姐さんの身体を捩じって、優剛に肩甲骨の上あたりの矢が刺さった痕のような部分を指差した。
優剛は無言でその古傷を手で抑える。そして手を離すと、どこが傷跡だったか誰にもわからない。
お供の女性が少し目に涙を溜めて、感動したような様子で優剛に告げる。
「兄さん!ありがとうございます!」
「いえ、いえ。」
「ふー。これはあんたを守った時に作った私の勲章だったんだがね・・・。」
「へへ。こんなの無くても私は姐さん一筋ですよ。」
何やら見つめ合う女性に困ったような表情で優剛が告げる。
「あの・・・、服を着て下さい。」
「おっと、これは恥ずかしいね。」
(なんか仕切りになるカーテンとか欲しいなぁ・・・。)
優剛はこの先も女性の治療をする際に、周囲の目から身体を隠せるような布が無いか周囲を探すが、そのような大きな布は見当たらなかった。
何かを探すような優剛に姐さんが声を掛ける。
「私の他にも連れて来たい奴は大勢いるんだが、今は戦時だからね。終わったら連れて来たいんだが、良いかい?」
「良いですよ。ムラクリモさんに頼むか、フィールドに来てくれたら治療しますよ。まぁ、フィールドに来たらお金は頂きますけどね。無料でやると色々煩いんですよ。」
「ムラクリモさん!?」
今までの姐さんという態度が崩れて、借りて来た猫のような態度に急変する。お供の女性も直立不動の姿勢で動かない。
恐る恐る。本当に優剛を恐れているかのように、猫になった姐さんが尋ねる。
「ムラクリモさんと知り合いなのかい?ですか?」
(ビビり過ぎじゃね?)
優剛はムラクリモの荒れていた時代を想像しながら口を開く。
「僕はラーズリアと友人なんですよ。僕は王都に家を持って無いので、王都に遊びに行く時は大体ラーズの家に居るので、その関係でムラクリモさんとも知り合ったんです。」
「そ・・・それでもムラクリモさんに仲介を頼むのは、逆に失礼じゃないかい?ですか?」
「仲介くらいならしてくれますよ。模擬戦を1回やらされると思いますけどね。」
「ひっ!」
模擬戦という単語を聞いてお供の女性の口から声が漏れた。
「・・・うん。時間を見つけてフィールドに行くよ。」
それだけ言うと姐さんとお供は、優剛の名前も聞かずに足早に立ち去って行った。
優剛の名前も聞かずにどうやって探すつもりなのか謎だが、慌てた様子で去って行く2人を引き留めるタイミングを逸して、優剛は去って行く2人を見つめていた。
そこにチャミレーンが駆け足で優剛に近づいてきた。
「こっちに来て下さい!」
優剛の腕をグイっと掴んで重傷者のエリアに引っ張られる。
(むぅ・・・。この辺りはグロいんだよな・・・。)
「彼を治療して下さい。」
チャミレーンが指示したのは無数の切り傷がある男性だ。既に虫の息で呻き声も出せていない。仰向けに寝かされたお腹に掛けられた布も赤黒く染まっている。
優剛はすぐにしゃがんで左右の手に魔力を纏う。
左手には診る魔力。右手には回復魔術を行使する為に、様々な機能を有した複数の魔力。
優剛は左手を男性の頭にかざしてから、そのまま左手がゆっくり足に向かっていく。その左手を右手が追いかける。
チャミレーンは驚愕する。こんな治療があるのか。こんな回復魔術は見た事が無い。
幼少期から魔術の扱いに秀でており、数ある魔術の中で回復魔術に興味を持った。周囲がドン引きするほど勉強して、いつの間にか回復魔術士として頭角を現し、若くして回復魔術士を率いる隊長の地位まで登り詰めたチャミレーンでも真似する事は出来ない。
「うーん。少し血が足りないですね。無理やり起こして、食事を与えて下さい。」
何言ってんだこいつ。食べられるなら苦労しない。鬼か。周囲に居た複数の回復魔術士が優剛を睨みつける。治療が完了した事すら見抜けないのだ。
しかし、チャミレーンだけは治療が完了している事を見抜いている。
「彼の言う通りにして下さい。」
「え?チャミレーンさん?」
「もう傷は無いはずです。確認して彼の指示に従って下さい。」
