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家族で異世界生活  作者: しゅむ
23/215

23. 旅をしている通りすがりの者

前回のお話

短剣あざっす

 優剛は出来たばかりの短剣を身に着けてご機嫌で歩いている。

 優剛が街を出歩く時は異世界に来た時のカジュアルなYシャツを上から着て、ジーンズを履いている。

 短剣の鞘に付けられている留め具をベルトに固定して、もう1つ鞘の先端にある短いベルトのような留め具を左の太ももに取り付けると、短剣はベルトと太ももで完璧に固定される。

 優剛はダメリオンの持ち運び方まで考えて作られた鞘と、この装着方法が異世界っぽくて非常にご機嫌だった。


(ダメさん最高かよ!)


 服屋に寄ってから帰る事も考えたが、浴衣を貰っても持ち運ぶのが面倒だと感じたので、途中で道を変えて、真っすぐ帰宅中の優剛は少し狭い通りを歩いていた。


「どけぇー!邪魔だぁ!」

 馬車の御者が大きな声を出しながら、かなりの速度で前方から近づいてきた。

(うわぁー。馬車がすれ違うのも難しいこの道で、あんなにスピード出すなんて危ないなぁ。)


 日本でも煽り運転をTVやインターネットで話題になっていた事を思い出して、どっちの世界も同じなのかと、ガッカリしながら道の端に避ける優剛。

 馬車が通る道から嫌そうな表情で逃げているのは他の住民も同じなので、優剛はどこの世界でも乱暴な運転は嫌われるんだろうなと1人納得していた。


 馬車とすれ違ってしばらく歩いていると、道の真ん中で人だかりが出来ている。

 優剛は反射的に聴覚を強化して、様子を伺ってしまうと強化して事情を知ってしまった事を後悔した。

 人だかりの中央から聞こえてきたのは女性がすすり泣く声で、周囲の人間は先程の馬車に対して強い怒りを口にしていた。


(誰かさっきの馬車に轢かれたのか・・・。確か轢かれた方が悪いんだよね。嫌な世界だねぇ。)


 トーリアの異世界常識では馬車や馬で人を轢かないように注意するのは大前提としてあるが、『轢かれた方が悪い』との事だった。

 馬車が通る道は広く作られていたり、人は道の端を歩いたりするのが、異世界交通の基本ルールだが、先程の馬車は狭い道で速度もかなり出ていたので、人を轢いてしまったのであろう。


 優剛も残念な気持ちがあったが、先日のお説教で余計な事をするなと釘を刺されていたので、何もしないで立ち去るつもりであった。あの言葉が聞こえて来るまでは・・・。


「くそっ!こんな小さな子供なのに・・・。」

(はぁ?あの馬車、子供を轢いたのか!?)


 周囲の人と同様に怒りを覚えた優剛はスルスルと輪の中心まで来ると、倒れた子供と、その手を握りながら、座り込んで泣き続ける女性を見つける事が出来た。


(あの馬車って破壊しても良いよね?)

 3歳くらいの小さな子供が倒れているのを見て、優剛は怒りの影響もあって物騒な考えが頭に浮かんだ。


「あのー、治療とか病院に連れて行くとかしないんですか・・・?」

 優剛は恐る恐るだが、周囲の人に尋ねた。


「あんた・・・旅の人か?俺たちみたいな平民に、あんな大怪我を治療する金はねぇよ・・・。」

 優剛の着ている服や容姿から旅人と予想した男性は悔しそうに教えてくれた。

(マジか!?治療費は高いのか・・・。)


 周囲の人を見渡しても、貧相な服を着ているわけでは無いが、倒れて動かない子供を治療する金額は、この人たちの生活水準では払えないとの事だ。


「あのー、治せるかわからないですけど、治療しましょうか?」

 そんな優剛の言葉に泣いていた女性はもちろん、周囲の人たちも一斉に優剛を見た。


「・・・ありがとうございます。しかし、私にこの子を治療するお金を工面する事は出来ません。」

「旅をしながら回復魔術の修行をしているので、治療費は頂いていませんよ。」

 涙を堪えて話す女性に優剛は回復魔術の修行で各地を回っている旅人を装って、治療費は不要を告げると、女性は素早い動きで座ったまま優剛の手を掴んだ。


「お願いします!お願いします!・・・娘をだずげで・・・。」

 女性は泣きながら優剛の手を掴んで、頭を何度も下げて懇願する。女性は腰が抜けているのか、立ち上がる事は出来ず、優剛は下に引っ張られるようになっていた。


「全力は尽くすので、もう1度両手で娘さんの手を握っていて下さい。」


(3歳くらいの娘を理不尽な事故で失うとか考えられないわぁぁぁ!あの馬車壊してぇぇぇ!)

