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家族で異世界生活  作者: しゅむ
68/215

68. 魔力を動かせ

前回のお話

喘息の治療

 ジェラルオンについての事情説明に苦戦した優剛とラーズリアは、隣同士で並んだ椅子に座って疲れ果てていた。


「本当に・・・。本当にもう大丈夫なんですね?」

「嘘・・・。兄さまが・・・。跳び続けてる・・・。」


 現在ジェラルオンは2人を説得する為に、その場でジャンプし続ける事を優剛とラーズリアに強制されている。

「はぁはぁ。・・・ん。はぁはぁ。」


 跳び始めてすぐに呼吸が荒れて、動きが鈍くなる。しかし、咳き込まないジェラルオン。圧倒的な体力不足だが、それはこれからの体力作りなどで解決する事だ。


 地獄のジャンピングタイムを続けるジェラルオンに、優剛やラーズリアから『止めて良い』の声は掛からない。2人は魂の抜けたような表情をして椅子に座っているからだ。


 ラーズリアはジェラルオンが治ったという事を説明する前に、ムラクリモとティセルセラから、反論する隙も無く、ボロ雑巾になるまで怒られた。


 身体の弱いジェラルオンを部屋から出すとは何事だ。父さまは何を考えているのか。そもそもラーズリアは風邪をジェラルオンにうつすから接触禁止だったはずだ。そして、そのシュークリームはなんだ。


 優剛は麻実から問い詰められたのだ。喘息はこの世界では稀な症例だと。なぜ私を待たなかったのか。どうやって治したのか。そして、シュークリームを食べていたのはズルい。


「優剛!」「ユーゴ!」「ユーゴ様!」

 麻実、ティセルセラ、ムラクリモの3人の声が重なる。そして、どうぞどうぞ、と譲り合う3人。

 その3人から逃げようと腰を上げる優剛。しかし、優剛が立ち上がったタイミングで、ラーズリアに腕を掴まれて逃げ出す事が出来ない。


 優剛は悔しそうにラーズリアを見つめるが、逃がさんという強い意思が、ラーズリアの瞳から伝わって来る。


「くぅ。」

 そんな時、遂にジェラルオンが限界を迎えて床に倒れた。


「ジェラ!」

「兄さま!」


 心配になって傍に駆け寄るムラクリモとティセルセラ。

 ジェラルオンは荒い呼吸をしながら告げる。


「はぁはぁ。大丈夫・・・です。」

「あぁ・・・。本当に・・・。あぁ・・・。」


 涙目になっているムラクリモは疲れ果てたジェラルオンを労わる。優剛の回復魔術で身体が弱いのは改善されたが、体力不足は残った。しかし、それはこれから鍛えれば良い事だ。

 身体を動かす事も出来なかった事を考えれば、どれだけ小さい問題なのか。


 ムラクリモは立ち上がり、優剛に向かって頭を下げる。

「ユーゴ様、本当にありがとうございました。」


 優剛はラーズリアに腕を引っ張られて、椅子に座らされていた。そして、ラーズリアと睨み合っていたが、ムラクリモの感謝を聞いてそちらに顔を向ける。


「いえ、いえ。治って良かったですね。」


 不遜な態度で高額な報酬を要求するのが普通である。しかし、ムラクリモは軽い優剛の返答に困惑する。

 報酬の要求も無く、ただ純粋に治って良かったと優剛が思っているのが伝わって来る。


 そんな優剛に向かってムラクリモは口を開く。

「治療費についてなのですが・・・。」


 その途端に困ったような表情を隠さない優剛が口を開く。

「麻実、麻実さん、麻実様。治療費はフィールドで治療したらおいくらになるのでしょうか・・・。」


 麻実の三段活用で丸投げである。麻実は溜息を吐き出してからムラクリモに告げる。

「フィールドで、私の勤めている病院で喘息の治療をしたら銀貨3枚よ。」

「そんな・・・安すぎるのでは・・・?」

「高っ!」


 治療費を聞いたムラクリモと優剛の感想が真逆である。


 長年苦しんだ不治の病の治療費が銀貨3枚。たったの銀貨3枚である。一般の平民の生活費で約3か月分である。

 ムラクリモにしたらその治療費は破格である。


 優剛の感覚では、ちょっと長めに気道を治療しただけで銀貨3枚である。30秒ほど魔力を使っただけで銀貨3枚を荒稼ぎした事になる。


 そんな2人の感想に麻実は丁寧に説明を始める。

「喘息の原因は気道の炎症ね。これを治療するのは難しくないの。確認方法も呼吸音を聞けばわかるし、今やってたみたいに運動させてもわかるわ。原因さえ特定が出来れば、回復魔術士なら誰でも治療が出来る症状よ。」


