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家族で異世界生活  作者: しゅむ
33/215

33. ある日、森の中、魔獣さんに出会った

前回のお話

お好み焼きが食べたい


 麻実を病院に迎えに行った帰り道に、優剛はヒロと騎士たちがしばらく屋敷に住み込む事を報告する。そして、優剛がハンターの仕事として、森に行く事も報告する。


「ふーん。その調査の報酬いくらなの?」

「金貨20枚。」

「はぁ?・・・やっぱりハンターは美味しいわねぇ。」

「危険な仕事だからじゃないかな・・・。それに依頼を受けたのは、お米の危機だってレミさんが言ってたからだよ。」

「ふーん。まぁ心配しているけど、心配してないから頑張ってね。」


 優剛は麻実の了承を得られた事で、心おきなく東の森に出発する決意を固める。

 その日は早めに就寝して、朝日が出る前に起き上がった。


「いってくるね。」

「・・・いってらっしゃい。」

 ベッドで眠そうにしている麻実に見送られて優剛は1人屋敷を出発する。玄関ではトーリアとトーナが「おはようございます」と声をかけてくれる。


 昨夜の夕食時に今日の予定は彼らにも伝えてあったので、優剛が外出するのを見送るのは彼らの心の中ではすぐに決定していた。


「寝てて良かったのに。」

「主の外出を見届けない者はおりません。」

(アイサさん居ないけどね・・・。)


「ありがとうございます。いってきますね。」

「「いってらっしゃいませ。」」

 深々と頭を下げて見送ってくれた2人に手を振って優剛は屋敷を出る。


 優剛は手に入れたばかりの濃紺のTシャツに黒に近い灰色のズボン。黒地に赤でアクセントが加えられたロングコートを着ている。靴は緑熊の革で作られた黒いショートブーツだ。

(早速使うとは思わなかったなぁ。)


 優剛は南門から街の外に出て、街の外壁沿いの道を東に走り始めた。道なりに走り続けると、前方には田んぼや畑が広がり、やがて木で作られた柵と門が見えてくる。

 まだ薄暗い中を凄い速さで近づいて来る優剛に警戒した門番が、止まるように叫び声をあげる。

「止まれ!何者だ!?」

「3級ハンターの優剛です。」


 優剛がハンター証を提示すれば、門番は頭を下げて謝罪する。

「すみません。まだ暗いのでお気を付け下さい。」

「ありがとうございます。貴方もお気を付け下さい。」


 木の門をゆっくりと抜けて、再び走り始める優剛。その足の速さは馬などとは比べられないほどに速く、とても一般的ではない速度が出ていた。踏み固められた道を走り続けて、辺りが明るくなる頃には守備隊が編成されている野営地に到着する事が出来た。


「おはようございます。少しお話を聞きたいのですが、よろしいですか?」

 優剛は野営地の入り口で見張りをしている槍を持った衛兵に声をかける。


「ん?なんだ?新しいハンターか?」

「そうです。ハンターです。依頼で来ました。」

「ここに来たって事は俺たちの補助人員だろうから、とりあえず隊長が起きるのを待っていてくれ。」

「違います。森の調査依頼なんです。だから話を聞きたいんです。」

「森に?お前が入るのか?」

 衛兵は眉根を寄せて優剛を見下ろした。


「はい。森に入ります。それでですね。危険な魔獣が出た付近を教えて頂けないでしょうか。」

「うーん。まぁハンターは自己責任だしな・・・。」

 衛兵は言い難そうにしながらも少し前に仕留めた緑熊が出た付近の情報を優剛に教えた。


「ありがとうございました。」

 優剛は感謝を述べて銅貨を1枚、情報料として衛兵に軽く投げ渡した。銅貨を衛兵が掴んで確認すると、笑顔で優剛に頷いた。

「あぁ。やばかったらここに逃げて来いよ。」


 優剛は教えて貰った方角に走り出して、やがて大きな戦闘の痕跡を見つけて周囲を確認する。

(この辺があの人が言ってた緑熊と戦った場所かな。うん。なんとなく付近の感じが話と一致してる気がする。)


 そして優剛は森に入った。今回は調査が目的なので、前方に生物の気配がしても前進を止めるわけにはいかなかった。

 優剛の走る道筋を魔獣が塞ぐ事は無かったので、猛スピードで魔獣の横を駆け抜ける。塞がれていても少し道筋を変えれば、同じように横を抜ける事が出来た。


(調査ってなんだ?そういえば森の生態とか全然調べなかったな・・・。)


 何を調べるのかわからない優剛は真っ直ぐ走った。危険な獣や虫も優剛の接近を感じ取る事は出来ても攻撃する事は出来ない。認識した瞬間には既に優剛の背中は遥か遠くだ。


(んー。特に何も無いなぁ・・・。飛んだ方が良いかな?お?)