狼狽えながら布を取って傷を確認する部下を無視して、チャミレーンは優剛の腕を引っ張って、次の怪我人の場所に移動する。
「すみません。申し遅れました。僕はチャミレーンです。どうかチャミと気軽に呼んで下さい。」
「優剛です。よろしくお願いします。」
このタイミングでの自己紹介に優剛は困惑しつつも丁寧に応じる。チャミレーンはもっと優剛と話をしたかったが、すぐに次の怪我人の元に辿り着いてしまう。
残念そうなチャミレーンに優剛が尋ねる。
「次はこの人ですか?」
「はい。腕はありません。それとお腹の傷が内臓に達しています。」
優剛は溜息を吐き出してから先程と同じように、左手と右手で怪我人をなぞっていく。
右手が通り過ぎれば傷は消える。手品のような優剛の回復魔術に、チャミレーンは信仰心さえ抱く。
「つ・・・次に行きましょう。」
「面倒なんで全員を一気に治して良いですか?」
優剛は怪我人のところまで移動するのが面倒だと、軽傷者を治療している時から思っていた。魔力飛ばして治したら良いと考えていたが、郷に入っては郷に従えの精神で優剛はチャミレーンのやり方に合わせていた。
隊長であるチャミレーンの許可が出れば、優剛のやりたいようにやれるのだ。
「そんな事が・・・。」
チャミレーンは出来る訳が無い。そう言いたかったが、優剛は何の緊張感も無く、難しい事を言っている様子もない。
先ほど休憩を願い出た時と同じような雰囲気なのだ。もしかしたら優剛は全員を同時に治療出来るのかもしれない。あの時、軽い足取りで休憩に向かった時のように。
チャミレーンはゴクリと唾を飲み込んで口を開く。
「・・・わかりました。お願いします。」
チャミレーンが優剛に了承の意を示した直後に、優剛の身体を大きな魔力が覆う。
チャミレーンがこれまで感じた事のない濃密な魔力の塊は、完全に優剛の支配下に置かれている。
通常、魔力を身体から放出すれば魔力は霧散していく。しかし、優剛から放出される魔力は霧散するどころか、次々に形を変えて周囲に飛んでいく。
チャミレーンは優剛の魔力に圧倒されながら、優剛から離れた魔力を目で追った。
その魔力はスーッと怪我人に飛んでいき身体の中に入っていく。すぐに魔力が怪我人の身体から出て来た。
チャミレーンは驚きで目を見開きながら呟く。
「終わってる・・・?」
既に先ほどの魔力は次の怪我人に吸い込まれるように体内に入っていった。
チャミレーンは飛び交う魔力を無視して、見ていた怪我人に駆け寄る。そして、自分の目で治療が終わっているのか至近距離で確認する。
「はは・・・、完璧だ・・・。傷跡もわからない・・・。」
上半身をひん剥かれた元怪我人の男性は、先ほどまでの苦悶の表情ではなく、安らかな寝顔で横たわっている。
「んーーー!」
優剛は一仕事終えたおっさんのように身体を大きく伸ばしている。事実、天幕内の重軽傷者の治療は終わっていた。
そんな優剛にチャミレーンが駆け寄っていく。
「ユーゴ様!」
「へ?チャミレーンさん?」
土下座するのではないかという勢いで頭を下げるチャミレーンに、優剛は大いに困惑する。そんな優剛を無視してチャミレーンが口を開く。
「弟子にして下さい!」
今まで優剛に弟子入りを志願した者は多い。子供から死にかけの老人まで、老若男女問わず、弟子入りの志願者は多い。全ては空を飛ぶ魔術の習得の為である。
断るのは簡単である。しかし、1度断られて簡単に諦める者は少ない。そこで優剛は空飛ぶ魔術のやり方を看板に記した。
空気の塊を作る。乗る、もしくは中に入る。飛ばす。
空気が逃げないように魔力で制御すれば乗れる。あとは魔力で飛ばすだけ。
3分クッキングのようなレシピが、優剛の屋敷の前にある看板にはデカデカと書いてある。そして、最後にトーリアが付け足した文言がある。
『空気に乗れない者に教える事は無い。』
弟子入り志願者は急激に数を減らした。しかし、空気に乗るだけでも精細な魔力操作と一定水準以上の魔力量を必要とする。そこに至るまでの修行を希望する弟子入り志願者も現れるが、そういった者たちは、獣人の護衛家族に肉体言語の指導が待っている。
