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家族で異世界生活  作者: しゅむ
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02. 遭遇と恐怖と発見

前回の話

寝ていたお父さんの無防備な股間に拳が突き刺さる。(オーマイゴッド)

 優剛は由里に髪を掴まれて振り回された時の痛みは気にならなくなったが、まだ股間の痛みと身体のだるさに悩まされているが、3人と会話しながら回復を待つ事にする。


 優剛は機内トラブルの事も聞き終えると質問をする。

「みんなは寝たの?」

「寝たわよ。私と由里がほぼ同時に起きたかな」

「ボクが一番だった!」


 ドヤ顔である。


「私たちが起きた時は、明るかったよ。それに少しうるさかった」


 続けて由里が起きた時の状況を説明してくれるが、優剛は違和感があって質問する。

「明るかったの?」

「うん」

「んー。その時には、既に機内トラブルが発生していたんだね……。はは。初飛行機は退屈しないねー。真人が起きた時は?」


 ドヤ顔だった真人は普通の表情で答える。

「暗かった」

「いつ頃、明るくなったかわかる?」

「わかんなーい」

「わかんないかー。ありがとね」


(うーん。窓から見える景色は草原かぁ……次の行動で考えられるのは、機長が着陸前に空から確認しただろう近くの街まで何人かで行って助けを呼びに行く……かな。乗客は指示待ちがベストな対応だと信じて座って待……)


 優剛は痛みに耐えながら、次の対応を考えていた時に残酷な現実が襲いかかる。優剛はトイレから緊急の呼び出しに悩まされる。長時間寝ていれば当然である。ここまで持ったのが奇跡とも言える。


