55. 留学したい
前回のお話
あれはエルフの皮を被ったナニカだ。きっとそうだ。
優剛が審査官にお帰り頂いて屋敷の広間に戻って来ると、由里と真人とティセは楽しそうに話していた。その横ではレイが丸くなっており、由里やティセルセラに撫でられている。
あれはただの甘えん坊の犬である。
優剛は大きく息を吐き出すと、床に仰向けになってグゥゥゥっと身体を伸ばす。さらに寝返りを打ってうつ伏せになり、再び腕を大きく伸ばす。
「ぁあ・・・」おっさん臭い呻き声が優剛の口から漏れ出た。いや、おっさんである。
「ぐふぅ!」
そんな優剛の背中に飛び乗って来たのは真人だ。3人から距離が離れたところで伸びていたはずなのに、1度のジャンプで優剛の背中まで一直線である。足音が無ければ気配も無いのだ。
空気の流れや音でわかる?優剛はその辺の普通のお父さんでおっさんだ。武術の達人では無いのだ。
「おとさん!由里とティセ姉さまが呼んでるよ。」
(お前らはどういう教育を弟にしているのかね?)
優剛は過激な呼び出しに対して、姉たちの教育方針を疑う。しかし、真人を教育しているのは優剛だ。
異世界に来てからのヒーローごっこは過激の一途を辿っている。
しかし、何かを守る為だけに力を使うように優剛から言われているので、訓練場や街で遊んでいる時に自分から力を振るう事は無い。
常々優剛は『うちの子は良い子やー。なんで僕と麻実からあんな素敵な子が育つんだろうね』と言っている。
麻実を巻き込んだ時点で怒られるまでがセットだが、優剛は由里と真人に厳しい事を言う事もあるが、基本的には溺愛していた。
優剛は真人を背中に乗せたまま四つん這いになり「ヒヒィィィン」と言って、由里とティセルセラの元に向かっていく。お馬さんごっこである。ただし、真人は優剛馬の上で立っている。
真人は不安定な優剛馬の上で、バランスを取りながら、由里とティセが居る方向に向かって指を向けて指示を出す。
「行けぇぇ!目的地は由里とティセ姉さまだぁ!」
「ヒヒィィィン」
由里とティセルセラの元に辿り着いても真人が優剛の上で腕を組んで降りないので、優剛はそのままの姿勢で口を開く。
「どうしたの?ティセなら泊っても良いよ。由里と同じ部屋でも良いし、違う部屋が良いなら用意するよ。」
「あら、それは嬉しい。由里が良いなら同じ部屋が良いかな。」
「うん。私もティセと同じ部屋で寝たい。」
そしてキャッキャっと盛り上がる2人の少女。しかし、すぐに由里は真剣な顔で優剛の顔を見る。
(む?何かお願い事かな?なんで買ってあげよう。うん、うん。)
優剛は由里が何かを強請って来るかと思い、由里の言葉を待った。
「私ね・・・。」
「うん、うん。」
(良いよ!買いに行こう!)
「王都の学校に行きたいの。」
(よし。王都の学校を買いに行こう。・・・ん?)
真剣な顔で話す由里に、真剣な顔で聞いている優剛。しかし、優剛の頭の中はお花畑から戻ってきていない。そんな優剛は思案顔に変わって首を傾げる。
首を傾げる優剛の動作を由里は聞き取れなかったのかと思って、同じ台詞を再び口にした。
「私、王都の学校に行きたい。」
「・・・ど・・・どう・・・どうやって・・・?」
「うん。あのね、ティセのお家に住んで良いって言うからね、ティセと一緒に通うの。」
(この赤毛が誘ったのか!?そう言う事か!?)
