37. 飼っても良い?
前回のお話
街に帰って来たぞー。
家に帰れないぞー。
ギルドマスターの部屋で領主のレミニスターを待つ優剛とエモー。そんな部屋にノックの音と共に入室してくる落ち着いた表情のレミニスターと案内の女性。
女性はレミニスターに紅茶を淹れて、空になっている優剛のカップにも紅茶を淹れて退室する。レミニスターはソファーに座ると紅茶を飲む前に、対面で丸くなっているハルと床で丸くなっているレイを交互にジッと見つめていた。
「レミニスター様、ご足労ありがとうございます。」
「気にするな。先程の手紙の内容に偽りは無いな?」
「はい。間違いありません。」
「そうか。迅速な対応に感謝する。」
エモーはレミニスターの感謝を受けて頭を下げる。
「ふぅー。ユーゴには毎回驚かされるな。」
「・・・なんかすいません。」
「いや、良いんだ。報告を聞こう。」
「はい」という気の抜けた返事をしてから、優剛は東の森での調査と原因について報告する。その際にレミニスターとエモーは徐々に驚愕の表情に変わりながらも、優剛の報告を聞き終えた。
「まぁ、そういう訳で連れてきました。」
「あ・・・あぁ。なるほど。調査だけでなく、原因も解決した事には領主として感謝を述べる。ありがとう。」
レミニスターはソファーに座りながらだが、軽く頭を下げて感謝を述べる。
「いえ、いえ。解決出来たのは偶然ですよ。」
「しかし、この2匹は話が別だ。」
「え?飼っちゃ駄目なんですか?」
拾ってきた犬猫を家の前で母親に元の場所に戻してこいと言われる映像が優剛の頭の中では再生されていた。
「それを俺とエモーで判断する。」
「では、よろしくお願いします。」
優剛は軽く頭を下げる。
「一般的に魔獣を使役しているハンターと同じだが、優剛の命令を聞く事が絶対の条件だ。それとは別に俺からの条件は不必要に人間を殺さないと約束してくれるか?」
「それなら街に入る前に言いましたよ。ハル、レイ、レミさんと話してくれる?」
優剛の言葉に反応したハルとレイは丸くなったまま顔を上げて、レミニスターの方を向き、それぞれが魔力を身体から発して自分の意思を伝える。
「お・・・おぉ!話せるのか!?」
驚いた声を上げた後は「うむ、うむ」と頷いて、時折レニスターは笑い声を上げて、質問もしていた。
(なんか失礼な会話をしている気がする・・・。)
優剛はレミニスターの発言だけが聞こえて、ハルとレイの声は聞こえない。
「ユーゴ、俺からは以上だ。下手なハンターよりも理性的で安心したぞ。それと優剛は随分派手に暴れたんだな。この2匹が優剛に逆らう事は無いな。」
「何を聞いたんですか・・・。」
優剛は疑惑の目付きでハルとレイを交互に見るが、ハルとレイは優剛と視線を合わせようとはしない。
(盗聴の魔術は必要だな。)
優剛は新たな魔術開発の必要性を心のノートに書き留めた。
「ギルドとしては命令をしっかりと聞く魔獣であれば問題は無い。ここまで見た感じではユーゴ君の命令は聞いているからね。それに報告通りであれば彼らの親も倒しているとの事で、万が一暴れ出してもユーゴ君が止めてくれるだろう。」
「ハルとレイが暴れ出したらきっと僕も暴れていますよ。」
「はは・・・。それは勘弁してもらいたいな・・・。」
エモーは心底勘弁して欲しいという気持ちで優剛に告げる。そして貴族やハンターたちが不用意に優剛たちに絡んでくれない事を祈るのであった。
優剛はハルとレイが安易に人間を殺して暴れ回る事は無いと信頼している。そんなハルとレイが暴れるなら、相当の理由である事から自分も一緒に暴れている事は容易に想像が出来た。
「では、首輪とか着けたら帰っても良いですか?」
「そうだな。ハンターズギルドで用意している首輪はハンターが魔獣を使役している証明にもなるからな。」
「下で購入出来ますか?それともここに持って来て頂けますか?」
優剛はエモーにギルドで魔獣用に販売している首輪を見せて貰う事にした。
エモーに確認するとすぐに係りの女性を呼んで、いくつか首輪を持って部屋に来てくれた。
「現在、販売しているのはこちらになります。」
「うーん。ハルには大きい物が多いですね。レイは気に入ったのがあれば教えてね。」
大きな魔獣用に作られた物ばかりで、猫サイズのハルに合う首輪は選択肢が少なかった。
(切れば良いかな?)