「俺に勝てないようじゃ基礎がなってねぇ!旦那から指導を受けるなんて10年早いんだよ!」
優剛は久しぶりに弟子入りを志願されて、タカの迷言を思い出していた。しかし、頭を下げ続けるチャミレーンに何も言わないのは良くない。
「弟子は取ってないんですよ。」
チャミレーンは国王に謁見するかのように片膝を付いて再び口を開く。
「ユーゴ様の回復魔術に心酔しました。どうか僕を弟子に。」
その様子を見ていた特別第3支援回復部隊の隊員たちが、フラフラと優剛の前に歩いていき跪いた。全員が優剛の前に跪いたのである。そして、練習していたかのような一体感で、声を揃えて優剛に懇願する。
「「「「「「弟子にして下さい。」」」」」」
(もう・・・帰りたい・・・。)
初めて見た凄惨な戦場。見た事もない大怪我で呻く者たち。手遅れで助からなった者たち。そういった光景を短い時間で経験した優剛の精神は既にボロボロだった。
それでも優剛が何か言わない限り、現在の状況は変わらない。
「弟子は取ってません。」
数秒間の沈黙。そして、チャミレーンが顔を上げずに優剛に告げる。
「僕はユーゴ様の回復魔術を見るまで自惚れていました。ユーゴ様の回復魔術を見た後では、僕は回復魔術士の入り口にすら辿り着いていませんでした。」
(わ・・・訳わからん・・・。)
困惑する優剛の表情をチャミレーンは見えていない。跪いてからずっと地面の一点を見つめている。なぜなら優剛から顔を上げて良いとは言われていないのだ。
「弟子にして頂けないのであれば、せめて後ろに立っているだけでも許可して頂けないでしょうか。」
「いや・・・、え?んー。」
優剛は思案するように視線を泳がせる。泳がせた先々では跪く者たちの姿が視界に入る。
そして、全員が優剛の後ろに付いて歩く映像が脳内でイメージされる。
『優剛先生の総回診です。』
(何色の巨塔をやるんだよ!)
「駄目です、駄目。多すぎます。こんなに大勢が後ろに居たら邪魔です。」
沈黙が支配する天幕。ここは怪我人を治療する為の天幕ではなかったのか。こんなに静かで良いのか。命の最前線ではないのか。怒号が飛び交い死に抗う。そんな現場ではなかったのか。
辛うじて意識のある元怪我人が周囲の様子に違和感を覚えた時に、跪いている1人の男が口を開く。
「では・・・チャミレーン隊長だけでも・・・。」
「え?チャミさんだけ?」
その意見に誰も口出しをしない。チャミレーンは国でも有数の回復術士だ。若さを考えれば5年、10年後には1番だと言っても良い。もしも、彼が優剛の教えを得れば、近い将来それは自分たちに還元される。皆の思惑は同じである。
「「「チャミレーン隊長だけでも。」」」
そんな思惑が優剛に伝わる訳も無いが、優剛は後頭部を掻きながら口を開く。
「うーん。まぁ、1人なら・・・良いですよ。」
「ありがとうございます!」
チャミレーンの感謝に続いて次々に感謝の言葉が優剛に告げられる。そして、チャミレーンも隊員の名前を1人1人呼んで感謝を述べる。
その間、誰も頭を上げない。ここまで来れば優剛も察する。
(あ・・・。僕が何か言わないと駄目なやつ?)
「皆さん、仕事に戻って下さい。命令系統はチャミさんに従って下さいね。」
優剛の言葉を待っていたのかのように、恐ろしい一体感で一斉に立ち上がって敬礼する。
そして、チャミレーンが回れ右をして、隊員たちに視線を向けて指示を出す。
「師匠の治療した患者に食事を与えて下さい!血が足りないと仰っていた!他の患者も同様です!流れた血は戻らない!無理やりにでも食わせろ!」
次々に運び出されていく患者たち。入れ替わるようにして現れる怪我人たち。
優剛の夜は始まったばかりである。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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