今日は何の日??
皆さんからもらった指摘を元に修正を加えてみました。
感想よろしいお願いしますm(_ _)m
川辺の土手を二人でそろって歩いている一組の男女。
うつむきながら歩いている左目に眼帯を着けている少女
その少女に必死に声をかけている少年
どうやらケンカのようだな
さてさてこれからどうなるか見物だね
「………」
無言で顔を下に向けながら歩く彼女。
「なぁ〜」
ずっとその隣で一緒に歩いている俺なのだが…
「何??」
と返事を返してくれるものの上の空といった感じでにさっきから生返事ばかり………なぜ?
「なんか怒ってんのか?」
と下を向いている彼女の顔を覗きこみ表情を確認しようとする俺
「なんで??」
と覗き込んだ顔をそむける彼女。
少し顔が赤かったような気が…
「いや、別に…」
「なら余計なことを聞くな」
と俺を置いて早歩きでスタスタと歩く彼女。
(う〜んなんだろうなぁ〜)
と腕を組み考えてみるのだが…
(やっぱり何もした覚えないんだけどな〜
いや、覚えていない事自体に問題があるのか?)
正直全く覚えがない…
いつもは彼女にこんなに慎重に接することなんてないのだが今日は少し事情がある。
その事情を知るには少し前にさかのぼらないといけない。
そう、それは今日の学校の帰り道での話だ。今日もおもしろくもなんともない授業を終えてウキウキ気分で帰ろうとしたところ
俺の元に一本の電話が掛かってきたのだった
電話自体は仲のいい友人からの電話だったのだが内容が少々問題だった。
電話の内容はこんな感じだ
「もしもし?」
「お〜お今どこよ?」
「今、学校でたとこだけど…どうした?」
「いや、大したようじゃね〜んだけど…
お前の彼女のことなんだけどさ〜」
「それがどうかしたか?」
「今、すれ違ったんだよ、チラッとしか見てないからよくわかんなかったけど左目に眼帯してるから間違いないと思う。」
「それで彼女がどうかしたのか?
すれ違うぐらい普通あるだろ」
まぁ現に学校の帰りはいつも待ち合わせをして帰ってるし……
「いや今日はいつもと様子明らかにがおかしかったんだよ」
「例えば?」
「説明しずらいけど下向いてボソボソ独り言言ったり…
背中から黒いオーラが出てたり…
とにかく変だったんだよ」
「なんだよそれ」
「とりあえず、急いで行ってやったほうがいいんじゃあないか?
一緒に帰ってんだろう?」
「まぁな…
わかった急いで行ってみるよ」
「まぁ喧嘩にならんように気を付けろよ〜♪」
と不吉な警告を受けた俺は急いで彼女との待ち合わせ場所へと向かったわけだ。
「………」
「…………」
で今に至る訳だ。
「おい」
と先に歩いている彼女が背中をみせたまま口を開いた。
「ん〜?
どうした?」
「今日何の日か覚えてるか??」
と何かのなぞかけをしてくる彼女。
(……今日?…何か約束でもしてたかな?… )
「どうだ??
覚えてるか??」
と少し強めの口調で聞き返してくるが…
「…すまん、覚えてない…」
俺は少し申し訳ないが正直に答えた。
「……そうか…」
と肩をすくめ明らかに残念がっている彼女。
うわ〜なにか分からないけど
すっごい悪い事したみたいだ
何とかしないと……
「…あのさ〜」
と先に歩く彼女の肩を掴むと…
「……なに…」
とすっごい怖い顔をして返してくれる彼女
だからなんで怒ってるんだよ
俺、何か悪いことしたか〜
「今日どっか遊びに行く約束してたっけ〜?」
と恐る恐る聞いてみるが……
「本当に覚えてないのか??」
今度は怒っているというより呆れているに近い表情だった。
「そんなに大事な日か?」
「私にとってはどうでもいい日だけど、君にとっては大事な日だ。」
(俺にとって大事な日?)
と答えが浮かばず考え込んでいると…
「鈍いな〜
今日は君の誕生日だろう」
と呆れながらため息をつく彼女。
(……誕生日…俺の…!?)
思い出したか??」
「おう、今思い出した。」
そっか俺の誕生日か〜
で、なんで彼女が怒ってる訳?
「はぁ〜
せっかくプレゼントも用意したのに……ボソボソ」
おぉ〜祝ってくれるつもりだったのか〜
人の気も知らないでとか、なんで自分の誕生日位覚えてないのよとか色々な罵倒が聞こえてくる気がする……
てか聞こえる。
…ごめんなさい、本当に自分の情けなさに涙がでできますよ。
うぅ〜
ん!?
でも確かプレゼントって…
「マジ!?
プレゼント用意してくれてんの?」
と嬉しさのあまり少し大声で聞いてしまった…我ながらカッコ悪
「いや…そんな喜ぶようなものじゃ……」
と彼女は声がどんどん小さく、顔はリンゴのように真っ赤になっていた。
ヤバいすっごい可愛い
その顔は反則だって
「ありがとうその気持ちだけでも嬉しいよ。」
と一応、笑顔で返しておく。
「……で…だな…今日の夕食は二人で…しよう……と…」
そこまで言って顔を下に向けてしまった。
もしかして最初に顔そむけたり顔赤かったのって……
これ言うのに緊張してたからとか…
「どうした??
顔がにやけてるぞ」
不思議そうに俺の顔を眺める彼女
ヤバい、ヤバい
彼女に指摘されて初めて自分の顔がトテツもないぐらいニヤケていることに気付いた
「いや、なんでもないで夕食どうする?
どっか食べにでも行くか?」
とたずねると
「いや、料理は私が…」
とさっきよりもさらに顔を真っ赤にしながら小声でこたえた。
うぅ〜 可愛い〜
いっつもあんなに強気なのにこういう時だけこんな態度をとるのは反則だと思うのは俺だけか?
「じゃあ帰りに材料買いに行こぜ。
とびきりうまい料理作ってくれよな。」
と照れを必死に隠しながら俺は彼女の手をにぎりしめ歩きだした。
いや〜良いものを見せてもらったよな〜
…ん??
俺が誰かって??
出てきてただろ電話の時に……そうそう、あの時の
おもしろそうなことが見られると思ってつけてみたんだよ
あいつには内緒で頼むよ
いやマジで…ばれたら殺されそうだしな…アハハ
どうだったでしょうか??
前の方が良かったとか
まぁ今回の方がちょっとはマシになったよとか
相変わらずダメダメですねとか
とにかく感想等待ってます
まだまだ色々手探り状態の自分ですが温かい目でお願いしますm(_ _)m