少ない選択肢の中では決められない優剛は、首輪を切ってサイズ調整する事も視野に入れて、改めて全ての首輪からハルの首輪を選ぼうとする。
そんな優剛を無視するようにハルが1つの首輪を前足でタシタシと指し示した。
「ん?これが良いの?まぁとりあえずだから良いか。」
ハルは「ニャー」という返事をして、優剛はハルが選んだ小さい赤い首輪をハルの首に着けた。
可愛く鳴いたハルに心を射抜かれた女性が惚けた表情でハルを見つめていた。
『俺はこの黒いのが良いぞ!』
レイも前足でテーブルに置かれた黒い首輪を押さえつける。
優剛はレイにも首輪を着けると2人に向かって告げる。
「2人とも今度首輪を買うか、専用の首輪を作って貰おうか。」
『専用は良いな!』
「ニャー」
再び惚けた女性はエモーに声をかけられて、慌てた様子で残った首輪をまとめて退室していった。その際、優剛は食事の代金と合わせて少し多めのお金を女性に渡した。
「レミさん、わざわざありがとね。」
「いや、俺の方こそ感謝する。しばらくすれば森も落ち着くだろう。エモー、ユーゴの報酬は受付か?」
「申し訳ございませんが、ギルドの規定で報酬の受け渡しは早くても1週間後になります。ユーゴ君が嘘の報告をする可能性も無く、この2匹見れば原因が解決しているのはわかるのですが、こういった依頼は後日ギルドでも確認が必要になっております。」
「うむ。それは仕方ないな。」
「僕はいつでも良いですよ。別に依頼は失敗でも良いですし。」
そんな優剛の発言を2人は無視して話を進める。
「それとユーゴ君を2級に昇級させようと思います。個人的には1級でも問題無いと考えておりますが、1つの依頼を達成しただけで2級に昇級するだけでも前例がありません。支部長権限では2級までしか、昇級させられませんが、明日にでも本部に1級への昇級審査依頼をします。」
「うむ。頼んだぞ。」
「いや・・・。3級で十分ですって・・・。」
優剛が昇級すればレミニスターの名前も同時に知れ渡る事になる嬉しい影響があるので、レミニスターは笑顔で同意する。
対する優剛は名を上げるつもりは無く、現状維持を希望する。
「ユーゴ君、狂魔地帯に入って超特級危険生物を無傷で倒してきたハンターが3級のままでは、どんなハンターも2級に昇級出来なくなってしまうよ。」
「むぐぐ。」
エモーは優剛にさらなる追撃の言葉を投げかける。
「しかもユーゴ君は単独だろう?単独で狂魔地帯の中心部まで行って、帰って来るだけの依頼でも、達成できるハンターは片手で数えるほども居ないぞ。」
「・・・はい。エモーさんの好きな等級にして下さい。」
優剛は項垂れるようにして陥落した。
「では、ハンター証の等級を2級に上書きをするから貸してくれ。それとハルとレイの事も追記しておこう。」