 優剛は由里と真人の3歳くらいの姿を思い出して、倒れた少女を救いたいと強く思った。少し怒りも混じっているが、優剛の救いたい気持ちは本物だ。


 優剛は倒れた少女の横に腰を下ろすと、両手で視る魔力を作って、少女を覆う。

 高性能なスキャン機能のように、優剛には少女の体内の様子が理解出来た。

(頭は大丈夫だけど、内臓の損傷が激しい・・・。骨折も多いな。肺から治さないともう死んじゃうかも。チアノーゼだっけ?唇も紫になってきている。)


 外傷だけを見れば、手足の骨折と頭部から出ている血の治療から始めるのだろうが、優剛は肺と内臓から治していく事にした。

 少女の血液を元に魔力で作った極細の糸で肺を繋ぎ合わせていく。肺の正しい形がわからない優剛は自分の肺や少女の無事な肺の部分を参考にした。


 内臓も同じ要領で自分と同じ形に繋ぎ合わせて、優剛の魔力で治癒力を強化させて結合させる。最後に魔力の糸を消して縫合は完了だ。もちろん、切れている太い血管も同時に治していく。


 体内の治療を終えて危機的状況を脱した事に安堵した優剛は「ふぅー」っと息を吐きながら背筋を伸ばすと、再び上体を下げて、外傷の治療に取り掛かろうとした時に声をかけられた。

「おい!兄ちゃん!どうなんだ!?」

「え?あぁ・・・。あとは見えている怪我を治して終わりですよ。」


 声をかけた男性も周囲の人たちも頭の上には『?』が見えているような表情で優剛を見た。

 それもそのはずで、彼らから見ると優剛は倒れた少女に両手で軽く触れているだけで、外傷は一切治療されていない。


 優剛が何を言っているのかわからない周囲の人たちを放置して、優剛は少女の骨折を治療する。

 骨折を元の状態に戻す際に『メキメキ』っという音が、少女の身体の様々な場所から同時に出てしまい、その音を聞いた男性が優剛を突き飛ばした。


「おい!何してやがる!」

「折れた骨を元の状態に戻して、繋ぎました。骨を正しい状態に戻す時に音は出ますが、間違った方向に曲がった骨を真っすぐにすれば、音は出ますよね?」

 男性が優剛に近づき、突き飛ばすまでの僅かな時間で、優剛は骨折の治療を終えていたが、音が発生する原因を説明して理解を求めた。


「あとは擦り傷や痣の治療です。顔に傷が残ったら大変ですからね。」

「あの大怪我をそんな簡単に治せるわけねぇだろ!お前この子に何してやがる!」

(うげっ。みんな同じ意見か・・・。)


 周囲の人たちは少女を守ろうと、優剛と少女の間に立って優剛を睨みつける。

(遠距離でも回復出来るかな?)


 優剛は目の前で睨みつけてくる人たちを無視して、少女に触れずに少女の体内に残している自分の魔力を使って治療を続ける。少女が体内で流した血液も体内に残っているので、ここで治療を止めれば、吸収されるまで大きな痣として残ってしまう。


(練習の成果なのかな。直接触れていなくても良い感じで治せる。)

 少女の身体にあった痣が消え、頭の外傷や擦り傷なども元の綺麗な肌に戻っていく。そして、最後の傷口から体内で出血していた大量の血液を出して、地面に捨てれば治療は完了だ。


「治療は終わりです。僕は血が作れないので、お肉とか沢山食べさせてあげて下さい。」

「はぁ!?こんな短時間で終わるわけねぇだろ!」

「そうよ!あんた何したのよ!今、大量に出血したじゃない!」

 治療は終わったが、周囲の人たちは優剛を様々な言葉で非難した。


「お・・・おい。お前ら、この子を見てみろよ・・・。」

 そんな言葉が聞こえて優剛から少女を隠していた人たちが、後ろを振り返って少女を確認する。

 少女は倒れて血で汚れたままだが、曲がっていた手足は真っすぐに戻っており、頭の出血や擦り傷の出血も止まっている。


「あっ、血は拭いて下さいね。」

 優剛は少女の肌や服に付着していた血を取り除くのを忘れていた。近づく事が出来れば、水の魔術と組み合わせて洗浄する事も可能であるが、近づけないので、完全に綺麗にする自信がなかった。