 そこで麻実は真剣な表情で補足を口にする。

「だけど、完治以外は再発する可能性があるから、風邪の症状で最高額の銀貨3枚よ。」


(うーん。喘息が一瞬で治るなら30万は安いのかな?保険効くよね・・・。)


 歪な世界である。技術は地球が圧勝している。

 しかし、魔力や魔術がある異世界では、地球で実現が難しい事も魔力や魔術を用いれば可能な事もある。

 様々な便利な魔道具も全て地球では再現が出来ない。もちろんこのような治療方法も存在していない。


 その代わり人間の対抗勢力である魔獣の力が非常に強い。地球の銃火器を持ってしても、狂暴な魔獣には手も足も出ないだろう。

 優剛は地球の方が良い面は多いが、異世界にも良い部分は沢山あると考えている。


(世界の行き来が出来たら何が起きるんだろう・・・。あ・・・、魔獣愛護団体とか出来るんかな・・・。)


 しばらくボーっと考え込んでいた優剛は思い出すようにして口を開く。

「って事だ。ラーズ、銀貨3枚頂戴。」

「ハッハッハ!金貨3枚でも破格だと思うぞ!ハッハッハ!」

「嫌だよ。銀貨で3枚。」


 優剛は一家の主であるラーズリアに治療費を請求した。ラーズリアも不治の病だと思っていたので、銀貨3枚以上を支払おうとしたが、優剛からあっさりと断られた。


 ラーズリアは執事に命じて代金を用意して優剛に手渡す。

「本当に感謝している。」


 手渡す際に再度、頭を下げて感謝を述べるラーズリアは、大勢の前で泣くのを堪えて小さく震えていた。一緒に頭を下げるムラクリモは人目も憚らず目から涙を流していた。


「感謝はまだ早いでしょ。これから魔力を使うんだし。そっちはガッポリ頂きまっせ。」


 優剛は親指と人差し指で丸を作って怪しい魔術士になっている。


 ラーズリアとジェラルオンは優剛から魔力について話を聞いていたが、ムラクリモとティセルセラはこの話を聞いていない。

 ムラクリモは神でも見るかのような、唖然とした表情で優剛を見つめる。


 辛うじて口を開いたのはティセルセラだ。

「それってイコが魔力を使えるようになった訓練を兄さまにもするって事?」

「そうだよ。基本的に1人で出来る訓練だけど、最初だけ僕が近くに居る必要があるんだよね。」

「それはどうやるの?」

「もうやってるよ。ジェラルオン君がサボったら、僕が勝手に魔力を動かして気づかせてるから、休む暇は与えてないよ。」


 ジェラルオンは地獄のジャンピングタイムの最中も魔力を動かし続けた。体力の限界で倒れた時も動かし続けた。動かすのを止めると魔力が勝手に身体全体を駆け巡って非常に気持ちが悪いのだ。