優剛はハンター証をエモーに渡すと、エモーは優剛のハンター証を持って退室していく。
今回は特例過ぎるので、ギルドマスター自らが上書き担当者に説明するとの事だ。
「では俺も屋敷に戻るとするかな。」
「うん。レミさんまたね。・・・いや、あんまり会いたくないかも。」
優剛は苦笑してレミニスターに告げた。
「はっはっは。また、何かあれば頼りにしているぞ。」
「はは。別の人に依頼してよ・・・。」
2人は対照的な笑みを浮かべている。朗らかな笑みで退室するレミニスターと苦笑しながらソファーに座っている優剛だ。
(はぁー。2級って結構凄いんだろうなぁ・・・。帰ったらトーリアさんに聞いてみよう。)
優剛はソファーで丸くなっているハルの顎下を撫でながら、エモーが帰って来るのを待っていた。
ハルはゴロゴロと喉を鳴らしてご機嫌である。そんな光景を見たレイもソファーに上がって、グイグイと優剛を動かしてスペースを確保すると丸くなる。そして、優剛はレイの顎下も撫でる。
時折「グフゥ」という謎の音を出して、尻尾はゆっくり振られていた。
「待たせたな。ユーゴ君。おぉ!完全に制御しているのが一目でわかるな。」
ソファーの上で優剛に撫でられて満足そうにしているハルとレイを見れば、とても危険な魔獣には見えないだろう。ハルとレイの脅威を知るエモーですら、危険を感じる事は無かった。
「これがハンター証だ。報酬の受け渡しが可能になったら連絡しよう。あの屋敷に住んでいるのだろう?」
「ありがとうございます。ふふ、呪いの屋敷です。」
優剛は冗談を言いつつハンター証を確認する。見た目に変化は無いが、魔力を流すと等級の部分が3級から2級に変わっていた。さらに不自然に空いていたスペースに『使役魔獣2』と記載があった。
「ハル、レイ、帰るよ。」
ハルはソファーの上で身体を伸ばしてから、ピョンと軽やかにソファーから降りた。
レイは大きな欠伸をしてから、のっそりと前足から床に足を着いてソファーから降りた。
「エモーさん、ご対応ありがとうございました。」
「いや、いや。ユーゴ君には期待しているよ。」
エモーの期待の眼差しが優剛に突き刺さるが、優剛は微妙な笑顔のまま頭を下げて退室する。
「うーーん。」
ギルドを出た優剛は大きく身体を伸ばす。
(お腹空いたな・・・。)
食事するタイミングを逸していた優剛はキョロキョロと屋台を探すが、完全に日が暮れてしまうと屋台は無くなるようで、代わりにお酒を提供するようなお店が増えるのか、外まで店内の人たちの笑い声が響いて来る。
(家に帰ったら余り物くらいあるよね・・・。)
優剛は淡い期待を持って家路を急いだ。街に入るだけのつもりが、想像以上に時間を使ってしまった事で疲労感が優剛を襲っている。特にギルドでのやり取りが優剛を疲れさせる原因になっていた。
(おぉ!愛しき我が家!)
