19. 訓練場見学
前回のお話
魔術で氷作って、あと電気作った。
冷え冷えのバッチバチ!
その後の優剛たちは日々魔力の習熟に時間を割いていた。
魔装、魔力の形を変える、身体から離れた魔力の操作、種火などから魔力を火に変える、反射神経などを含めた脳力の強化、そして最後は何でもありの鬼ごっこ。
それぞれの練習を毎朝10分。魔装に関しては練習中の1時間は維持したままとしたので、最初の10分は準備運動のようなものになっていた。
さらに練習の後は各自が自主練習で自分が高めたい部分の練習。もちろん子供たちが飽きないように遊びながら。
優剛は脳力の強化と身体から離れた魔力の操作に重点を置いた練習に、多くの時間を割いていた。
麻実は視る魔力の会得と魔力の形を変える練習を好んでいた。
由里は優剛と同じ脳力の強化と身体から離れた魔力の操作。
真人はヒロに剣術を習いながら、脳力と身体能力の強化を重点的に練習していた。
剣術は5歳の子供には早いのでは?と優剛は思ったのだが、異世界で生きる為には強さも必要だと認識していたので、止める事はしなかった。
街の外に出れば死は身近なものとなってしまう。
由里と真人が将来は何をしたいのか?この世界で生きる為には何が必要なのか?
剣や魔力の扱いに長けていれば、危険や面倒事はあるかもしれないが、理不尽に命を奪われる事は無いと考えて、優剛は2人を強くしようとしていた。
優剛は2人が理不尽な暴力を振るような事があれば、道を正せるように、心を折れるくらいの力を持てるように、自分自身の鍛錬には時間をかけていた。
「はーい。今日はこれで終わりー。」
この日も由里と真人が優剛に飛び付いたところで鬼ごっこが終了する。
「うぅ。今日も捕まえられなかった・・・。」
「うーん。由里は魔力玉を投げる練習をしているんだから、僕が避けた後の位置を予想して魔力玉を投げてみたら?突撃が楽しいのはわかるけどね。」
「真人は引き続き身体能力強化の魔術を練習して下さい。」
優剛はビシっと日本の警察官のように敬礼して、真人に助言した。
「はい!」という素直の返事と敬礼を返す真人。小さな子供は遊びながら教えるのが良いのである。
「イコライズは明日から1人で体内循環してみようか。今日は殆ど補助しなかったからね。あと筋力強化の練習も始めようね。」
「え?・・・はっはい!」
地面に座ってハァハァ息を切らしていたイコライズは、優剛の言葉が一瞬理解出来なかったが、理解すると非常に嬉しそうな表情で元気に返事を返した。
10日前に魔力が使えるようになったイコライズは、横でキャーキャー楽しそうに訓練する5人を横目に、毎朝黙々と体内の魔力を動かしていた。
数日前に1人で体内の魔力循環の練習をしていた際に、非常に重く鈍い動きだったが1人でも動かせるようになっていた事には気づいていたが、筋力強化の練習を始める事が非常に嬉しかった。
(うーん。なんか曲げる練習用に細い金属棒みたいなのが欲しいなぁ・・・。)
「ユーゴ、儂にはなんか無いかの?」
優剛がイコライズの身体強化練習用に鉄棒を調達出来ないか考えていた時に、ヒロも何か訓練終わりの助言が欲しいと言ってきた。
麻実は夜寝る前などの時間を使って補習があるので、この場での助言は無い時が多い。
「え?ヒロに?ヒロは自主参加じゃん・・・。」
「何か助言が欲しいんじゃ。儂も強くなりたいんじゃー。」
倒れたまま手足をバタつかせて、助言を強請る筋肉おじさんの誕生である。
「うーん。魔装の継続じゃない?訓練に集中するのは良いけど、魔装が穴だらけだよ。魔装に穴が空いた状態で僕に突撃もしてくるけど、穴に魔術とか剣をねじ込んで致命傷を負わせる事も出来るよ。」