 稚拙でもゆっくりでも魔力を動かしている間は勝手には動かない。止めた瞬間だけ勝手に動くのだ。


「ユーゴ様、貴方に出会えた幸運に感謝致します。」

 そんなジェラルオンの訓練内容を知らないムラクリモは、その場に跪いて祈るようにして告げて来た。


「ちょー!何してるんですか!?止めて。立って下さい。」


「んー。俺も気持ちはわかるな。」

「ラーズが跪いたら顎を蹴っ飛ばして直立に戻してあげる。」

「ユーゴが嫌がるからしないだけだ。跪けと言われたら、どこでも、どんな時でも跪くぞ。ユーゴがジェラにしてくれた事を思えば当然だ。」


 そんなラーズリアの覚悟を聞かされた優剛は困ったようにラーズリアに告げる。

「そんな重い忠誠はバスタにでも捧げなよ・・・。」

「うーむ。国や王に捧げる忠誠とは少し種類が違う気がするな。もっと感謝に近いな。」


 ラーズリアの冷静な分析に気圧された優剛が慌てて口を開く。

「おしまい!この話はおしまい!ムラクリモさんは立つ!」


 そして、優剛はビシっとジェラルオンを指差して口を開く。

「ジェラルオン君は手に魔力を集めて、外に押し出すように動かして。」


 ジェラルオンは皆の注目を集めているが、魔力を動かす事に集中している。真剣な表情で上に向けた掌を見つめる。


 そんなジェラルオンに優剛が声をかける。

「はーい。もう少し。最後は溜めた魔力をグッと外に押し出す。」


 ジェラルオンが呻き声を上げた瞬間に、小さく細い透明な煙が掌から上に向かって立ち昇る。しかし、それはすぐに消えてしまう。

 そして、ジェラルオンは全身の力が抜けてその場に座り込む。


「今日の訓練は終わりです。明日またやろうね。」

 そんなジェラルオンに優剛が優しく告げたが、優剛の言葉を2つの歓喜の声がかき消す。


「うおぉぉぉぉ!ジェラ!俺は見たぞ!確かに魔力がジェラから出たぞ!優剛も見たよな!?」

「あぁぁぁぁ!ジェラ!凄いわ!魔力が出たわ!」


 ムラクリモはジェラルオンに抱き付いて褒めちぎる。

 ラーズリアは歓喜の雄叫びをあげて、ジェラルオンの魔力を見たと主張する。


 ティセルセラも驚いていた。

 イコライズから話は聞いていたが、こんなに早く魔力が視認出来るとは思っていなかったのだ。


 優剛は魔力が使えなかった子供が使えるようになった瞬間は、何度見ても良い光景だな。と油断していた。隣に座るラーズリアが立ち上がって、座っていた優剛を抱えるように抱き上げた。


「うおぉぉぉ!ユーゴ!うおぉぉぉ!」

「ちょ!ラーズ!離せ!抱き付くな!」


 しかし、歓喜するラーズリアは優剛を離さない。

「俺が全力で喜びをぶつけても壊れないのはユーゴくらいだ!うおぉぉぉぉ!!ユーゴォォォ!!」

「壊れないけど痛いんだって!僕の顔が鉄板みたいな胸板に押し付けられてるんだって!」


 優剛は抱き合うならせめて肩に顔を乗せたかった。しかし、ラーズリアとは身長差があり過ぎて、優剛の顔はラーズリアの肩に届かない。

 結局、ジェラルオンの喘息を治した時と同じように、優剛はラーズリアのぶ厚い胸板に顔を埋める。


「ハッハッハ!こんなに嬉しい日は無いぞ!ハッハッハ!」

「胸筋を動かすな!・・・左右でリズムを取るなぁぁぁ!」


 しかし、優剛は先ほどとは違いラーズリアを殴って脱出はしない。

 優剛の肩に顔を被せて泣いているラーズリアを引き剥がす事が出来ないのである。黙って泣き止むまで軽く暴れてやるのが、男の友情である。


 その日の夕食は非常に盛り上がった。


 王都観光を終えたトーナ、アイサ、シオンが、何事かと思うほどにラーズリア邸は盛り上がっていた。

 ジェラルオンは使用人が揃っている夕食の席でも魔力を外に出した。かなり疲れていたが、優剛があと1回くらいならという事で、全員に魔力放出をお披露目したのだ。


 そんな光景を目撃した使用人たちは、ジェラルオンの快気と魔力放出に涙を流して喜んだのだ。

 この光景やジェラルオンの境遇に見覚えのあるトーナとアイサはもらい泣きしていた。


 しかし、その代償にジェラルオンは夕食後に解放されるとすぐに死んだように眠った。

 魔力不足による気持ち悪さと睡眠欲求は優剛も知っている。盛り上がる夕食だったが、終始非常に眠そうなジェラルオンに同情をしていた。


 現在は大人たちだけの酒盛りだ。子供たちは早々にお風呂に入って就寝している。

 ラーズリアは無礼講という事で使用人たちと一緒に騒いでいる。お酒に弱い優剛は肝臓をフル強化して酒宴に参加している。

 当初はお酒が飲めないと断っていたが、遂に断り切れずに飲む事になった。


 すぐに赤くなる顔。そして脈が速くなり、呼吸も浅くなって速くなる。

 追い詰められた優剛は血中から魔術でアルコールを抜き、肝臓を魔力で強化した。毒を身体から除去する事を想定して練習した魔術を使ったのだ。


 練習しただけで実践はしていなかったが、無事に成功した事で優剛はなんとか酒宴に参加している。

 そんな優剛とは対照的に麻実は涼しい顔で飲み続けている。優剛は麻実が酔った姿を見た事が無い。


 ムラクリモはジェラルオンの身体の弱さと魔力が使えない事を、自分のせいだと悩んでいた。それが今日一気に解決した事で、お酒を飲みながらポツリポツリと麻実に告白していった。