優剛は動揺しながらもフィールドから遠く離れた王都の学校に通う方法を由里に聞いたが、帰ってきたのはホームステイ方式の通学であった。所謂、留学である。
すぐに優剛はティセルセラに対して恨みのような感情を持つ。しかし、優剛は冷静に由里に答える。
「今すぐに『良いよ』とは言えない。麻実にも相談したいし、ティセの家なら親のラーズにも了解を取る必要がある。」
「父さまの許可なら取ってるわよ。由里なら大歓迎ですって。」
(この赤毛がぁぁあ!)
そんな負の感情を表には出さずに優剛は優しく由里に告げる。
「じゃあ夜に麻実と相談するから、その後でも良い?」
「うん!でもお母さん良いって言ってたよ。」
(知らねぇし!!)
「え?いつ話したの?」
「イコが王都に行く少し前かな。お願いとかじゃなくて、イコと私とお母さんで話している時に、私も王都の学校に行こうかな。って言ったら、イコが私の家から通ったら良いんじゃない?って言った時にお母さんが良いかもねって言ってたの。」
「うん、うん。でもその時って由里が1人で行くって事じゃなくて、僕たちが王都のイコの家に住んで、そこから学校に行くって話だったから、良いって言ったんだと思うよ。」
(麻実・・・。そうだよね?流石にそうだよね?)
「あっ・・・。そうかも。うん。じゃあ夜、お母さんにも話してみるね。」
「そうだね。みんなで話した方が良いと思うよ。」
「イコも居るんだし良いじゃない。みんな10歳から王都の学校に通ってるわよ?」
(黙れ!この赤毛!!)
こんな状況でも優剛は四つん這いを維持して、その上には真人が腕を組んで立ったままだ。とても真剣な話をしているような状況には見えないが、彼らは真面目に話し合っているのだ。
優剛はタカに麻実の迎えには自分が行くと言って、タカとお迎えの護衛を代わって貰った。
そして、病院からの帰り道で優剛は麻実に先程の出来事を伝える。
「由里が王都の学校に留学したいって。」
「ん?住むところがしっかりした場所なら良いんじゃない?」
(麻実さん!ここは異世界ですよ!日本じゃないですよ!)
麻実は日本に居る時から子供たちに留学を勧めていた。親の目の届かない場所で生活する大変さを早めに知って欲しかったのだ。麻実自身も早くから親元を離れて留学経験があったので、留学には前向きだ。
「ここ異世界だよ?ニューヨークの裏道もビックリの治安だよ?」
「いや、由里くらい魔力が扱えたら異世界の方が安全でしょ。」
「・・・マジ?」
「はぁー。優剛は常識ないわねぇ。」
まだまだ心配する非常識な優剛に、麻実は溜息を吐いて説明を始める。
「良い?私たちの戦闘力って1級ハンターと同じくらいよ?」
「いや、いや、いや。1級ハンターってもっと凄いでしょ。1級だよ?」
「1級ハンターでも基本的には近接が主体の人たちよ。ヒロさんは騎士だったけど、その実力は1級相当だったって話よ。実際に1級ハンターとも戦って勝ってるのよ。」
(あの筋肉おじさんがねぇ・・・。)
優剛は失礼な事を思っているが、ヒロイースは王国でも有名な騎士で、ラーズリアの教育係もしていたほどだ。現在、王国最強の魔導騎士になっているラーズリアもヒロイースには頭が上がらない。
「遠距離からの攻撃を得意にする1級ハンターは少ないけど、その実力は・・・。」
「その実力は・・・。」
優剛はオウム返しのように麻実に聞いて、ゴクリと喉を鳴らした。
「魔力玉を5個くらい同時に真っすぐ飛ばせるくらいよ。」
「・・・大きさと速さは?」
「大体これくらいって聞いたわよ。」