「そんなや・・・。いや!助言に感謝する!」
ヒロの常識ではそんな奴は極めて稀な実力者だろう。しかし、優剛は出来ると言っている。自分で助言が欲しいと言ったので、素直に受け入れた。
(防御に穴がある状態で敵に向かって行くのは、僕なら怖くて考えられないよ・・・。)
「それに魔装は魔力の形を変える練習にもなるから、高度な魔術も自然と使えるようになるんじゃないかな。僕は魔装が魔術の基本だと思うけど、こっちの世界では身体能力の強化が魔術の基本だもんね。」
「うむ。そうじゃのぉ。しかし、優剛の言っている事も理解出来るぞ。防御も大切じゃが、儂は攻撃の方が好きじゃのぉ。」
「そうだね。好き嫌いはあるよね。他にも良い訓練方法があったら導入したいかな。」
優剛は地面に仰向けで大の字になっているヒロの隣に座って、効率の良い訓練方法を話し合いう。
「おぉ。そうじゃ。ユーゴが騎士団の訓練に出向くのは今日で良いか?」
「決まった?行って良いの?」
優剛がハンターズギルドの訓練場で模擬戦をした夜に、騎士団の訓練を見学したいと優剛が申し出ていた。部外者の見学には問題が多いとの事で一旦保留になっていた。
優剛は治安を維持する人たちの戦闘力を確認にする狙いと、武器について確認したかった。ハンターで銃を持っている者がいなかったのが非常に気になっていた。
ヒロに聞いても「銃は弱いから使っておらんぞ。弓があるじゃろ」と言って、銃より弓の方が強いという地球の常識では理解出来ない回答が返ってきた。
「儂が連れ添う事で問題が無いと騎士団長に許可を貰ったわい。」
「領主じゃなくて教官だから権限も弱いか。ありがとね。」
「気にするな。対外的に何か言われた時の逃げ道が必要なだけじゃ。ユーゴなら騎士団の入団も教官にも推薦出来るぞ。そうすれば自由に出入りも出来るじゃろう。」
「推薦はしばらく遠慮するよ・・・。また、模擬戦とか始まるでしょ・・・。」
ハンターたちに囲まれた訓練場の光景が頭に浮かぶ優剛。
ヒロは「よし!では行くか。」と言ってガバっと起き上がる。
「僕もヒロと一緒に訓練場に行ってくるね。」優剛は麻実に行先を告げてヒロと一緒に訓練場に向かう。
行先を告げてから出掛けるのは子供たちと同じだが、優剛は日本にいる時から気にしていない。しかし、行った先で何をして、帰り道はどこに寄ったかまでの報告はしない。
優剛は「はーい。気を付けてねー。」という麻実に見送られて出発する。
麻実も子供たちの世話は専属の2人が見てくれるので、自分の気の向くままに魔力の練習をしたり、お茶を飲んで休憩したり、優雅な生活を送っていた。
そんな麻実の生活を見た優剛が「太るよ?」といじった時は、全身から魔力の陽炎を出しながら「大丈夫」と笑顔で言われて、恐怖で小刻みに何度か首を縦に振るしか出来なかった。
(異世界の過酷な環境で心身がボロボロになるより、今の生活は恵まれているなぁ。・・・トーリアさんに感謝。)
優剛の屋敷の設備改修の手配を終えたトーリアは麻実の専属執事になりつつある。田中家を支えてくれるトーリアに感謝の念を捧げる優剛。
「帰りに信長さんに挨拶して良い?」
「もちろん良いぞ。ノブナガ様もユーゴが住むのを心待ちにしている様子じゃからな。」
優剛とヒロは徒歩で会話しながら訓練場に向かう。
基本的にヒロは街中で馬には乗らず、護衛も付けない。
馬車が嫌いで、馬よりも自身の足で歩く事を好むからだ。いざという時は走った方が速い。優剛をからかう目的で馬に乗ろうとするくらいで、街中では徒歩が基本だ。
護衛がいないのはヒロ以上の実力者がいないからで、仮に襲われた場合は戦うにしろ、逃げるにしろ、護衛が足手まといにしかならない為、執事が同行する事はあっても街中で護衛は同行しない。