家が大好きな引きこもり体質の優剛は家に居られるだけで幸せを感じる事が出来る。
門の前に騎士の護衛は無く、門を抜ければ信長が「おかえり」と一早く声をかけてくれた。
「ただいま!ノブさん!」
門を抜ければ信長の領域だ。門の外に護衛を配置するより、家の中で待機していて、有事の際は信長の指示に従うのが効率的であろう。
(この警備体制って誰が考えたんだろう。まぁ良いけど。)
「はっはっは。その2匹は飼うのか?ん?・・・かなり危険じゃないか?」
「大丈夫ですよ。話も出来るし、良い子ですから。」
『なぁ。この声ってどこから聞こえているんだ?』
少し警戒するように耳をピンと立ててレイが尋ねてきた。
「うーん。適当に魔力を飛ばしたら会話出来るんじゃない?」
レイは虚空に向けて魔力を放つと、すぐに信長から反応があった。
「ほほぉ。利口な犬だな。・・・む?狼か。すまん、すまん。」
(うん。どんな会話かなんとなくわかるね。)
「そっちの猫も・・・。む?ドラゴンなのか。すまん、すまん。」
似たような会話の流れだろう事は想像するのは難しくない。
ガチャっと扉を開ければ、慌てるようにトーリアが後ろに下がった。信長から優剛の帰還を聞いてドアを開けようとしたが、寸前で間に合わなかったのだ。
「おかえりなさいませ。」
「ただいまー。」
「ユーゴ様でも東の森に行くのは心配しておりましたが、実際に1度確認してから再度調査に赴くご判断は聡明かと。明日の準備はお供させて頂きます。」
「ん?調査は終わりましたよ。明日からはまたゆっくりとダラダラしたいです。」
一瞬だけ固まったトーリアだが、すぐに意識を戻して「畏まりました」と一礼する。
彼の脳内では例の合言葉が響いていたであろう。『ユーゴだから』という合言葉だ。
そしてハルとレイに気づいても、合言葉を脳内で唱えて明日からの食事の量を増やす見積を完了させる優秀な執事なのだ。
「たっだいまぁー!」
勢いよく広間の扉を開けると、明るい声と高速移動で接近する真人に気が付く。
「おかえりー!」
「ごふぅ!」
しゃがんでしっかりと抱きとめるが、真人の膝が優剛の腹に突き刺さる。
最後は少し跳んで抱き付くか、上半身を相手に預けるのが安全な抱き付き方である。しかし、小さい子供はぶつかる最後の1歩まで足を踏み出す。そんな最後の1歩が地に付く事は無く、中途半端に上げられた足の膝は抱き付く相手に突き刺さる事になるのだ。
抱き付いてすぐに真人はハルとレイに気が付く。
「おとさん、この犬と猫、拾ったの?飼うの?」
「うん。今日から家族だよ。こっちの白いのが狼でレイ。黒い方がドラゴンでハルだよ。」
「うわぁぁ!すごーい。・・・え?喋れるの!?」
何やら会話をしたのだろう。ピョンピョン跳ねて喜ぶ真人を見ると優剛まで嬉しくなって微笑んでしまう。
「え?飼うの?」
「え?駄目なの?」
そこにラスボスの麻実がやってきて、ハルとレイを交互に見ながら確認してきた。
「うーん。可愛いし良いわよ。」
「ふぅ。良かった。由里は?」
心底安心した優剛はここにはいない由里の所在を確認する。
麻実の許可が降りなければ山に返してこなければならない。再び血で血を洗う縄張り争いが再開する事になるだろう。
「お風呂よ。もうすぐ戻って来ると思うわ。」
「そっか、そっか。僕がいない間は大丈夫だった?」
「全然平気だったわね。ヒロさんも騎士さんたちも暇そうだったけどね。」
「護衛が暇なのは良い事でしょ。」
そんな雑談をしているとお風呂が終わった由里が広間に戻ってきた。
軽く視線を優剛に向けるだけで、特にそれ以外は何もない。
(あぁ・・・。遂にボーナスタイムが終わったか・・・。)
由里は異世界に来る前、日本で生活している時は優剛から声を掛けなければ、基本的には視線を向けるだけだ。どこにでもいる年頃の女の子だった。キモイや臭い。と言われないだけマシと優剛は考えていた。
異世界に来てからは真剣で有無を言わせない雰囲気の優剛に、旅行のテンションも合わさって長い間、普通に会話したり、甘えたりしてきたが、徐々に由里の雰囲気は日本に居たころと近いものになっていた。