 優剛は強い決意に満ちた表情で口を開く。

「トイレ……行ってくる」


 そして、優剛はゆっくり、ゆっくりと動きながら通路に面した各座席の背もたれに手を置いてトイレに向かう。股間の痛みでまともに動く事が出来ないのだ。

 しかし、トイレには行かねばならない。座席で漏らす訳にはいかないのだ。


 そんな優剛を見て真人が笑い声をあげる。

「あははは。ロボットみたーい」


 優剛は真人に笑われながら、痛みを堪えてトイレを目指すが、前傾姿勢でゆっくり動いているので、途中で心配した客室乗務員に何度か声をかけられてしまった。


 しかし、他人に本当の理由を話す事できない。

 優剛は『大丈夫です。足が痺れているだけです』と、誤魔化しながらトイレを目指した。


 優剛はなんとか戻ってくると、大きく息を吐いて席に座る。

「ふぅー。しんどい」

「……お爺ちゃんだね」


 麻実の一言で戦いの幕が開ける。

「もう36だからのぉ。身体は老いていくものじゃ。だけど、僕がお爺ちゃんなら麻実はお婆ちゃんだよね」

「私は違う! ピチピチ」

「ほほぉー。同じ歳なのに不思議ですな」

「もう私の方が年下よ」

「1歳違いなんて誤差でしょ。それにお婆ちゃんは大きくなったよね。横に」

「まだ、夢を見ているみたいね。真人の必殺技が足りないのかもね。私も真似してみようかな」


 麻実は右の拳を目線の高さに上げて、優剛に拳を見せる。

「ごめんなさい」

「では、私と席を代わりなさい」

「御意」


 優剛は完全敗北を受け入れ、子供に挟まれる席に誘導される。


 麻実は子育てに苦手意識がある様で、何かと優剛に子供たちの世話を頼んでいる。優剛は子供の世話が好きなので問題は無く、主夫でのんびりした生活を夢見ている。


 由里と真人も窓側と通路側の席を交換するようだ。理由は由里が外を見たいからである。


 優剛は黙って席を交換する真人に声をかける。

「良いの?」

「うん。何にも無いからつまんない」


 優剛がチラっと窓を見れば広いだけの草原で動物も見えない。確かに面白みはないだろう。


 席交換も終わったタイミングで客室乗務員がやって来て食事の説明がされる。もちろん『ビーフ or フィッシュ』ではない。


『ビーフ or フィッシュ』は子供の頃の夢だと知った優剛は無難にカレーを選択した。


 優剛はお腹が空いていたので、無言で食べ終わってから気が付く。

 非常時なのに食事を普通に出してくれるなんて凄いな。と感心しながら、非常食は何処に常備しているのだろうか。などと考え事をしていると、由里から声をかけられる。


「お父さん、アレ何?」

「ん?どれ?」

「あそこ。あそこ」


 優剛が窓から草原を見ると遠くに動物の様な獣が何頭か見える。

「なんだろうね。動物っぽいけど遠くてよく見えないね。飛行機が大きいから怖いんでしょ。近くまで来てくれればわかるかもね」

「ふーん」

「どれ!?」


 草原しか見る事の出来なかった真人が喰いついた。眉根を寄せてじーっと見るが、やはり遠くて見えないらしい。

「……遠くてわかんない」


 他にも外の獣に気が付いている乗客はいるが、機内に居れば安全だろうという安心感から誰も騒いだりしていない。


 しかし、その獣には目が離せないような存在感があった。


 麻実は食事を全て食べ終えた優剛に尋ねる。

「体調は大丈夫なの? もうだるくない?」

「んー。落ち着いてきたけど、なんか違和感あるんだよね」


 優剛は身体を伸ばしながら麻実に現在の状態を伝えた時、機内アナウンスが流れる。


 アナウンスの内容は『機体の後方にある森を抜ければ街がある。その街に機長と数人の客室乗務員が向かって助けを呼びに行く。残された乗客には次の食事は提供出来るが、その後は非常食になる。非常食は機長たちが帰還するまでは十分持つだけの量が準備されている』という事だった。


 着陸前に街の方角を確認していた機長に優剛は感謝すると同時に、未知の草原に降り立ち、さらに未知の森を抜ける勇気に尊敬の念を持つ。


 優剛は真人に告げる。

「機長さんカッコイイね」

「え? 機長さんどこ?」

「あー。性格? 内面がカッコイイ」

「ふーん」


 まだまだ、外見でカッコイイか、そうでないかを決める真人には、いまいち伝わらなかった……。


 由里が叫ぶように優剛の腕を掴みながら訴える。

「ねぇ! 来た! いっぱい来た!」


「お? 同じ動物で群れだったんだ。みんなで歩いてこっちに来てるね」

「ボクも見たい!」


 距離的にはまだ飛行機の翼より奥なので遠いが、そこまで来れば、どの様な生き物なのか確認出来た。


(ヤバイ! アレはヤバイ!!)


 優剛はその生き物を確認した瞬間、脳内で警鐘が鳴り響いた。同時に機内も騒然となる。

 それもそのはずである。


 その生き物は大型犬ほどの大きさで、白と黒が混じった茶色ベースで、毛並みはボサボサ。その姿は野性味が溢れており、狼に近いと優剛は感じたが、優剛や乗客たちを騒がせる生き物の問題は別にあった。


 狼もどきの顔には額にも眼があり、通常の2つと合わせて3つの眼を持っていた。

 生き物の確認と同時に優剛は頭をフル回転して持っている情報で状況の整理を始めている。


 滅多に真剣な表情を見せない優剛に、由里と真人は少し怖くなって、優剛に話しかけるのを止めて無言で窓から外を見る。


(第3の目はありえない……けど、目の前に存在する。夢の可能性は既に股間の痛みが否定してる。特殊メイクか? 犬に? TVや映画の撮影なら笑い話のネタが増えるだけ。最悪の可能性が異世界? いつ転移みたいな事があった? 寝てる時……か?)


 優剛は狼もどきを見ながら仮説を立てては否定を繰り返して深く思考を続けていたが、優剛が見ていた狼もどきの、体の周りの空気が陽炎の様に少しだけ歪んだ。

 続けて狼もどきの陽炎は上に向かって行く様に見え、それを追いかけるように空に向かって顔を向けて遠吠えを始める。


「ゥオオオオオオン!!」


 その遠吠えは非常に大きく空気を震わせるような振動を伴っている。更に狼もどきの身体からは遠吠えに乗せるように、空気の膜のような物も広がっていた。


 遠吠えを聞いた瞬間、優剛の手足は震え、歯の根は噛みあわず、ガチガチと音を立てる。さらに頭の中は恐怖しかない異常な状態になり、思考を続ける事も不可能になってしまった。


(怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い)


 遠吠えから一秒も経ってないだろう。頭の中で『怖い』を連呼していた優剛の顔と横腹に衝撃が走る。

(怖い怖い怖い痛い怖い怖い痛い怖い怖い痛い……痛い?)