 優剛は立ち去ろうと移動を始めると、少し体格の良い男性に肩を掴まれた。

「待て。お前、何した?気味悪い音を出して、大量出血させて終わりか?そんな治療あるわけねぇだろ!」


「何度も確認しました。血は少し足りないけど、完璧に治っていますよ。」

「だから、それが信じられねぇんだよ!」

「うーん。気持ちはわかりますけど・・・。信じなくて良いです。僕は逃げます。」

 お腹が空いてきていた優剛はこの後に予想される面倒なやり取りを嫌って、逃げる事を選択した。この言葉を聞いた周囲の人たちは優剛を取り囲んで、衛兵に突き出そうという話までしている。


 優剛は肩を掴んでいる男性の手首を持って合気道の要領で捻ると、男性はクルっと回って地面に倒れた。

(やべっ。力加減間違えた。倒れ方が派手過ぎだよ・・・。)


 倒れた男性を見た周囲の人たちは警戒の色を強めて、雰囲気は最悪なものに変わる。

 念のために倒れた男性を視る魔力で確認して、骨折や大きな怪我が無い事を確認すると、優剛は身体能力を魔力で強化して、正面の人たちを大きく跳び越え、そのまま走り去っていく。

 何やら色々な言葉が後ろから聞こえてくるのを無視して、そのまま領主の屋敷を目指して猛スピードで駆け抜けた。途中にある貴族街と市街を隔てる石壁を軽く跳び越えて、何食わぬ顔で貴族街に侵入。そして領主の屋敷を目指して爆走を続けた。


 しばらくして少女が目を覚ました時、どこも痛みが無いと言う少女の言葉に、人々は神の奇跡だと歓声が巻き起こった。先程の旅人は神の使いなのか、失礼な事をしたのではないかと、疑心暗鬼に陥り、その日はいつもより教会には人が集まったとかなんとか。


 優剛が少女のその後や周囲の歓声を知る事は無いが、子供の命が救えた事に満足していた。


 優剛が領主の屋敷に帰り着けば、真人が地面と身体を平行にして、優剛の上半身に飛び付く。由里も大きな放物線を描いて、頭に向かって飛び込んで来る。

 優剛は先に飛び付いてきた真人を左手で横抱きにして、右腕で由里をキャッチする。


「2人とも凄い飛ぶじゃん。」

 ギュっと抱きしめてから地面に降ろすと、元気に「おかえり」と言ってくれる。

 どこで生きていても家族がいれば幸せだと実感する優剛に麻実が近づいて来る。


「おかえり。これ何?」

「ん?あぁ。浴衣!普段着に発注したんだよ。」

 麻実は浴衣を持って優剛に尋ねた。


「ふーん。いつ?」

「え・・・。この短剣を注文した時の帰り・・・。」

 優剛は左腰に装着した短剣を示すが、麻実の放つ僅かな怒気に押される。この程度の怒気では子供たちは気が付かない。短剣を見せて欲しい。浴衣を見せて欲しいと騒ぎ立てる。


「私、聞いてないよ?って言うか、お金持ってるの?」

(はっ!!言ってない!!)


 静かに淡々と問い詰める麻実。そして優剛は怒りの原因を理解した。ハンターから治療費を貰った事。浴衣を作った事は麻実に話していなかった。


 ヒロが食事の時に短剣の事をヒロは話していたが、帰りに浴衣を買った話はしていなかった。

(おぉー。ジーザス!これは怒られるパターン!)


 脳内では警鐘が鳴り響き焦る優剛。しかし、表情には出さず、必死で逃げ道を探す。


「お金は模擬戦で倒したハンターを治療した時に貰った・・・。」

「・・・いくら?」

「15万くらい・・・。」

 優剛は革袋を取り出して麻実に提出する。


「結構多いわね。これで私たちも服、買って良い?」

「もちろんでございます。全部使って下さい。」

「ありがと。何かあったらちゃんと報告してね。」

「御意。」

(ひゃっふー♪お金だけで済んだ!ラッキー。)


 所持金の全没収。しかし、優剛は歓喜する。長時間のお説教が優剛は苦手であり、優剛が麻実に報告を忘れて怒られるのは日常茶飯事だ。

『何かあったら』この基準が優剛は高いのが原因で、なんとも思っていない事でも麻実や周囲にしてみれば、そんな事は無い。


 何度怒られても、優剛がなんとも思っていない事を報告する事は無いので、近日中にまた怒られるのは目に見えている。


「そうだ。レミさんの奥さん帰ってきたみたいで、優剛に会いたがっていたわよ。」

「おぉー。麻実はもう会ったの?」

「うん。可愛らしい人だったよ。少し話もしたけど、気が合うかも。」


 へぇー。という生返事をすると、屋敷の扉から見た事が無い女性が、優剛にゆっくり歩み寄ってきた。

(この人かな?)


