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家族で異世界生活  作者: しゅむ
26/215

26. 魔導騎士

前回のお話

鬼ごっこで初めて優剛を捕まえた!

炸裂!必殺のファーコンパンチ。

 ラーズリアと握手をした優剛は違和感があった。彼が手を離してくれないのだ。奇妙に思ってラーズリアの顔を見上げれば、あやしく微笑んでいた。


(ん?・・・お?おぉ!?)


 ラーズリアは優剛の手を強く握ってきた。一般人であれば手が潰れて、叫び声を上げるほどの力で優剛の手を握り締める。しかし、優剛の手は潰れないし、形を変える事も無い。


「おい、レミ!こいつ強いぞ!」

(なんだその嬉しそうな眼は!?・・・こいつもバトルジャンキーか!?)


 ラーズリアは非常に嬉しそうな表情で優剛を見た後、レミニスターに振り返る。それは空腹の犬の前に大好物の餌を置いた時のような、キラキラしたような眼である。

 ラーズリアがレミニスターに振り返った隙に、優剛はスルっと手を引っこ抜いた。しかし、それが逆効果になる。


「おぉ!抜いたぞ!レミ!こいつ俺と普通に握手しただけじゃなく、手も抜いたぞ!」

「興奮するのはわかるが、少し抑えろ。ユーゴが怯えているぞ。」

「馬鹿な!これほどの強者が怯えるはずないだろう。」

「・・・いや。怖いですよ。」

 優剛はレミニスターの言葉に「うんうん」と頷きながら肯定する。


「よし、ユーゴ。俺と模擬せ・・・」

「お父様!違います!私は先程の事が聞きたいんです!」

 そんな優剛を無視して模擬戦を言い出そうとしたラーズリアを遮って、ティセルセラが興奮する父を叱責する。


「さっきの?あぁ、ユーゴが燃えてたやつか?」

「それもですけど、違うんです。ユーゴは何も無いところから炎を出したんです!」

 ティセルセラの言葉に反応したのはラーズリアだけではない。レミニスターも反応した。


「ユーゴ、今度は火を出したのか?火も空気中にあるのか?」

 レミニスターは優剛が水や氷を出した時を思い出して、優剛に詰め寄る。


「さすがに火は何も無いところから出してないですよ。」

「でも、出したじゃない。私、見たわよ!」

 ティセルセラは優剛を睨みつける。


「説明するのが面倒・・・。」

「教えて下さい。先生。」

 説明を渋る優剛にイコライズが火の出し方を教えて欲しいと強請る。優剛は悔しそうな表情でイコライズを見てから、「教えるから座って」と言った。


 まずは静電気の説明をイコライズにする。バチっとした経験はあるようで、発生させる方法を聞いて納得したような顔になったが、優剛の手に纏った電気を見て呆れ顔になる。

 真人は興味があるようで、すぐに服を擦って静電気から電気を作って、手に纏うまでの練習を始める。


「電気って火と同じで、何かを燃やす事も出来るんだよ。だから・・・。」

 優剛は糸クズを集めて、電気を纏った右手の上に落とした。電気に触れた糸クズは僅かな火を生み出してすぐに消えてしまった。


「糸クズが燃えて火が出来たでしょ?それを元に火を作ったんだよ。」

「待ってくれ。そのやり方で火を作ってくれないか?」

 レミニスターは驚きの表情で優剛に頼んだ。火の発生していた時間が短時間過ぎて、あの僅かな時間で魔力と火を同調させて、魔力を火に変えられるとは思えなかった。


「まだ糸クズあるかな?あっ!この草で良いや。」

 優剛は地面に生えている小さな雑草の葉を1枚取って電気で燃やした。


「レミさん、これで良い?」

 拳の大きさの火を作り出した優剛はレミニスターに確認する。


「あぁ・・・。わかった。もう良いぞ。」

「待って!私、ファーコンパンチも見たいわ。」

 ティセルセラが真人の使っていた必殺技の名前を覚えていたのだ。そして真人を呼ぼうと口を開きかけた時には優剛の手は炎を纏っていた。


「これ?」

「おぉ。これは凄いな。どうなっているんだ?」

 優剛も使えるのか。という驚きの表情で優剛の燃える手を見るティセルセラ。そしてラーズリアは感心するように優剛の燃える手を見つめる。


 優剛はラーズリアたちにファーコンパンチの説明をする。


「なるほど・・・。カッコイイとは思うが、実用性は低いな。」

 性質を聞き終えたラーズリアがファーコンパンチを評価した。


「でもマコトのパンチでユーゴはあんなに燃えていたじゃない。」

「え・・・?自作自演だよ。手に纏えるんだから、身体にも纏えるでしょ。」


「いや!マコトのパンチで吹き飛んだじゃない!」

「自分で飛んだんだよ・・・。」


 優剛はファーコンパンチにやられる悪党を演じていたので、炎のパンチに当たって、身体に炎を纏いながら吹き飛んだ自作自演を、他人に見られただけでなく、説明までした事で急に恥ずかしくなってきた。

(言わせんな恥ずかしい!)


