プロローグ
皆さん、こうすけです。
この物語は異時空艦隊を少しリメイクしたものです。艦船はあまり変更していませんが、一部変更しております。
それでは、独立連合艦隊~太平洋の魔女~始まります。
西暦2020年5月、突如アメリカが日米安全保障条約の破棄を発表した。日本政府が状況の把握に手間取っている間にもアメリカ海兵隊、海軍、空軍はアメリカ本土に撤退し、使用していた基地は日本に返還された。その後、日米安全保障条約を破棄した日米同盟が締結されたが、アメリカ軍と言う後ろ盾を失った日本は自衛隊だけで日本を防衛しなくてはいけなくなった。
2020年8月15日、日本政府は事態を打開する為、憲法9条破棄を宣言し、陸海空自衛隊を日本国海軍、日本国陸軍、日本国空軍に名称を変更し、日本国海兵隊の設立と軍備増強を宣言した。これには、中国、韓国が反発したが、日本は無視し、少しずつだがアジア1の軍事力を持つようになってきた。
それから5年後・・・
2025年9月21日 東シナ海 尖閣諸島沖
~日本国海軍第1艦隊旗艦巡洋艦摩耶~
『此方は、日本国海軍所属巡洋艦摩耶である航行中の中国駆逐艦に告げる!貴艦は、日本国領海に侵入している!直ちに引き返しなさい!繰り返す、直ちに引き返しなさい!これ以上侵入を続けるのであれば発砲する!』
巡洋艦摩耶では、何時ものように領海に侵入して来た中国海軍艦に警告を行っていた。
「敵艦の進路は如何ですか?」
司令席に座り電測員にそう尋ねたのは、再編された日本国海軍で100年に1度の逸材と言われ、25歳という若さにも拘らず海幕長から指名され、第1艦隊司令官を務めている日本海軍初の女性司令官如月刹那海将補である。
「依然、領海から出ようとしません」
「刹那、これ以上警告を続けても無駄だと思うけど」
電測員の言葉を受けて刹那に向けてそう言った女性は、如月の懐刀と言われ、国防学校時代から刹那の親友でもある更級小夜1佐である。
「そうですか・・・水上戦闘、主砲発射用意。目標、敵駆逐艦。ただし、命中はさせず、近くに着弾させなさい」
刹那が静かにそう告げると、
「了解。水上戦闘、主砲射撃用意!目標、敵駆逐艦。但し、敵艦に当てず近くに着弾させろ!」
刹那の言葉を砲雷長が復唱し、砲雷科の隊員が準備に入る。
「主砲射撃用意よし!」
「CIC指示の目標、撃ち方始め!」
砲雷長の言葉で、コンソール横に置かれているピストル型の引き金を射撃員が引いた。
ドンッ!
ザバアァーン
巡洋艦摩耶に搭載されているMk45.Mod4.5インチ単装砲が火を吹き、正確に中国駆逐艦横に着弾した。
「中国海軍駆逐艦、領海から出る進路へと変更しました」
電測員の報告を受けて、
「分かりました。引き続き、警戒態勢を維持、対水上見張りを厳とせよ」
「了解!引き続き警戒態勢を維持。対水上見張りを厳とせよ!」
刹那の言葉を小夜が復唱し、それから2時間警戒態勢を維持していたが、完全に中国海軍駆逐艦が領海から出たのを確認し、警戒態勢を解き、自分達も佐世保軍港へと帰還した。
こうすけ「さて、この物語の主人公である如月刹那さんと更級小夜さんです!」
刹那「こんにちは」
小夜「どうも」
こうすけ「さて、新しく始まった『独立連合艦隊~太平洋の魔女~』ですが、どうでしょうか?」
刹那「どうって言われてもまだ始まったばかりなので分からないですね」
小夜「そうね。その通りだわ」
こうすけ「出来るだけ、更新するようにするので頑張ってください」
刹那「そうですか。宜しくお願いしますね」
こうすけ「そう言う訳で皆様、これからも何卒宜しくお願いします」
刹那・小夜「「宜しくお願いします!」」