 優剛は前方に話に聞いていた緑熊を発見した。緑熊も優剛の接近を感じ取っていて優剛の方向を見ている。


(魔獣って意思の疎通が出来るのかな?喋れたら最高なんだけどな・・・。)

「すいません。僕の言葉ってわかりますか?」

 優剛は足を止めると思い切って緑熊に話しかけた。


 そんな優剛に緑熊が返答する。

「グアァァァァアア!!」

(これアカンやつや。)


 緑熊は身体から陽炎を立ち昇らせて一気に間合いを詰めると、自慢の爪で優剛に襲い掛かる。

(大きいなぁ・・・。2m越えの大きさで速いとか反則でしょ。おぉ!腕がボコボコだ。)


 優剛はダメリオンが言っていた緑熊の特徴を思い出して、腕の固そうなボコボコの突起が付いた腕を見ていた。余裕を持って緑熊の攻撃を避けて距離を取って観察する。そして緑熊が優剛に襲い掛かるというのを繰り返していた。


(うーん。緑熊も森の外にも出ているっていうし、こいつは原因じゃないだろうな・・・。)


 優剛は緑熊を無視してその場を立ち去った。少しだけ優剛を追いかけた緑熊だが、すぐに諦めてその場に立ち尽くしていた。

(白い貝殻のイヤリングでも持っていたら、一緒に歌ってあげるよー。)


 しばらく前進を続けた優剛だが、立ち止まって前進以外の方法で周囲を探る事にした。

(やっぱり目で見るだけだと、よくわからないから・・・。聴覚強化するか!)


 聴覚を強化した優剛の耳にはすぐに違和感満載の不穏な音を聴き取った。

(バチバチって放電の音に似た音がする。行きたくないけど見に行こう・・・。)


 音のする方に走り出した優剛はすぐに自分の走っている付近が、少し登り坂のようになっている事に気が付いた。

(もう狂魔地帯に入っているのかもしれない・・・。見に行きたくないなぁ。何かをビュンビュン振り回す音もしてきたなぁ。)


 そして遂に優剛は目撃する。大型犬ほどの白い四足歩行の獣と猫と同じくらいの大きさをしたドラゴンのような生き物が戦闘していた。


(おぉ!細く長い口元がカッコイイ!よく見たら毛の色は白に限りなく近い青かな。それに胸毛がモッフモフしてて触ってみたいな。全体的に毛が長めの犬?かな・・・。おぉ。額には短めの角が1本あるねぇ。)

 身体全体をバチバチとした電撃を纏った犬のような獣だ。


(毛が無くて、鱗があって飛んでるトカゲと言えばドラゴンだけど・・・小さくね?だけど、尻尾が長いなぁ。それに艶消しの黒って迫力あるよね。大きければだけど・・・。でも、瞳が金色でカッコイイ!)


 翼の生えたドラゴンのような外見をした生物は空を飛びながら、長い尻尾をビュンビュン振り回している。先端は非常に鋭利な刃の形をしており、木を一撃で切り倒している。


 2匹が戦闘している近辺は木々が倒れ、中には燃えている木もある。こんな場所に生物がいるわけもなく、優剛はすぐにこの2匹が騒動の原因なのでは?という視線を2匹に送る。


 優剛の視線に気づいた2匹は、一旦距離を離して睨み合う。そして何を合意したかわからないが、頷き合ってから優剛に襲い掛かる。


 白青の犬は全身に纏った電撃を優剛に向けて遠距離から放ってくる。そして、小さい黒いドラゴンはタタっと駆け出してから空を飛んで優剛に近づくと、尻尾を振って優剛を切り刻もうとする。


(うそん!僕から排除ですか?しかも結構強いぞ!)