「それであんなに派手に飛んできたのか。」

「俺はユーゴが空を飛べるようになったのかと思ったぞ。」

「あっ。飛べるようになりましたよ。」


 ラーズリアが派手に飛んできた優剛を思い出して、レミニスターは自分の考え過ぎを苦笑した。しかし、それは考え過ぎでは無かった。

 優剛の言葉に全員が固まる中で最初に再起動したのは、ミロマリアであった。ティセルセラは電気と炎と自作自演の話でフリーズしていた。


「ユーゴ様は船を使わずに空を飛べるんですか!?」

「飛べますよ。アイサさん、飛んで良いですよ。」

 優剛は傍で立ったままでいたアイサを空気玉で包むと、空を指差して飛行を許可した。


「いやっほー」アイサは飛行許可を貰った瞬間には飛び上がると、歓声を上げて空を飛び回った。アイサにとっては夢の続きのような状態で、雇い主がいる事も忘れて楽しんでいる。


「あれはユーゴ様が操作しているのですか?」

「飛ぶ方向や速度はアイサさんが決めていますよ。僕はアイサさんの身体の動きから、意思を読み取って、彼女に空の自由の疑似体験を提供している感じです。」


「わ・・・私も飛べますか?」

「飛べますよ。」

 なんの気負いも無く、気軽に空を飛べると言い放つ優剛。


「少しジャンプして下さい。」

「キャ!・・・浮いていますわ。」

「アイサさーん、ミロマリアさんに飛び方を教えてあげて下さーい。」

 地面から浮いて困惑しているミロマリアに飛び方を教えるように、空を飛んでいるアイサに優剛は呼びかけた。


「畏まりましたぁ!」

 既に空を飛ぶのも小慣れてきたアイサは喜んで指示に従う。


「先生、私も飛びたいわ!」

 優剛は興奮気味なイコライズに「どうぞ、どうぞ」と言って、最初は空を歩いたり、滑ったりする感覚で飛ぶように助言する。


「由里、イコの補助をしてあげて。」

 騒ぎを聞きつけて優剛の隣で話を聞いていた由里にお願いする。2人は手を繋いで仲良さそうに、最初は低い位置をゆっくりと飛び回る。そこに真人も混じって、会話しながら楽しそうに空を飛んでいた。


「ねぇ、父様。」

「ん?あ・・・。あぁ。なんだ?」

「見てよ。」

 ティセルセラはボーっと飛んでいる5人を見つめていたが、空を飛ぶのが普通じゃない!という意識が覚醒して、ペチペチとラーズリアの頬を叩いて、空を見ろと指差す。


「あぁ。人が飛んでるな。空を・・・。」

「そうよ。みんな空を飛んでるのよ。」

「おい!レミ!あいつら魔道具も使わずに空を飛んでるぞ!ミロマリアも飛んでるぞ!」

 ラーズリアはレミニスターを揺さぶって覚醒を促す。


「ミロマリアが・・・飛んでいる?」

「そうだ!あそこだ!」

 ラーズリアはアイサと一緒に飛んでいるミロマリアを指差した。


「ミ・・・ミロォォォ!」

 頭が整理されていないレミニスターはただ呼びかけるしか出来なかった。しかし、そんな呼びかけに反応して、ミロマリアは高度を落として、レミニスターの頭2つ上くらいの位置で止まって見下ろした。


「私、空を飛んでいますわ!それにレミ様よりも高い位置からお話が出来るわ。うふふ。」

「あっ・・・あぁ。そうだな。どうやって飛んでるんだ?」

「ユーゴ様にお願いしたら飛べるわよ。」

「何?ユーゴ、本当か?」

 非常に嬉々とした表情でミロマリアはレミニスターに説明した。それを聞いたレミニスターは真剣な表情で優剛に確認する。


「レミさんも飛ぶ?今、補助の人はいないから1人だけど良い?」

「私が手を繋いであげても良いですわよ?」

 ミロマリアが馬上から手を差し伸べる紳士のようにレミニスターに手を差し出した。


「ではお嬢様に甘える事にしよう。」

「まぁ、レミ様ったら。うふふ。」


(リア充、爆発しろ。)