 やがて麻実は酔い潰れたムラクリモと共に退席していった。


 優剛は深夜に眠いと言って退席したが、酒宴は朝まで続いた。残ったラーズリアと一部の使用人たちは全員が同じ部屋で酔い潰れていた。


 優剛と麻実は昨日と同じく一緒に、朝食が用意されているという部屋にやってきた。

「さすがに今日はまだ誰も居ないわね。」

「今朝は話をしたり、遊んだりもしてないからね。ただ、僕は眠いよ・・・。」


 自業自得でしょ。という小言を言われた直後にジェラルオンが部屋に入って来た。

「お師匠様!おはようございます!」


 その声は非常に明るく嬉しそうである。朝起きて自分の足で堂々と違う部屋に行く。

 当たり前のようで当たり前ではなかった事が出来る喜び。ジェラルオンは生まれ変わったかのような朝を迎えて高揚していた。


 そんなジェラルオンに気圧される寝不足おじさんの優剛がジェラルオンに尋ねる。

「お師匠様って僕?」

「はい!」

「ふふ。随分慕われたわね。」


 からかう麻実だが、優剛は不敵な笑みを浮かべて口を開く。優剛はクソ爺やキモイは止めて欲しいが、呼ばれ方に拘りは無いのである。

「では、ジェラよ。魔力を動かす訓練を始めるぞ。」

「はい!お願いします!」


 仰々しい態度で優剛がジェラルオンの訓練を始める。


 ジェラルオンは魔力を動かしながら椅子に座る。優剛も椅子に座って、ジェラルオンに告げる。

「寝るまで魔力を動かし続けて、寝る前に魔力を放出して訓練は終わり。僕が帰るまで時間が無いから少し厳しめに行くけど大丈夫?」

「はい!大丈夫です!」


 先ほどとは違っていつもの優剛の口調で尋ねるが、ジェラルオンの回答は気持ちの良い即答であった。

 やはり今まで魔力が使えなかった者が、魔力を使えるようになった時の感動は凄まじいものがあるようで、ジェラルオンは目を輝かせて体内の魔力を操っている。


 全員の朝食が終わってラーズリア邸の訓練場に向かう。今日からはジェラルオンも一緒である。

 数年ぶりに訪れた訓練場でジェラルオンは魔力を動かし続ける。


 開始直後から二日酔いと寝不足でボロ雑巾のラーズリアが、さらにボロボロになったところで朝の訓練は終わった。


「今日は休暇にして本当に良かったと思うぞ・・・。」

「ラーズは飲み過ぎなんだよ・・・。」

「昨日は特別だからな。」

「わからないとは言わないよ。」


 子供が病などで苦しんでいたら代わってあげたいと思うのが親である。自分が全部貰うから元気になって欲しい。しかし、代わる事は出来ない。苦しむ子供が少しでも楽になるように支えるので精一杯だ。


 さらにジェラルオンは魔力も使えなかった。身体強化が当たり前の異世界では魔力が使えないのは、手足が不自由というレベルで深刻な問題である。


 そんな問題が一気に解決したのだ。喜ぶなと言う方が酷な話である。


「よーっし。今日はゴロゴ・・・。」

「午後はイコちゃんが来るみたいだから、午前中はみんなで観光とお買い物よ。」


 優剛の愛するゴロゴロタイムは、麻実の宣言によってお預けになった。

(くっ!でも、午後はゴロゴロ出来るはずだ・・・。)


 そして、優剛は麻実に引っ張られて王都の観光兼買い物に出掛ける。

 今日はトーナ、アイサとシオンも一緒で、子供たちも楽しそうである。


 ラーズリアたちも午前中は家族でお出掛けらしい。

 元気になったジェラルオンと街を歩くだけで、ムラクリモは非常に幸せそうな表情をしていた。ラーズリアとティセルセラも非常に楽しいそうに4人でのお出掛けを堪能した。


 しかし、ジェラルオンの魔力を動かす訓練は続いていた。

 優剛の非常識な魔力操作の射程からジェラルオンは逃れる事が出来なかった。どんなに優剛が離れていても、体内の魔力は自分の思い通りに動く。

 1度試しに動かすのを止めたら、魔力が勝手に動き出して、気持ち悪い思いもした。


 それとなくこんな事は可能なのかをラーズリアに聞いてみたが、返って来た答えは『ユーゴだから』であった。


 ジェラルオンは本当に凄い人に治療されて、さらに魔術の師事を受けているという事を実感した。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

皆様の読んでいた時間が少しでも良い時間であったなら幸いです。


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次回もよろしくお願い致します。

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