1 双子、
「誰か、助けて!」
「子供たちが!」
子供のお母さんらしき人が、叫ぶ
「大丈夫ですか?」
騒ぎを聞きつけた、騎士たちが近づく
「あの火の中に、
子供たちが!助けて下さい、お願い!」
騎士たちが、その火の中を見る
「すぐに、水を誰か!」
騎士たちがそう叫ぶ
1人の女は、こう言う
「ここには、水源などありませんよ?」
それに、驚いた騎士たちは諦めたような顔をした
「誰かが、飛び込み助けるしかないか・・・」
1人の女の横にいた、もう1人の女はこう言った
「そんな事しなくても、
魔法で水を出したらいかが?」
騎士たちは、こう言った
「魔法は、使えないんだ俺たち・・・」
そう言った騎士たちに、2人の女は微笑み
「それなら私たちが、火を消し助けましょう」
それを聞いた、騎士たちはこっちを見て睨み
「魔法は、特に難しいと言うのにしかも魔法も
知らなそうな小娘が嘘をつくんじゃない」
それに、2人の女はこう言った
「私たちは、小娘ではありませんよ?」
「そうですわ、魔法はしっかり学びました」
騎士たちは、不思議そうな顔で言った
「魔法どこで?」
2人の女は、こう言った
「師匠に、ですが」
「何か?」
騎士たちは、驚いた顔で言った
「師匠に?学校に行っていないくせに」
「ふざけるな!」
そう言って、1人の女の胸ぐらを掴んだ
その時に、その女のフードが取れた
「もういいです、手伝ってくれないのなら」
もう1人の女が、フードを外した
「そこで、見ててくれる?」
2人の女は、微笑み
「私たち、双子の力を!」
そう言って、手を広げて
「ウォーター」
2人の女が、そう言った瞬間水が現れ
その水を自由自在に動かし
火を消した
「これで、火は」
「消し終わりました」
そう言った、
2人の女は子供たちを探すため建物の中に入った
「私は、右を探します」
「それなら、私は左を探します」
その行動力に、騎士たちは見る事しかできなかった
「見つけました、子供」
「私の方も、いました」
その言葉に、子供たちのお母さんは泣いて喜び
「ありがとうございます、本当に」
「最後に、名前だけ教えていただけませんか?」
その言葉に、2人の女は微笑み返した
「私たちは、双子の」
「マリンとマリア」
それに、子供のお母さんはこう言った
「お礼を、させて下さい」
そう言って、銀貨5枚を出した
「マリン様!マリア様!」
双子は、こう言った
「今回は、勝手にやっただけだよ」
「次、助ける時はもらうけどね」
その様子に、騎士たちはこう思っただろう
この双子は将来絶対に!
「最強の双子になる・・・」
今日から、異世界最強の双子を書いていきます!
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