そして、この屋敷で生活するようになると、遂に由里が日本での年頃の女の子に戻ったのだ。
その由里が甘えてくれる期間を優剛はボーナスタイムと表現して、日々のスキンシップを楽しんでいた。そのボーナスタイムは優剛が家を空けている期間で完全に終了していた。
『ユーゴ、あの女の子は誰だ?』
「ん?僕の娘だよ。」
『そうか。一緒に暮らすんだよな?』
「ん?・・・そうだよ。」
そう話すレイの尻尾は不自然なほど揺れていた。
『ちょっと行ってくる。』
「待て、待て!」
優剛は突然、駆け出したレイの尻尾を掴んで止める。しかし、尻尾の揺れは収まらず、尻尾の根本と優剛が掴んでいる尻尾の先端を支点にして、ハンモックが高速で揺れるかのように、尻尾は左右に激しく揺れ動く。
そんなレイに気が付いた由里はゆっくりとこちらに歩み寄って来る。由里との距離が近くなるにつれて、ハンモックのように揺れる尻尾は激しさを増す。
『お・・・俺はレイだ!お・・・あなたは!?』
(はぁ?全身から全周囲に向けて魔力を放ったぞこいつ。)
レイは出来ないとされていた複数人に魔力を飛ばして意思を伝える意思疎通の魔術を部屋全体に放った。
「お父さん、この犬、飼うの?」
「うん。今日から新しい家族だよ。」
レイを無視して優剛に確認する。優剛が出掛けている時に拾ってきたと判断したのだろう。
「やった!私は由里だよ。よろしくね。」
ピョンと跳ねて喜ぶと、満面の笑みでレイに語りかけて頭を撫でる。
『俺はおお・・・。うへへ』
(狼だと訂正も出来ないだと!?)
優剛は内心で驚愕する。由里に撫でられて身体をユリに擦り付けているレイの尻尾を離す。尻尾を離されたレイは、床に寝転んで由里にお腹も撫でろと主張する。
由里もレイが気に入ったのか、ワシャワシャとお腹を撫でてキャッキャと喜んでいる。
ゴロゴロという音が聞こえて後ろを振り返ると、ハルが麻実と真人に撫でられている。
「ハル、どうしたんだ・・・。」
『この人たち撫でるの上手ね。気に入った。』
ハルは猫らしい上から目線で返答した。
優剛がハルの回答を聞いて呆然としていると、ダラしないレイの声が背後から聞こえてきたので、優剛は少しの嫉妬を込めてレイに尋ねた。
「レイ!僕にもそんな風になった事ないじゃないか。」
『むふふ。俺は遂に見つけた。ぐふふ。』
(駄目だ・・・。完全にやられている・・・。)
優剛は漏れ出るアホな思考を捉える事に成功した。
「由里、ちょっとレイと話をさせてくれない?」
由里は「ん」という短い返答で撫でるのを止める。撫でるのを止められたレイは恨めしそうに優剛を睨む。
『なんだよ。』
「いや、こっちがなんだよ。どうしたの?」
『父ちゃんが言ってたんだ。お前にも守るべき存在が現れるって。ユリが俺の守るべき存在だって一目見て確信したんだ!』
(あぁ・・・。一目惚れか?種族が違い過ぎてもあるんだ・・・。)
人型の異種族間で成立すると思われていた一目惚れが、獣から人間で成立するとは思わなかった。
「なんかレイは由里が気に入ったみたいだよ。」
「うん!知ってる。」
(既に会話してたなこいつら・・・。)
「もう良いでしょ。」という冷たい言葉で優剛からレイを奪うように手繰り寄せると、再びワシャワシャされるレイ。
優剛がトボトボとソファーに座るとトーリアが微笑みを浮かべて紅茶を淹れてくれる。
その夜、優剛はオニギリを何個か食べるだけで、夕飯を作り直せという命令は出さなかった。自分1人の為に料理を最初から作り直すなど優剛が希望する訳ないのだ。
そんな優剛の近くにはヒロが座っており、調査結果の報告や、東の山に入った事まで説明する事になった。
内容が内容なだけに詳細に確認してくるヒロとの報告会は深夜にまで及んだ。
この日、優剛の夜は長かった。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様の読んでいた時間が少しでも良い時間であったなら幸いです。
評価や感想もお待ちしております。ブックマーク登録も是非お願いします。
次回もよろしくお願い致します。