「ユーゴ様、お会い出来て光栄でございます。レミニスターの妻でミロマリアでございます。以後よろしくお願い致しますわ。」

「ユーゴです。レミさんにはお世話になっております。」

 優剛は頭を下げて、お世話になっていると告げる。日本でも常識的な行動であろう。しかし、頭を下げた優剛の両手を掴んで、ミロマリアは涙を浮かべる。


「お世話になっているのは当家でございます。イコライズがお世話になっております。本当に・・・、本当にありがとうございます。」


 優剛は両手を掴まれたので顔上げてミロマリアを見れば、可愛らしい顔立ちの少し太めの体型であるが、全体的に丸い印象で非常に可愛らしい女性であった。


(やっぱり体型は麻実と同じか。)

 失礼な事を考える優剛。それを麻実とミロマリアに見透かされる。


「ミロマリアさんの服が屋敷に残っていて助かりました。ありがとうございます。」

「古い物で申し訳ありません。それでもマミさんによく似合っていて私も嬉しいです。」

 2人はニコニコ会話をしながらも、視線は優剛に向けられている。


「2人ともよく似合っていて可愛いですよ。」

(怖えええええええええええええ。)

 優剛は恐怖の絶頂で最適解を探し続けた。ミロマリアも麻実と同様に太めの体型を気にしていると判断した優剛は、体型の事には一切触れずに似合っているとだけ言った。


「あら、ユーゴ様に褒めて頂けて嬉しいですわ。マミさん、今度、服を一緒に選びましょう。」

「良いですね。私もこちらの世界の服が欲しかったんですよ。」


 2人が視線を優剛から外して、キャッキャと会話を始めた。

(せ・・・正解したか?地雷は踏まなかったか?)


 優剛はこういった地雷の回避力は抜群である。麻実は無意識に地雷をバラまいていて、優剛が踏めば大爆発だ。恋人時代から10年以上、数多くの地雷を潜り抜けて、回避力が自然と鍛え上げられていた。


 無意識の時の方が自然で巧みに隠蔽されている。しかし、気づけても回避出来るかは、優剛の言葉と行動次第だ・・・。


 優剛はしばらく2人の会話に相槌を打って、地雷の回避に手応えを感じると、屋敷に入って座って話したらどうかと進言する。


「あら。失礼しました。そうしましょう。それにもうすぐ昼食ですね。ウフフ。」

 ミロマリア微笑をした後に表情を引き締めて、優剛をチラっと見た。


 優剛はミロマリアから視線が来る前に、視線を外して無表情を装った。

 優剛はミロマリアが昼食を楽しみである事が悟られたくないと判断して素早く行動した。


(麻実と同じだ・・・。無意識に地雷をバラまくタイプの人だ・・・。)

 内心では恐怖に震えていた。あの時、視線が合えば、太っているから昼食が楽しみだと思ったのかを語り始めて途中で怒りだす。そして最後は優剛が謝るパターンだ。


 優剛は視界の端でホッとしたような表情をしているミロマリアを見て安堵する。


 いつも昼食の時に使用している部屋に着けば、レミニスターがいつもと違う疲れを感じさせる表情で先に座っていた。

(未熟者め。ミロマリアさんの地雷踏んだか・・・。)


「おぉ。ユーゴ。もう会っていたか。俺から紹介する必要は無いようだな。」

「はい。大丈夫ですよ。麻実とも仲が良いみたいなので、僕も安心です。」


 優剛はレミニスターだけにわかるようにウィンクすると、レミニスターが小さく首を縦に振った。

 2人の脳内ではガッチリと握手をしてから、抱擁がされている事だろう。お互いの想いが通じ合った瞬間である。


 楽しい食事の後はイコライズによる金属棒を曲げる成果が披露される場になった。

 目に見えるハッキリとした成果を目の当たりにしたレミニスターは感動して大きくイコライズを称賛した。

 朝の訓練を見ていなかった使用人の中には涙する者もいるほどであった。

 ミロマリアは初めてイコライズが魔力を使ったのを見て、涙を堪えきれずに感動で咽び泣いていた。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

皆様の読んでいた時間が少しでも良い時間であったなら幸いです。


評価や感想もお待ちしております。ブックマーク登録も是非お願いします。

次回もよろしくお願い致します。

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