麻実は手の大きさほどの魔力玉を、優剛の目の前に作った。
「こ・・・これで何を・・・?」
「金属の欠片を持ち歩く事で、金属弾にして飛ばすのよ。速さは一瞬で目標に届くって言ってたわ。もちろん個人で技量は違うから、差はあるかもしれないけどね。」
銃弾を5発同時に発射出来るのが、1級ハンターの魔術士である。いや、弾のサイズ的には砲弾なので、小さな大砲を5門備えた移動砲台である。非常に恐ろしい力を秘めていると言える。
麻実の現状は即時作成出来る風の魔弾で足止め、もしくは撃退である。魔力だけであれば10以上の魔力玉を放つ事は出来るが、属性を付与すると放てる魔力の数と質が極端に落ちてしまう。
しかし、麻実と由里の属性が付与された魔力弾は直線で飛ぶだけでは無く、意のままに操作可能だ。おそらく、操る事を重視する故に属性を付与した際の負担になっている。
直線で飛ばすだけなら1級ハンターを凌駕する実力はあるのかもしれないが、非常識な優剛の指導は、放った魔力は操ってなんぼである。
「砲弾を5発同時に発射か・・・。それは恐ろしいね。」
「でも私も魔力を込める時間があれば同じ事が出来るわよ。電撃でね。」
麻実は時間さえあれば1級ハンターと同じ事が出来ると言う。しかも砲弾や電撃弾の大砲5門を備えた移動砲台だ。
「あれ?僕やり過ぎた?」
「もうやり過ぎもやり過ぎ。まぁ、私たち日本人は魔人の血が濃いんだと思うの。それで魔力との相性が良いと仮説してるわ。その結果、私たちみたいな非戦闘員が1級ハンターと同じくらいの戦闘力を持っているのよ。」
「あっれれぇ。おっかしいぞぉー。」
「ほら、馬鹿な事やってないで現実を見なさい。訓練をしなければ魔力の扱いが上達する事は無いから、そこは優剛に感謝しているわよ。でも、あの訓練を異世界人にやらせても出来ない理由は、魔力の量と操作技術が足りないの。さらに成長速度も私たちに比べて遅いから、タカたちが毎朝ぶっ倒れているのよ。」
「麻実はそれをどこで・・・?」
「病院のスタッフよ。みんな視る魔力が作れないから、優剛と同じ訓練をしたら良いかと思って提案したら、この訓練をしている者は鬼や悪魔か魔王だって。言いたいのは人間がやる訓練じゃないって事ね。」
「うぐぅ。」
優剛は人間じゃないと言われて心に深い傷を負った。
「オレ ニンゲン クウ ニンゲン クッテ ニンゲンノチカラ テニイレル」
「だから馬鹿な事を言わないで。既に人間以上の力を持っているのに、人間を食べたら弱くなっちゃうじゃない。馬鹿なの?死ぬの?」
「はい。すみません。」
優剛は項垂れて謝罪する。
「そういう訳だから、由里に身の危険は無いと思うの。不意打ちが心配だけど、今はレイが居るからね。」
麻実の話が終わって少ししてから優剛は口を開く
「ちょっと出掛けて来る・・・。ここからはハルと一緒で良いよね。夕飯は要らないってケンピナに言っておいて・・・。」
「ちょっと!どこ行くのよ!?」
「悩みを共有出来る人のところに行ってくる。」
「あぁ。レミさんね。あんまり迷惑かけちゃ駄目よ。」
優剛は麻実と別れて街の門を抜けた。門を抜ける際に今から出るなら、次に入れるのは朝だと言われたが、優剛は構わなかった。
そしてすぐに飛んだ。レミニスターではなく、レイの父親のゼンとハルの父親のボラに話を聞き行ったのだ。
状況が似ている知り合いがこの2人しか居なかったのだ。レミニスターは貴族で王都に屋敷を持っている。留学と言うよりレミニスターがフィールドに単身赴任しているみたいなものだ。