訓練場の前に着けば門番の騎士が敬礼でヒロを出迎える。
敬礼のやり方は日本の警察官とほぼ同じだ。掌を相手に見せないという小さな違いしかない。
ヒロは「ご苦労さん」と言って同じように敬礼して、中に入っていく。
優剛は「どーも」と頭を軽く下げて中に入って行った。
ヒロの「ユーゴ、早く来い」と言う言葉が無ければ止められていただろう。ユーゴを止めようと門番は手を伸ばしていたのだから・・・。
訓練場は建物がいくつかあるが、基本的には外で訓練が出来るように土の地面が中心の広い敷地であった。
既にヒロを待っているのか、こちらに視線を向けて集まっている団体をすぐに見つける事が出来た。
ヒロが近づくと、大きな「おはようございます!」という声が辺りに響いた。
(こ・・・これは体育会系の匂いがする。)
ヒロは集団のすぐ近くまで来ると「うむ。おはよう。」と右手を上げて挨拶すると、鎧を身に着けた男性がヒロに近づいて敬礼する。
「ヒロイース様、本日はよろしくお願い致します。」
「うむ。聞いておると思うが、今日は見学者が1人おるぞ。何か聞かれたら答えてやってくれ。」
「はっ!畏まりました!」
隊長格かと思われる男性は挨拶を終えると1対1の模擬戦を指示する。大きな返事と共に素早い動きで1対1の模擬戦が始まる。
「ヒロって何するの?」
「模擬戦をする事もあるが、基本は横から口を出すだけじゃな。」
「へぇー。僕は見ていて良いんだよね?」
「構わんぞ。何かあれば助言でもするが良い。ガッハッハ。」
ヒロは笑いながらバシバシと優剛の背中を叩く。
「助言したら模擬戦になりそうだから黙っているよ。」
「うーむ。模擬戦は良いと思うがのぉ・・・。まぁ好きにするが良い。」
優剛はヒロとの会話を終えて、前方で行われている模擬戦をじっくりと観察する。
(うーん。動きはこの間の4級ハンターと同じくらいかな?少し遅い人もいるか・・・。)
ヒロは歩き回って個々に助言をしているようだ。身振り手振りを交えて助言した後は敬礼と感謝を叫ばれて、別の場所に移動する。そして助言をして敬礼とお感謝を叫ばれてを繰り返していた。
(うーん。剣術や体術とかの技術的な事はわからないけど、基本は身体強化で斬り合う感じか。)
優剛はしっかりと彼らの戦闘力を確認していく。そして偶々近くで助言していた隊長格の男性に質問する。
「あのー。弓とか飛び道具が見たいんですけど、見られますか?」
「今の時間帯だとあの建物の横で弓部隊が訓練しているはずだから、あそこに行けば見られるぞ。」
「ありがとうございます。」
優剛はお礼を言ったが、その場を離れる事は無かった。自分が離れればヒロも付き添う事になっている。貰った後の者やヒロに助言を貰いたい者たちのキラキラした視線がヒロに向けられているからだ。
(彼らからヒロを離したら可哀想だ・・・。)
1対1での模擬戦は相手を変えながら何度も続けられる。刃が無い剣を使っているようだが、鉄棒のような剣が当たった時の衝撃は強く、防具の無い部分を斬りつけられれば出血もしていた。
模擬戦が終わったタイミングで、彼らは目を閉じて集中すると傷が癒えていく。
傷が消えれば次の相手を探して、再び模擬戦だ。自己回復の魔術がある事で、非常に激しい模擬戦が短時間で何度も行われていた。
しばらく1対1が続いた後は2対1や3対1に変わっていく。
1人の方はなるべき援軍が来るまでの時間稼ぎをするように、盾を上手く使って防御に専念する。
複数人の方は連携して攻撃を繰り出して、相手の防御を突破する。複数側の数が減ると隊長やヒロからのお説教になる。