 優剛は不穏な事を思いつつも、レミニスターを空気玉で包んだ後はミロマリアに任せた。

 最初の内は少し怖がっていたレミニスターも次第に慣れてきて、自然にミロマリアのエスコトートしながら夫婦で仲良く飛んでいた。


「なぁ、ユーゴ。俺と模擬戦してくれな・・・。」

「嫌です。」

 地面に座ってボーっと空を眺めている優剛にラーズリアがキラキラした瞳で告げてきたが、食い気味で断りを入れる。


「なっ!そうか・・・。俺の事を知らんからだろう。改めて自己紹介しようか。」

 ラーズリアは言いながら優剛の横に座った。


「俺はムーフリット王国魔導騎士、ラーズリア・コッペルシア。」

「僕は優剛 田中です。イコライズの家庭教師で春から無職です。」

「では、俺と模擬戦をしよう。」

「お断りします。」

 やる気満々で立ち上がったラーズリアに再び断りを入れる優剛。


「な・・・なぜだ・・・。そうか。証明書か!俺と模擬戦をしたという証明書を書こう。それなら良いだろう?」

「お断りします。」

 優剛は笑顔で三度断る。


「俺と戦った証明書がある教師なら職に困る事は無いぞ!だからやろう。なっ!」

「やりません。戦うのは嫌いです。怖いし。痛いし。」

 ラーズリアは優剛が言っている意味がわからなかった。優剛ほどの魔術が使えるなら強者と戦って自分の実力を試してみたいと勝手に思っていたので、拍子抜けして首を傾げて絶句していた。


「ラーズ、さっきも話したが、ユーゴは簡単には戦ってくれんぞ。」

 2人が会話しているのを見たレミニスターが、会話内容を予想して2人と傍に降りてきた。


「何故だ!?俺は一応、魔導騎士だぞ?」

「一応ではなく、ラーズは王国最強の魔導騎士だよ。お前と戦えるのは名誉な事だろう。しかし、ユーゴは魔導騎士を知らんし、知っても戦わないだろうな。」

「そうか!異世界人だったな。魔導騎士を説明しよう!」

 ラーズリアは魔導騎士の説明を勝手に始めた。


 魔導騎士はムーア王国で3人だけ選抜される精鋭騎士の称号だ。戦闘能力の高さだけではなく、軍の指揮能力や、知略などのも考慮されて選抜される。

 そんな中でラーズリアは特に戦闘能力が非常に高く、彼自身が戦術として機能するほどの高い戦闘能力を持っていた。彼と戦って無事で済むはずもなく、模擬戦でも死者が出るほどだ。


 ラーズリアに挑戦したい者は多くいたが、今はもういない。全て倒してきているからだ。最近ではラーズリアと握手するだけで終わってしまう弱い挑戦者も多く、退屈な日々を過ごしている。


「だから俺と戦おう。」

「嫌ですよ。さらっと模擬戦で死者が出ているって言っているじゃないですか。僕は死にたくないです。」

「何故だ!強者は強者を求めるものだろう!?」

 育ってきた環境が違うから、好き嫌いはあるだろうが、現代人で戦うのが好きな人など極少数しかいないだろ。当然、優剛は嫌いだ。


「よし、レミで我慢する。準備しろ。」

「は?俺もやらんぞ。」

「何故だ!?昔は毎日のようにやってくれたじゃないか!」

「自分より強い者と戦うのは良い訓練になるからな。しかし、今は領主だ。戦うのは専門家に任せている。」


 ラーズリアはガックリと項垂れて座り込むと、呟き始める。

「じゃあ俺は何をしにこんな東の辺境まで来たんだ・・・。」

「視察だろ?」


「退屈な王都から出る為の方便だ・・・。本来の目的はレミと模擬戦がしたかった。お前も喜んで応じてくれると思っていたのに・・・。」

「ラーズは今も訓練漬けなんだろう?そんな奴に身体を動かす程度しかしていない領主がまともに戦えるわけ無いだろうが。」

「ヒロさん・・・。ヒロさんは何処だ!?ヒロさんなら戦ってくれるだろう!?」

 飢えた獣が別の獣を思い出して、ロックオンした。


「父上は訓練場だ。もうすぐ帰って来るだろう。」

「ヒロと知り合いなんですか?」

「俺が若い頃に面倒を見てくれた人だ。ユーゴはヒロさんを呼び捨てにするのか?」

 ラーズリアは少し睨むように優剛を見た。


「最初に会ったのがヒロで、言葉もわからなかったから呼び捨てしか出来なかったんですよ。それで言葉がわかるようになっても、そのままが良いと言う事で呼び捨てが定着しました。今は良い友人だと思っていますよ。」