人間では無いが、我が子を他人の家に預ける父の気持ちを共有できるはず。ゼンとボラなら何か良い助言を貰えるかもしれない。そんな思いで優剛はゼンとボラの住処である狂魔地帯に向けて超高速飛行していた。
超高速飛行で狂魔地帯に入った優剛は、すぐに遠くでピカピカ光る物を森の中に発見した。そのまま光に向かって突き進んでいくと、完全に帯電を終えたゼンが優剛を睨みつけて身構えていた。
『おぉ?ユーゴじゃねぇか?トンでもねぇ魔力が近づいてきてると思って身構えてたが、何しに来たんだよ。』
「あぁ。ごめん。ちょっと父親としての意見を聞きたくてね・・・。ボラにも話したいから一緒に来てくれない?」
『行くのは良いけど母ちゃんに獲物を届けなきゃいけねぇんだよ。』
「じゃあ僕が沢山持ってるからそれ渡すよ。何処に居るの?」
優剛はゼンの案内でレイの母親が待っているという巣まで走った。歩くと思ったが、基本は走るんだと言われたので、ゼンの後ろを走って追いかけたのだ。
『あら、ユーゴ、久しぶりね。レイは元気?』
「お久しぶりです。元気ですよ。毎日たくさんご飯も食べてます。」
『あら、あら。それが聞けただけで安心ね。今日はどうしたの?』
「ちょっとゼンとボラと話がしたくて、ご飯はたくさん置いていくので、ちょっとゼンを借りても良いですか?」
この瞬間、レイの母親の目が光った気がした。
『ユーゴのご飯を置いていってくれるの?』
優剛は「はい」と返事をしながら、次々と異空間からいつも多めに買っている屋台の食品を出していく。
『まぁまぁ、こんなに沢山ありがとね。ゼンは3日くらい貸しても良いわよ。』
『・・・母ちゃん。そりゃねぇよ・・・。』
「じゃあボラを探しに行こう。」
『・・・そうだな。』
優剛は不満そうなゼンを引き連れてボラを探しに再び森を走る。探すと言っても2人の嗅覚ならゼンが大体どこに居るのかわかるので、その方向に向かって走り続ける。
優剛とゼンはかなりの距離を走ったが、息も上がっておらず、難なくお食事中のボラを発見した。
ブラックテイルドラゴン夫妻のお食事はショッキング映像だったが、優剛はここでも食事を異空間から提供して、ボラを借りていく。
「ゆっくり話せる場所って無い?」
『俺たちが一緒に居たら、何も寄って来ないぞ。』
『馬鹿な獣が寄って来るかもしれんだろう。こっちだ。付いて来い。』
優剛はボラの案内で優剛がオリハルコンを採掘した場所に近い、見晴らしの良い崖の上に案内された。
『ここなら視界も広いから、何か来てもすぐに対応出来るだろう。』
「こういう事だよ。ゼン君。」
優剛は座ってボラの顎下を撫でると、ボラは目を細めて「ゴロゴロ」と喉を鳴らした。そんな様子を不満そうに見下ろしているゼンが、地面で丸くなって顔だけ優剛に近づける。
『それで?話ってなんだ?』
「僕の娘の事でちょっと意見が聞きたくてね。」
『娘は』「ゴロゴロ」『可愛いからな。』
『おい、撫でるのは後にしろ。』
ゼンが咎めた事で優剛はボラから手を離すと、ボラは地面で丸くなって座った優剛の足の上に顔を乗せる。
「ハルとレイと一緒だよ。僕の娘を遠くの友人の家に預ける事になるんだ。いや、なりそうなんだ。」
『その言い方だと、反対勢力はユーゴだけだな?』
「むぐぐ。」
ゼンの口は狼なのに笑っているように見えた。
『大丈夫だって信じるしかねぇだろ。自分の子供なんだからよ。』
「むぅぅ。そうなんだけどさ・・・。」
『偶に様子を見に行ったら良いではないか。』
「え?」『え?』
しれっとした顔で言うボラに、思わず声が重なる優剛とゼン。
『お前・・・。様子を見に行ってるのか?』
