封じの花は目覚めに咲く
この世は神通(じんつう)という能力を持つものが大半を占める。
空を裂き、火を操り、時間をも縛る力。その有無と強さで人生の価値が図られる世界。
そんな世界で神通を持たぬ無能として生きてきた綾瀬いち。周りも彼女自身も無能であると思っていた。
薄紅色の花が咲いている木の下でとある人物に出会うまでは…。
「君、封じられているね。とても強い力が。」
出会いをきっかけに、能力が目覚め始めて…。
「怖がらなくていい。大丈夫、僕がそばにいる」
「何に使うかは、君が決めていいんだよ。」
───守られるだけじゃだめだ。
───あの人を、私も守りたい。
君は一人じゃない。力を恐れないで。
ないと思っていた力に翻弄されつつも、立ち向かうヒロインの恋愛×成長物語
空を裂き、火を操り、時間をも縛る力。その有無と強さで人生の価値が図られる世界。
そんな世界で神通を持たぬ無能として生きてきた綾瀬いち。周りも彼女自身も無能であると思っていた。
薄紅色の花が咲いている木の下でとある人物に出会うまでは…。
「君、封じられているね。とても強い力が。」
出会いをきっかけに、能力が目覚め始めて…。
「怖がらなくていい。大丈夫、僕がそばにいる」
「何に使うかは、君が決めていいんだよ。」
───守られるだけじゃだめだ。
───あの人を、私も守りたい。
君は一人じゃない。力を恐れないで。
ないと思っていた力に翻弄されつつも、立ち向かうヒロインの恋愛×成長物語