「俺たちも友人だろ。呼び捨てで良いんだぞ。」

「僕はこの街の住民になる予定ですよ?住民が領主を呼び捨ては抵抗ありますね。」

 レミニスターが少し寂しそうに呼び捨てで呼んで欲しそうにするが、優剛はやんわり断る。


「ユーゴ・・・さん、オニゴッコして下さい。」

 ずっと黙って聞いていたティセルセラが優剛に敬語で頼んできた。それを聞いていたラーズリアは驚きの表情で娘を見る。


「良いよ。もう大丈夫なの?」

「はい!よろしくお願いします。」

「良いけど、鬼ごっこって遊びだからね?・・・何か勘違いしてない?」

 模擬戦を申し込むかのようなティセルセラの様子に、若干の戸惑いを見せながら優剛は同意する。


 優剛は「よいしょ」っというおっさん臭い事を言いながら立ち上がると、「いつでも良いよ」と言った。

 ティセルセラも先程の事があるので、近い距離から開始される事に異論はない。


「行きます!」という声でティセルセラは間合いを詰めるだけではなく、一気に優剛に触れようとフェイントも織り交ぜて手を伸ばす。しかし、優剛はフェイントも含めて全て避ける動きを見せる。


「なぁ、レミ、オニゴッコってなんだ?」

「優剛に触ったら終わりの遊びみたいなものだ。」

 王都では大人でもティセルセラに勝てない者が多い中で、ラーズリアが今見ている光景は信じられないものだった。ティセルセラが全力で動いているのに、触れる事すら出来ない人間が居る事が信じられなかった。


「ティセ、これを使え。ユーゴ、構わないか?」

 そう言って、ラーズリアは腰に付けた革袋から2本の木剣を取り出した。


「良いですよー。」

(腰の革袋は魔法袋か。)

 優剛はティセルセラの突撃を避けながら回答する。さらにラーズリアの革袋を見て、剣が入る大きさの革袋では無い事から、色んな物が入っている事を想像する。


「父様、ありがとうございます。」

 ティセルセラは剣を持った事で雰囲気が変わる。


 ティセルセラは「はっ!」という短い吐息から、鋭い一撃を放つ。しかもそれは一撃では終わらず、左右の手から繰り出される連撃は隙も小さく、非常に高度な技術を感じ取る事が出来た。

 痛いのが嫌な優剛は最初の一撃を避けた後は真剣な表情に変わって、腰を落として膝を曲げた状態で丁寧に1つ1つの攻撃を避けていく。


(速いし、鋭いなぁ。当たりたくねぇぇぇ。)


 2分ほど経過すれば大の字で地面に横たわるティセルセラ。


「よし、次は俺だ。」

 指をパキパキ鳴らしながらラーズリアが優剛の前に立った。


「え?ラーズさんもやるんですか?」

「オニゴッコなら良いだろう?」

「鬼はラーズさんからで良いですか?」

「ん?オニゴッコはユーゴに触ったら終わりだろ?」


 上手く噛み合わない会話だったので、優剛は鬼ごっこの説明をした。


「なるほど、本来は走って逃げる子供の遊びか。俺からオニで良いぞ。」

「では、どう・・・」

 優剛が言い終わる前にラーズリアは優剛に突撃していた。優剛はそれを間一髪で避ける。


「素晴らしいな。今のを避けるか。久しぶりに本気が出せるな。ふはは。」

 ラーズリアは身体から魔力の陽炎を放出すると、先程よりも早い速度で優剛に迫る。優剛はラーズリアの身体から漏れた魔力の量に警戒して、魔装の圧縮を止めて身体能力の強化を一段階上げた。


「ははは。触れん!触れんぞ!ははは。」

 ラーズリアは非常に楽しそうに優剛に触ろうと手を伸ばす。優剛は軽く距離を離すなどして、必死に逃げる。走って逃げる事はしないが、走って逃げたい気持ちでいっぱいだ。


「剣を使って良いか?」

「それなら僕は飛んで逃げます。」

 先程、剣を持った時にティセルセラの雰囲気が変わったので、そんな娘の親が剣を持ったら鬼になる。鬼ごっこのレベルではなく、リアル鬼ごっこになると考えた優剛は、剣も届かない遥か上空に逃げると宣言する。


「素手とは言え、これだけ俺の攻撃を避け続けた奴はいないぞ。」

 数分間の鬼ごっこで満足したのか、ラーズリアは満足そうな表情で優剛を褒めた。


「よし!雪が降ってきて、王都には帰れんな!残念だが、帰るのは春になりそうだ。残念だなぁ。ティセもそう思うだろう!」

 雪など降っていない。降る気温でもない。そんな快晴の夕方にラーズリアが帰らないと宣言する。


「はい!父様!雪が降っています!帰るのは雪が溶けた春になりますね。」


 この親子の目には何が見えているのか?優剛が見えている。獰猛な戦闘狂という獣にロックオンされている。

 そんな2人に見つめられた優剛は、怯えた小鹿のようにレミニスターに助けを求めていた。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

魔人様の読んでいた時間が少しでも良い時間であったなら幸いです。


評価や感想もお待ちしております。ブックマーク登録も是非お願いします。

次回もよろしくお願い致します。

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