 優剛の手足は震えて、歯の根は噛みあっていないが、恐怖に支配されていた思考が回復する。思考が回復すれば現在の状況も見えてくる。

 優剛がゆっくり目を開けると、優剛の頬には下から突き上げるように由里の頭が押し付けられており、横腹には真人の頭が押し付けられている。


 2人は優剛と同じように手足や身体が震えており、恐怖に怯えているのは誰が見ても明らかであった。しかし、2人の腕は優剛の身体や腕に巻き付きついている。


(そりゃ痛いは……)

 2人の頭の固さは麻実譲りで3人の頭は優剛にとっては凶器であった。普段、遊んでいる時も頭突きには細心の注意を払い、頭突きを煽る事もしない。煽れば喜んで頭突きしてくるからだ。


 優剛も手足の震えを止める事は出来ないが、優しく2人の頭を撫でるように触れても、2人は恐怖に怯えたままだ。


(なんだ? あの遠吠え……恐怖でもまき散らすのか? ゲームみたいだな……)


 RPGや一狩り行こうぜのゲームが好きな優剛は攻略サイトを見ずに、1人で攻略していくのが常であった。

 麻実には『友達と一緒にやれば、すぐにクリア出来るでしょ?』と苦戦している優剛をいじってくるが、1人なのは友達がいないからである。所謂ぼっちプレイヤーだ。


 優剛曰く『友達と一緒に遊ぶと、途中で止められないでしょ。由里と真人が夜起きた時とか、何かあった時にすぐ止められた方が良いと思ってね。1人なら死んで困るのは自分だけだからね。それと僕は、ぼっちじゃない。ソリストだ』


 優剛は子供が寝た後はゲームの時間を楽しんでいる。ゲームを始めたのは5歳頃だと記憶しているが、それ以来ゲームの虜になり、中でもRPGやアクションゲームが大好きである。


 この手のジャンルは最近ではインターネットを通じて、同じゲームをしている友達と遊ぶ事も出来るが、優剛が子供の頃は1人用のジャンルであって、彼がぼっちなのは昔からである。


 しかし、優剛の現在の状況では1人で敵の観察や、様々な試行錯誤をしてきた事は無駄ではなかったかもしれない。


 優剛は狼もどきを見る為に再び窓の外を見ながら思考を加速させていく。

(もうここは異世界って事で考えよう。違ったら笑い話にしよう)


 そうして優剛は目を閉じると何やら深く集中していく。

(さっきの狼もどきの遠吠えは特殊能力だと仮定しよう。声だけであんなに怖いのは現実的じゃない。異世界的な何かだ。遠吠えと一緒に狼もどきを中心に膜みたいな物が高速で広がってたし、気とか魔力を飛ばしたなら、似たような何かを自分の中から捻り出すとか、周りから取り込むとかしないと多分ここで……死ぬ……)


 機内から出られなければ餓死が待っており、もし狼もどきが機内に入ってくれば抵抗も出来ずに蹂躙が始まる事は先程の特殊能力が証明している。


(外に出て戦うのは無理。ゲームや漫画の主人公じゃないし、戦闘なんて怖すぎる。だけど遠吠えの度に恐慌状態になったら逃げる事も出来ないから防御手段は必須……)


 優剛はこれまで読んできた様々なアニメや漫画の修行場面を思い出しながら、身体の中を探っていく。そうすると先程から悩まされている身体のだるさ、その違和感を体内で動かせる事に気が付く。


(よし! 身体の中にあった! この変な異物を身体の外に出して、自分の周囲に膜みたいに張れたら、恐怖に抵抗できないかな……出来たら良いなぁ……)


 優剛は目を閉じながらゆっくり右手から体内の異物を出して、そのまま自らの周囲を漂う様に異物を動かしていく。


(今は身体から外に出すのも、外での動きも遅いけど、慣れたら全身どこからでも出せそうだなこれ。外での動きは不思議とわかるけど遅い……)


 やがて優剛の左手、腕、肩からも異物を出せた時だ。優剛は異物放出のコツを掴んだのか、全身から身体の中の異物を出していき、ゆっくりと目を開ける。


(おぉ、無色透明にも見えるけど、白い煙っぽいな。全身から出てるけど出る速度が遅い。外で動いている煙も実際の煙の方が早いな。飛行機の中だからまだ生きてるけど、外に転移していたら今頃は全滅か……。異世界転移、怖っ!)


 悪態をつきながら徐々に優剛は身体を煙の膜で覆っていく。

 非常にゆっくりと作られたその膜は優剛にしがみついている由里と真人も同時に覆っているが、通路の向こうにいる麻実までは届かない。


 未だに優剛の足は震えたままで立つ事が出来ない。

(家族は守るなんてとかカッコイイ事を言ってたけど実際は情けないな……)