「ユーゴ、他に見たい場所はあるか?」
一段落したのかヒロが優剛に声をかけた。
「ん?もう良いの?弓が見たいけど、ここが終わってからで良いよ。」
「ここはもう十分じゃろう。儂も何度か模擬戦をやったからのぉ。」
多対一の模擬戦に入ってからは、ヒロを相手に複数人で戦う模擬戦も行われていた。その際の模擬戦では、相手が複数であるにも関わらずヒロが全戦全勝であった。
「では、儂は行くぞ。」
ヒロが宣言すれば、模擬戦を止めて全員が返事と感謝を叫ぶ。そして、再び模擬戦が始まる。
模擬戦中の叫び声や気合の声に見送られて、優剛とヒロは弓の訓練が行われている場所に移動する。
「少し邪魔するぞい。ここが弓の訓練をしている場所じゃな。」
ヒロが弓の訓練場所に来る事が珍しいのか、弓部隊の隊長格の男性は驚きの表情で出迎えてくれた。
「ヒロイース様!本日はどのようなご用件でしょうか・・・。」
「今日はこいつに弓を見せたくてな。それだけじゃから訓練は続けてくれ。儂は弓を誰かに教えられるほどではないから、普段は来てやれんが、弓の重要性は認識している。皆の働きには期待しているぞ。」
隊長以外の弓の訓練中だった者はヒロの来訪により、訓練の手を止めて直立の姿勢で待機していた。そしてヒロからの言葉を聞いた後は、嬉しそうな表情に変えて訓練に戻っていく。
「彼に弓を・・・ですか?失礼ですが、使えるのですか?」
「使えるかどうかは知らん。見たいと言われたから連れて来ただけじゃ。」
「すいません。よろしくお願いします。」
優剛を警戒するような表情をしている隊長に優剛は軽く頭を下げる。
「ではこちらにどうぞ。使っていない弓を見せます。」
小さな倉庫のような場所に移動すると、中には大小様々な弓が保管されていた。
「種類が沢山あるんですね。」
「そうですね。用途によって使い分けますが、基本的にはその弓を使います。」
隊長はそう言って、優剛の身長よりも少し短い1本の棒を指差した。
「触っても良いですか?」
「はい。構いません。弦をかけますか?」
「あとでお願いします。矢は撃たないですが、引いてみたいです。」
(なんだろうこれ・・・。1本の棒にも見えるけど、木の部分と金属っぽい部分があるし、所々に革が巻いてあるのかな?)
「何で作られているんですか?」
「金属と木と魔獣の革を組み合わせる事で作られています。素材の種類や品質で弓の威力が決まってきます。ここにある弓は中の上くらいの品質です。これ以上の弓になると特殊な素材が必要になります。」
「作るのは難しそうですね。あっ。弦をかけて下さい。」
隊長は優剛から棒を受け取ると「作るのは職人任せですね。」と言って、体重をかけて棒を反らすと両端に弦をかける。
「どうぞ」と手渡された弓を受け取った優剛は、初めて触る弓に内心ではワクワクしていた。
「引いても良いですか?」
「え・・・。あー。」
隊長は言葉に詰まってヒロに視線を移す。優剛の体型を見て、弓が引けないと考えているのだ。仮に引けても、急に弦を離すと怪我をする事もあるので、ヒロに助けを求めたのだ。
「ん?構わんじゃろ。引け引け。」
「では、無理はしないで、気を付けて引いて下さい。」
優剛は「ありがとうございまーす」と言って、引こうとしたが、弦はピクリとも動かなかった。しかし、突然最後まで一気に引かれた。
(やっぱりだ。魔力での身体強化が前提だ。あとは威力だなー。)
それを「ほぉ。なかなか。」と言って弓を引き切った優剛を見る隊長。
「ありがとうございました。矢が飛んでいるところを見たいので戻って良いですか?」
「もう良いのですか?では戻りましょう。」
隊長は弓から弦を外すと、再び倉庫に棒になった弓を保管した。
