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第二十八話 新たな仲間


 「やらせない!」

 

 ?!


 くっ!


 「な、何が?」

 僕が顔を上げるとそこには白髪の女性が立っていた。



 「クソ!何者だ!そいつを殺せ!」

 エリックは男に向かって言う。



 「させるか!」

 僕は男を攻撃し、気絶させる。



 「大丈夫か、メル」

 僕はメルに向かって言う。



 「う、うん。

 この子も無事よ」

 メルは言う。



 「少し離れていてくれ、危険に巻き込みたくない」

 僕はメルに向かって言う。



 「分かった、だけど変なことはしないでね」

 メルはそう言い子供を連れて離れる。



 くっ!


 「やぁ!はぁー!」


 白髪の女性がエリックと戦っていた。



 この人は誰なんだ?だが、今は考えている場合じゃない。


 魔力よ、手に集え。


 狙いはエリック・パーカ、一寸の光のように細く狙い撃て。


 「くらいやがれ!エリック・パーカ!!!ライトブラスター!!」

  

?!


 「ぐわあああー!!!!」

 僕から放たれた、ブラスターは女性を避けエリックに直撃し吹き飛ばした。



 い、今のは!?あの魔力の強さ。


 「クソが!どいつもこいつも!僕を誰だと思っているんだ!

 僕はこの街の代表、エリック・パーカだぞ!

 こんな平凡な男に負けられるかよ!」

 エリックが襲い掛かる。



 ふっ。分かり易い、


 カン!


 受け流した!?コイツ、本当に竜馬の息子なのか!?


 「終わりだ、エリック・パーカ。

 ジャッチメント!!!」

 僕は地面に剣を刺す、すると地面を伝い光の槍がエリックを襲う。



 「ぐわあああー!!!!こ、この僕が!こんな辺境の輩にー!!!」

 エリックは倒れた。



 ふぅ〜、ジャッチメント・・・かなりの魔力を使った。

 魔力の消費を抑える魔法かなんかを後でメルに聞いてみようかな?


 僕はメルの元に帰ろうとした時。




 「君、お礼位はあるんじゃない?」

 白髪の女性が言う。


 あ、そうだった助けられたんだ。



 「あの、助けていただきありがとうございます。

 それでは」



 「待て!・・・君は竜馬様の息子なんだろう?」

 白髪の女性が聞いてきた。



 「まぁ、そうですけど。

 信じてくれない人は多そうですからこれからは言いませんけどね。

 じゃあそういうことで」

 

 「ちょ!」

 僕は足早に去る。



 ・・・・・。



 僕は宿屋で待っていたメルに合流する。



 「はぁ、なんとかしたよ。

 エリックは多分瀕死の状態、死んでいないから後は街の兵士がなんとかしてくれるだろう」

 僕はメルに向かって言う。



 「そう、それよりも助けてくれた女性は?

 知っている人?」

 メルが聞いてきた。



 「いや?知らない人だと思うよ、気にしないで。

 さ、宿屋で休息を取ろう」

 僕はメルを連れて宿屋で一夜を過ごすことに。




 それにしてもあの人も父さんの事を知っている。

 この街にも来ていたのだろうか?


 だとすれば母さんの話はないのか?

 父さんの話ばかり聞くが。



 巫剣萌夢、あの優しい顔。

 母さんは優しい人だった、誰にでも優しく。


 桜田竜馬、強い体。

 父さんは誰にでも話していたし誰にでも気さくに声をかけていた。

 強い体をしていたし。



 そして翌朝を迎えた。


 部屋



 「さぁ、次の街に行こう。

 早くしないとサーラ様が襲われるかもしれない。

 僕たちで勇人さんを止めよう」

 僕はメルに向かって言う。



 「そうね、少し目立ちすぎたし行きましょうか」

 メルもそう答え宿屋を出てブラック街を出る。




 そうしてまた新たな街へと向かうのだが・・・・。



 後ろから追跡されている、多分だがあの白髪の女性だ。

 服装は軽装だし、冒険者か?

 女性であることは間違いないが。


 くっ、はぁ〜。



 「おい、何でこそこそと着いてくる?

 何か言いたいことでもあるのか?」

 僕は振り返り言った。



 「あ、あの!その、私も連れて行ってはくれないか?

 貴方が竜馬様の息子であることは間違いない、それに私は君の事が気になるのだよ」

 白髪の女性はそう答える。



 「僕達はある人を追っているんだよ、その人はかなり強いし、何をされるかも分からない。

 それでも着いてくるの?」

 僕は聞いた。




 「ああ、私は君の為なら戦う。

 何を犠牲にしようと」

 白髪の女性はそう答える。



 「そうか、なら次の街でパーティメンバーとして追加するからギルドに行くよ。

 そう言えば名前だよね、僕は桜田洋平。

 君の言った通り竜馬と萌夢の息子だ、それでも隣に居るのが僕の妻となるメルだ」

 僕は白髪の女性に向かって言う。




 「私はシルファ・ハープ。

 君が向かう次の街に住んでいる者だ、これからよろしくね」

 シルファはそう答える。



 「ねぇ、シルファさん。

 鑑定させてもらえる?」

 メルがシルファに向かって言う。



 「ええ、構いませんよ」

シルファはそう答える。



 「鑑定!」


 ・・・・!?


 「どうしたメル、驚いた顔をして」

 僕は驚くメルに向かって聞く。



 「あの、シルファさんは本当に人間なのですか?

 鑑定結果に貴方は神と出ているんですが」


 ?!


 神様?!



 「ふふふ」



 

 

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