 麻実との結婚前に自分の中で誓った事がある。口に出すのは恥ずかしく格好悪いという独断と偏見で誓った事がある。


 結婚前のこの気持ちを忘れない事。

 麻実を裏切らない事。何かあれば麻実を全力で守るんだと自分の中で誓ったのだ。


 優剛は悲痛な表情で膝に顔を埋めて震える麻実を見つめながら自分を責めた。

 麻実を守れない不甲斐なさを嘆いた。家族を守れない無力さに憤りを覚えた。


 ここが異世界なら力が必要だ。家族を守る為の力が必要だ。

 そのヒントになるのは透明な煙だけだ。


 今は自分の仮説を信じるしかない。煙が家族を守る為の力を与えてくれると信じるしかない。


 しかし、優剛が身体から煙の放出を止めると新しい問題が発生する。

 煙の膜に穴が開いてしまい、それを塞ぐという対応に追われてしまって膜が小さくなっていく。そして、不足分を補う様に再度身体から煙の放出を始める。


(このまま放出を続けたら嫌な予感しかしない。MP切れの魔法使いは肉壁にしかならない。って格言もあるし、膜に穴が開かないように集中しないと……)


 優剛は身体の中から出している煙が出なくなる可能性を考慮して膜の維持に集中していく。


 やがて優剛は追加の煙なしで膜の維持が出来るようになると、頬に刺さっていた由里の頭を肩に置いて、抱きしめる様に支える。真人は頭を横腹に刺したまま優剛の腰に腕を巻き付ける様にしていたので、そのまま小脇に抱えるように優しく抱きしめる。


「由里、真人、大丈夫だよ。大丈夫」

 優剛は優しい声色で2人の頭を撫でながら落ち着かせていく。時折ゆっくりポンポン背中を叩いて、繰り返し名前を呼んで『大丈夫、大丈夫』と声をかける。


「うわあぁぁぁん。怖い。怖い」


 最初に泣き出したのは由里であった。優剛の首に巻き付いていた由里の腕の力が増して、ギチギチと優剛の首を絞める。


「ゆ……り……苦しぃ……」


 優剛は由里に訴える様に伝えながら、由里を撫でていた腕で少し強めに抱きしめる。


 優剛は緩む事のない首締めに、由里の肩をトントンとタップする。

「だい……じょぶ……だから……」


 由里は無言であるが、首に巻き付いていた由里の力が弱くなるのを感じて優剛は安堵する。

「うあぁぁぁぁん」

「ぐえっ」


 安堵したのも束の間、泣き出した真人の頭が優剛の横腹を押し込んだ。由里と同じく恐怖だけに満たされていた状態を脱したのだろう。


「大丈夫、大丈夫だよ」


 優剛は痛みに耐える為に呼吸を整え、静かに深呼吸もして2人が泣き止むまで撫で続けた。


 しばらくして由里と真人は泣くのを止めたが、優剛を抱き締める力は強いままだ。


 優剛は泣き止んだ2人に尋ねる。

「由里、真人、この煙みたいなのは見える?」


 優剛は2人が落ち着いたところで、煙について確認する。

「うん。モワモワしているやつでしょ? 見えるよ」

「ボクも見える……触れないね」


 真人は煙の膜を手で掴もうとするが、煙が形を変える事も無く膜を維持して、真人の手は通過してしまう。


 優剛は由里と真人のポンポン優しく叩いて口を開く。

「よし。じゃあ、この煙から出ないように気を付けてね。麻実のところに行くよ」

「なんで出ちゃいけないの?」

「んー。怖くないおまじないが仕掛けてあるんだよ。でも今の範囲までしか広げられないから気を付けてね」

「うん。まだ怖いし、離れない」


 現時点では、この煙の膜で遠吠えに抵抗出来るかは不明であるが、抵抗できる可能性があるため2人には出ないように注意する。また、煙の膜は優剛の身体の周囲50㎝程度しか覆えず、膜内にいる為には身体に抱き着いている必要があった。


(もう少し広げたいけど、広げると穴が開くんだよね……)


 優剛は煙の膜を広げる努力はしているものの、放出を続ける危険性を考えて現在の広さで妥協している。


 由里と真人が優剛の両足にしがみついた状態で、ゆっくり動きながら麻実の席に近づいて、優剛は麻実を落ち着かせる様に声をかける。

「麻実、麻実。立てる? 窓側の席3つ使って、固まって座ろ」


 麻実は顔を上げて優剛を確認すると、座ったまま優剛に抱き着き、顔をお腹付近に埋めて『ぐすぐす』と静かに泣き続ける。


「もう大丈夫だよ。1人でよく頑張ったね」


 優剛は子供たちを落ち着かせた時と同じように優しく声をかけて抱きしめる。

 それを見ていた子供たちも麻実の腰や背中を叩いて『大丈夫だよ』と声をかけ始める。


(おぉ。うちの子は優しい子だ)


 優剛はほっこりしながらも、麻実を落ち着かせるように声をかけ続けた。


最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

少しでも良い隙間時間になっていたら幸いです。


次回もどうぞよろしくお願い致します。

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