「ではこちらからご覧下さい。」
既に案内される前から矢が飛んでいるのを見ていた優剛は、その早さに驚いていた。
(目を強化してないと・・・見えないじゃん。銃より強いってのも納得だわ・・・。)
弓の弦を引き切った手を離した瞬間には、20m以上離れている分厚い的に矢が深々と突き刺さっていた。
「ヒロはどれくらいの速度で見える?避けられる?」
「認識していない相手から射られると厳しいが、この距離で戦闘中なら避けられるくらいかのぉ。」
「この速度だと街中で狙撃されたら簡単に暗殺出来るんじゃない?」
「街中で弓をそのまま持ち歩くのは禁じられておる。何かで包むか、何かに入れて持ち歩かねば処罰の対象じゃ。弦をかけた弓など持って歩いていたら、斬り殺されても文句は言えんのぉ。」
(うーん。確かにアメリカでも銃を手に持って歩いていたら、『スタァァァップ!』からの『ドンムーブ!』で、動いたら射殺だから似たようなもんか。)
「しかも、この威力の弓を引くには、かなりの量の魔力が必要じゃ。これだけの量を使えば遠くても気配でわかるじゃろ。」
(うーん。魔力の気配感知は練習が必要だなぁ。弓が銃より危険だと考えると、街中での弓の扱いも納得出来るか・・・。)
魔力を使うと魔力を使っている気配が身体から漏れ出てしまう。
三つ目オオカミの時も陽炎が立ち昇った事で違和感を覚えたが、ハンターたちとの模擬戦の時も同様に薄い陽炎が発生していた。
誰かが魔力を使っているのを視覚に頼らず、把握する方法はヒロから教えて貰ったばかりで、相手の使う魔力が多ければわかるのだが、優剛が魔装を皮膚下で纏うように、魔力使用を隠す技は多くあると予想していたので、自身の課題として魔力感知の精度向上を心のノートに記録した。
「飛び道具の欠点としては、防具を身に着けて魔装していれば致命傷にはならんな。素肌に直接当たっても骨で止まるじゃろう。」
「え?矢に魔力を纏わせて飛ばせば突破出来るでしょ?」
「距離が離れれば離れるほど、身体から離れた魔力を維持するのは極めて困難じゃ。さらに弓を引く為に身体強化も必須じゃ。仮にそんな事が出来るとしたら、ユーゴくらいなもんじゃ・・・。」
優剛は「お前なら出来るだろ?」というヒロを無視して銃が普及していない事についても言及する。
「うーん。銃が無いのはなんで?近距離から撃てば、手間も無いし、弓より脅威じゃない?」
そして優剛は手で銃の形を作って、横にいるヒロに向けて「バーン」と言う。
「銃を持って動けば火薬が落ちて使い物にならんぞ。暗殺の為に近づくとしても火薬は匂いがするからのぉ・・・。」
「火薬と弾が一緒になっている物が開発されていたら?日本では主流だったよ。」
優剛は周りの耳もある事で銃弾の仕様を異世界ではなく、日本ではと言って別の国や街である事を匂わす。
「うーん。確かに気づかれずに接近すれば有効かもしれんが、途中で護衛に止められるのではないか?通常の戦闘でその弾を使う場合でも槍と同じくらいの間合いじゃぞ思うぞ。」
「そっか・・・。弾の特殊性とか考えたら、素直に槍を持つか・・・。でも銃の最大の利点って子供でもお年寄りでも同じ攻撃力が持てる事だよ。それは脅威じゃない?」
「しかし、弾に魔力を込めないと脅威ではない。身体から離れた物に魔力を纏わせる事が出来る者は、それはただの子供や老人ではないのぉ。」
「むぅぅ。確かに・・・。」
優剛が異世界では銃が普及していない理由に納得した後、弓の訓練場の案内をしてくれた隊長にお礼を言って、騎士団の訓練場見学を終えた。
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