 優剛は電撃を避けながらドラゴンの攻撃も避けていく。しかし、警戒レベルを引き上げて、見える魔装に切り替える。濃密な魔力を纏った優剛に怯んだのか、ドラゴンが犬の近くまで下がる。


 優剛は腰を落として2匹を観察する。

(犬は全身電撃か。絶縁して角持ってビターンかな。ドラゴンはどうしよう・・・。尻尾持ったら手が切れそうで怖いなぁ。)


 再び犬の電撃が優剛に襲い掛かる。ドラゴンは電撃を避ける優剛の方向を予測して尻尾で牽制する。電撃に当たるか、尻尾に当たるかの不自由な2択を突き付けられるが、優剛はどちらも避けていく。


(えぇぇぇ。喧嘩してたんじゃないの?連携バッチリじゃんか。)


 じりじりと犬との距離を近づけていく優剛に、イラ立つように犬が吠える。それに呼応するようにドラゴンが犬の前に入って優剛を牽制する。そして再び激しい電撃の嵐が優剛を襲う。


 優剛は犬との距離が縮まると、全身を水で覆った。犬は水に覆われた優剛を見て、電撃の威力では無く、攻撃範囲を広げるように、周囲に向けて電撃を放ち始める。


 それを無視するかのように優剛は素早く犬に近づいていく。犬に接近する事をドラゴンが容認するわけも無く、ドラゴンも空を駆けて優剛を追いかける。

 犬は電撃を放ちながら角を突き出して、優剛に向かって走り出した。


 前方からは角と電撃。後方からは尻尾の刃。優剛が横に逃げる事を予想した犬は優剛の右側に激しい電撃を放つ。ドラゴンは電撃の無い方に少しズレて優剛の後方と左側を尻尾で牽制する。


 優剛はそのまま前進を続けると、犬の角を右手で掴んだ。そのまま身体を回して振り返ると、ドラゴンの尻尾を避けて、右手で掴んでいた電撃を纏った犬を横に振ってドラゴンにぶつける。


 ドラゴンは豪快に横に吹っ飛んで、木に激突して地面に倒れた。

 そして、掴んでいた犬を地面にビターンした優剛は大きく息を吐き出した。


(狂魔地帯・・・怖っ!こんなのが何匹もいるんか・・・。)


 優剛は犬の角を持ったまま引きずって、吹っ飛んだドラゴンの方に歩みを進めていく。

(あぁ。いた、いた。生きてるよね?)


 白い犬が纏っていた電撃をまともに浴びて少しグッタリしているが、ドラゴンは生きていた。

(戦闘中に2匹は連携を取っていたし、この2匹とは意思の疎通が出来そうだ。とりあえず起こして話を聞いてみよう。駄目そうなら逃げよう。)


 優剛は電撃と打撃でグッタリしているドラゴンより、ダメージが少ないであろうビターンしただけの犬の顔を水の魔術でビチャビチャに濡らしていく。


「ギャフ!」と吠えて息を吐き出すと「ゴホッ、ゴハァ」と咳き込んで、意識を取り戻した犬が優剛を見る。


「言葉はわかりますか?」


 犬は優剛の言葉にビクっと身体を振るわせると、優剛から離れようと後ろに下がろうとした。しかし、座っている優剛にガッチリと角を掴まれているので、動く事が出来ない。


 観念したかのように犬は伏せの体勢になって、座っている優剛を見上げる。

『わかる』

「おぉ!それ何?喋ってないよね?」


 優剛は笑顔だが、角はガッチリ掴んでいる。

『魔力に意思を載せて放つ。』


『こんな感じ?』

『え・・・。なんで出来るんだ・・・?それよりなんで俺に触れる?』

「なんでって言われてもなぁ・・・。」

 優剛は頭をポリポリ掻いて説明を始める。魔力による通信は少し面倒なので、優剛は普通に喋っている。


「電気が通らない・・・。うーん。効かない物質は知ってる?」

『地面や木は燃えるけど電気は通らない。それ以外は効く。特に水は電撃をよく通す。』

「うーん。それ以外にもたくさんあるんだよ。ゴムとか。ネバネバを固めたやつね。」

『あのネバネバか。』

「知ってるねー。」

『でも、お前はそんな物を持っていない。水に覆われたお前がなぜ俺に触れる?』


「純水は水の中の不純物・・・。うーん。水から目に見えないゴミも含めて全部取り除くと電撃を通さない水が出来るんだよ。」

 犬は目を見開いて優剛の言葉を聞いている。角からはバチバチと小さな電撃が発生しているが、優剛が感電する様子は無い。


「そろそろ電撃出すのを止めてくれないかな?またビターンするよ?」

 犬はビクっとなって、それ以降は電撃を出すのを止めた。


「ありがと。僕は優剛って名前だよ。君は?名前ある?」

『レイ』


「レイはこのドラゴンと友達?」

『俺たちの敵』

(俺たちか・・・。複数いるのかな。)


