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第二十六話 パーティ結成、そして次の街、ブラック街


 「そう言えばミズキさんやアメリアさんは?」

 僕はメルに向かって聞く。



 「ミズキ達、あ~ミズキ達ならもうこの街を出発したよ。

 彼らも少し忙しいみたいだから」

 メルはそう答える。



 「でも誰が僕にポーションを?」

 僕はメルに向かって聞く。


 確かに僕も倒れていたしレックスさんもやられていた。

 ここはダンジョンの最下層、メルも別の方を進んでいたし。



 「フローラ様よ、透明化のポーションを飲んで追尾していたみたいよ。

 私も聞いた時は驚いたわ」

 メルはそう答える。



 なるほど、これもフローラ様の考えってわけか。




 「さてと、依頼も無事攻略と言うことでこれを」

 フローラ様はギルドカードを渡してきた。


 そこにはEランクと僕の名前が書いていた。


 「これはギルドカード!?でも、どうやって?」

 僕はフローラ様に向かって聞く。



 「神様だからね、そこは言わないわ」

 フローラ様はそう答える。



 「あ、それとメルちゃんにもギルドカードを渡しておいたのよ。

 それで私がフローラ町のギルドで貴方とメルちゃんをパーティとして結成しておいたから。

 町に戻ったら一旦ギルドに行ってね」

 フローラ様はそう答え転移魔法を唱え消えた。




 え?メルとパーティ結成?


 「これからよろしくね、リーダー」

 メルはそう答える。



 「あ、ああ」

 僕はよく分からず頷く。



 「二人共、ここに転移魔法陣を設置しておいた。

 これで地上に戻りたまえ、俺はこれから少し休息を取る。

 また冒険者がここに来ると思うから、それまでに体力をある程度までは回復しておかないとだからな」

 レックスさんが僕たちに向かって言う。



 「ありがとうございます、レックスさんもこれからも頑張ってください」

 僕は手を振りながらメルと共に転移魔法陣の上に乗り転移した。



 ふっ、竜馬よ。

 どうやらお前の息子はお前と同じように強いな。

 さてと、俺は今日を楽しめたから寝るとするわ。




 そして僕達は地上に戻りフローラ町へと戻る。

 ギルドに向かうとギルドの受付嬢が声をかけてきた。


 内容はパーティを結成したということなので名前がいるらしい。


 どんな名前がいいとメルに聞いたが貴方が考えた名前なら何でもいいわよと答えた。


 そういうことで僕は少し考え


 正義のつるぎと言う名前にした。



 特に何か理由があってその名前にしたわけじゃない。

 だが、僕は正義という言葉が少しだけ好きじゃないからだ。


 悪にも悪なりの正義がある、しかし僕たちにも考えた正義がある。

 正義とは一体何なのだろう、何が正しくて何が間違いなのだろう。


 それを考えると頭が痛くなるからこれくらいにしておこう。



 僕達はフローラ様の家により次の街を目指すと言った。


 「そう、勇人さんは多分だけど次の神がいる場所へと向かったわ。

 だけど、サーラなら多分だけど大丈夫よ。

 あの子は強い、まぁ洋平くんには敵わないけどね」

 フローラ様はそう答える。



 僕のあの時の全力、確かに引き出したつもりだがまだ魔力を出せたような気がする。

 あれは本気であって本気じゃないのかもしれない。

 本当の本気を出した時僕はどうなってしまうのだろう。



 「それじゃあ僕達は行きますね、フローラ様もどうかお気をつけて」

 僕達はフローラ様と別れ次なる街を目指した。



 道中 



 「ねぇ、洋平くんはさこの世界に来て良かった?」

 メルが聞いてきた。



 「う~ん、色々あったけどここに来て良かったと思っているよ。

 自分の両親の事をしれたし、色んな人にも会えたし」

 僕はそう答える。



 「そっか、これから先も私頑張るから、隣に居てくれる?」

 メルが聞いてきた。



 「当たり前だろ?だってパーティメンバーだろ?

 メルは」

 僕はそう答える。



 ・・・。


 「それと」


 !

 僕はメルの頬にキスをし


 「愛する妻なのだから」

 僕はそう答えメルの頭を撫でた。


 

 「ぷっ、変な事言わないでよ。

 恥ずかしいじゃん」

 メルは頬を赤らめている。


 僕もこの後思ったのだが何を言っているんだと後悔したよ。

 クソイタい奴って言われるよ日本なら。



 そうして色々と話しながら進んでいたら次の街が見えてきた。


 「あれが次なる街、ブラック街か」

 

 「ブラック街、労働が厳しく仕事が無い人達がせっせこと仕事をしている街って昔父上が言っていたわよ」

 メルはそう答える。


 どの世界でも社畜はあるんだな。



 そうして僕たちはブラック街まで着き街の中へと入る。


 中は他の街と変わらないがそんじょそこらでせっせこと仕事をしている人達が居た。

 中にはムチで人を叩いている男もいる。


 監視までとはこの街の代表はどういう考えなんだろう。



 僕たちは宿屋へと行き荷物を整理した。

 スラには荷物を見張ってもらいたいので宿屋でお留守番だ。



 「さてと、どこ行く?」

 僕はメルに向かって聞く。



 「どこでもいいよ、あ!でもそうなら道具屋に行きましょ?

 ポーションが少し減ってきたから」

 メルは僕にそう言い僕たちは道具屋へと向かった。


 中に入ると沢山のポーションやアイテム、飲み物などが置いてあった。

 日本で言うコンビニと似ているな。


 

 「はいよ、いらっしゃい!ポーションを買いに来たのか?」

 店主らしき人物が声をかけてきた。



 「はい、回復ポーションを何個かを。

 あと一ついいですか?

 この街、人をこき使っていますけど代表の人は何も言わないですか?」

 僕は店主に向かって聞く。



 「ここばっかりはどうしようもない。

  働き口が無い以上、あんな結末になるのさ。

 俺もそうさ、ここが潰れたらアイツラみたいに働く事になる。

 死ぬまでな」

 

 「死ぬまで!?」

 僕は驚く。



 「ああ、この街の代表は使えん人間は最後の最後まで使ってやって死んだらポイッ何だと。

 例えそれが女だろうと子供だろうとな」

 店主はそう答える。


 「なぁメル、代表に言いたい事がある」

 僕はメルに向かって言う。



 「駄目よ、代表に口答えしたら私達もあんな風にされるそうよ。

 ここは目をつむるしか無いのよ、悔しくても、反抗したくてもね」

 メルはそう答えた。


 代表はそれだけの権力があるのか?

 一度も会ったこと無いがメルも他の人達もそう言っているし黙っておくのが一番なのか。


 だけど、あれを見ると心が苦しくなる。



 「ぼうず、ここはあまり長居しないほうがいい。

 精神がやられるからな、守りたい、助けたいって気持ちが強い人なら尚更苦しい事になる」

 店主はそう答える。


 

 「分かりました」

 僕は何個かのポーションを買い店を出ることに。




 この街を救いたいけど僕には力しか無い。

 力だけ振るうならバカでも出来る。


 悔しい、目の前で苦しんでいる人が居るのに助けられないなんて。





 

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