『当り前だ。全力で空を飛べば1日で着くぞ!上から覗いてこっそり帰るんだ。』
(お前かよ・・・。)
優剛は時折、遥か上空で大きな魔力を感知する事があった。しかし、誰に聞いても気のせいではないかと言われてきた。
魔力感知は個人差で感知出来る魔力の大きさや距離が違う。優剛は魔力感知が苦手であった事もあってかなり積極的に訓練してきた。その結果が常人を遥かに上回る距離と精度で、魔力感知が出来るまでになっていた。
『朝は人間の女性の背中に引っ付いていて、移動しながら顔を撫でて貰っている。あの顔が可愛いのだ。』
「それ僕の妻ですね。毎朝、妻の仕事場に行ってるんですよ。そのまま妻と仕事場でお昼を食べて帰って来ますよ。」
『おぉ!あれがユーゴの妻か。優しそうで良いなぁ・・・。』
「外の人には優しく見えるんだよ・・・。」
優剛の言葉にボラの目が少し細くなる。
『待て、お前の声は俺の妻が聞いてるかもしれん。』
「ゼンとボラの奥さんは可愛くて優しそうじゃないか。」
『2人も僕と同じはずだ。この世には逆らってはいけない人が居る。そうだろう?』
優剛の発する言葉と魔力通信の内容の重みが全く違った。口から出て来るのは相手を羨ましがるような台詞だ。しかし、魔力通信は違う。重いその問いかけにゼンとボラが返答しようとした瞬間、優剛が手で制す。
『待て。言わなくて良い。何処からバレるかわからん。』
ゼンとボラは重々しく優剛に向かって頷いただけだった。
「でも偶に様子を見に行くのは良いね。そしたら心配じゃないかも。」
『そうだろ?』
『いや・・・。信じてやれよ・・・。それ、バレたら終わりだろ。』
優剛とボラはハッとした顔になってゼンを見る。その発想は無かった。2人の顔にそう書いてあるかのようだ。
『バレないさ!かなり上空から見ているからな。』
『お前、自分の娘だぞ?娘が自分と同じくらいの事が出来ないと、本気で思っているのか?』
『馬鹿な・・・。いずれバレるだと?・・・ぐはぁ!』
ボラはハルにバレた時を想像したのか、突然苦しみ始めた。
「ボラ!ボラ!」
『くっ・・・。ユーゴ。バレた時の想像はしたら駄目だ。俺はもう前が霞んで見えねぇ。』
「わかる。わかるぞ。ボラ。でもそうやってイメージトレーニングをしていないと、現実になった時に僕たちは耐え切れないんだ。」
『・・・お前ら、絶対馬鹿だろ。』
優剛は目に涙を溜めるボラを抱きしめている。そんな2人を見つめるゼンの目は非常に冷たい。
『だから、信じれば良いんだって。自分の子供だろ?今まで何を教えて来たんだよ。自信を持てよ!』
「くぅ・・・。言ってる事がまとも過ぎて何にも言えん。」
『しかし、心配なものは心配なのだ!』
『じゃあ、行かせないのか?子供の希望を、可能性を親が潰すのか?そんなの閉じ込めているのと変わらないんじゃないのか?』
しかし、優剛とボラは抱き合ってゼンを睨みつける。
「ゼンは娘が居ないからわからないんだよ!」
『そうだ!男なんぞ放っておいても勝手に育つものだ!』
『じゃあ、もし俺に娘が出来たら、2,3年でユーゴに預けてやるよ!』
「あー。言ったな!?僕、忘れないからね!」
『おぉよ!50年以上後だろうよ!覚えとけ、覚えとけ!』
その後は優剛が夕飯にと異空間から食事を沢山出して、食べながら話を続けた。もちろん飲み物も色々提供した。
優剛は苦手だが、ゼンとボラはアルコールが気に入ったようで、3人は朝日が出るまで騒ぎ倒していた。
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