「敵にしては上手く連携して僕と戦っていたけど、長い間、敵同士なの?」

『最近、敵。俺たち獲物が足りないからこいつら邪魔。』

『私たちもあんたらのせいで獲物が足りない。お前らが邪魔。』

 優剛は突然、入ってきた魔力通信に驚く。


「おぉ。もう動けるの?この魔力に意思を載せるのって複数で会話出来るの?」

『私はこいつより少しだけ年上だから少し面倒だけど出来る。こいつは出来ない。』

「グゥゥゥゥ」と犬が唸り声を上げながら、立ち上がってドラゴンを威嚇する。


「はい。伏せ!レイ!伏せ!」

 優剛はレイの角を掴んで無理矢理伏せの体勢にする。レイは頭を振って抵抗しようとするが、優剛が小さく「ビターン」と呟くと、すぐに大人しく伏せの体勢を維持する。


「僕は優剛。君は?」

『私はハル。なぜ私たちを殺さない?』

「君たちを殺しに来たわけじゃないからね。森の奥から人間には危険な魔獣が出て来るから、その原因を調査しに来たんだよ。・・・よし。出来た。」


 優剛はそんな事を言って、魔力の糸でレイとハルと自分を繋いだ。

『テス、テス。聞こえますか?』

『なんだ?この魔力は?』

『ハル!お前まだ動けないんだろ!?ユーゴが角を離したら覚悟しろよ!』

『レイ、全部聞こえているからね・・・。なんかしたらビターンだからね。』

 レイは綺麗な青い瞳をハルから優剛に向けると、何かに怯えるようにして黙った。


『これ面倒だね。バーンと魔力を飛ばせば何人でも意思を伝える事は出来るけど、ハルの言う通り面倒は面倒だね。』


『ユーゴは人間だろう?・・・おかしいぞ?』

『・・・俺もそう思う。』

『それは言われ慣れている・・・。話を戻そう。』

 優剛は3人の意識を連結した事で、先程の疑問を2人に問いかける。


『森の奥から人間には危険な魔獣が出て来るから、その原因を調査しに来たんだよ。僕は君たちの縄張り争いが原因かなと思っているんだけど。君たちが戦闘するといつも周囲はこんな感じになるの?』

『私たちは偶然ここで出会っただけ。』

『そうだ!今日は偶然だ!』

『レイ!余計ない事・・・。』


『レイ、今日は・・・って何?いつもは違うの?』

 ハルはレイの発言を咎めようとしたが遅かった。優剛はレイの発言を見逃さずに追及していく。


『いつもは山の上の方で父ちゃんと母ちゃんが戦っているぞ。』

『ほぉほぉ。全部で数はどれくらいいるの?』

『俺と父ちゃんと母ちゃんで3人だ!危険な戦いになるって言うから俺は避難させられたんだ。万が一、父ちゃんと母ちゃんが死んでも独りで生きて行けって。独りなら獲物は足りだろうからって・・・。』


『ハルも同じ?』

『そうよ。私も同じ理由で山を下りたら偶然レイにあったのよ。』


『うーん。このままだとどっちかの両親が死ぬんだけど良いの?数が減れば縄張り争いも無くなるわけで、森も平和になって僕の調査も終了なんだよね。』

『向こうの親が死ぬだけだ。』

『言ってなさい!独りなるのはレイよ。』

 再び睨み合う2人。優剛は大きく息を吐き出して最後の質問をする。


『レイとハルは何歳?』

『俺は7歳だ!』

『私は8歳よ。』

『ごめん、質問が悪かった。身体の成長が終わるのは何歳くらい?』


『私たちは長命な種だから、20年くらいかしらね。』

『レイも同じくらい?』

『俺たちもそれくらいの時間が必要だぞ。』

(完全に子供じゃないか・・・。)


『ちょっと親と話したいから戦っている場所に案内してくれる?』

『話したいからって行けるような場所じゃないわよ。』

『そうだぞ!俺たちだってあの付近で単独行動していれば危ないんだ。』

『僕と2人で戦った結果が今なんだけど、それでも危険?』

 ハッとした顔でハルとレイは顔を見合わせる。


『私たちを無傷で無力化したユーゴなら大丈夫かも・・・。』

『たぶんユーゴなら何が来てもビターン出来るぜ!』

『そっか。気は進まないけど行こう。』

(子供の悲しむ顔は見たいもんじゃないんでね。)


 優剛はハルとレイの傷を魔力で癒すと2人は感動して優剛に感謝した。そして、優剛は重い足取りでハルとレイの後ろについて走り出す。知り合ってしまった子供を悲しませない為に、危険な狂魔地帯の奥深くに入っていく。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

皆様の読んでいた時間が少しでも良い時間であったなら幸いです。


評価や感想もお待ちしております。ブックマーク登録も是非お願いします。

次回もよろしくお願い致します。

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