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第二十三話 メルの知人


 僕達はフローラ様が言っていた場所へと向かった。

 そこには数名の冒険者も居た。

 どうやらダンジョンを攻略するようだ。


 

 「あれ?君、アクア街のメル様じゃないですか?

 それに隣に居るこの男は誰ですか?」

 すると青髪の一人の冒険者が声をかけてきた。




 「この人は私の夫となる方よ。

 久しぶりね、ミズキ」

 メルはそう答えた。



 「えー!嘘でしょ!?メルちゃんの彼氏ー!?」

 ミズキの隣から顔を出した紫色の髪の女の子。


 どうやらメルの知人のようだ。



 「おい、アメリア。

 そんな顔して覗くな、ほんと会うのは学園以来だからよ。

 まぁ、なんだメル達もこのダンジョンにようがあるのか?」

 ミズキはメルに向かって言う。



 「ええ、ここのダンジョンマスターを倒してアイテムを取ってくる依頼を受けたのよ」

 メルはそう答える。



 「へぇ〜誰からの依頼なのメルちゃん」

 アメリアが聞く。



 「フローラ様よ」

 メルがそう言うと

 ミズキとアメリアがびっくりした顔をする。



 「え!?フローラ様!?どうして!?

 あのフローラ様がメルに依頼したの?」

 アメリアはメルに向かって聞く。



 「彼の為よ」

 メルはそう言い僕の方を向いた。



 「へぇ、あんたがメルの夫なわけね。

 随分と弱そうな感じがするけど脅されたからこいつに決めたのか?」

 

 ちっ、この男。

 


 「いいえ、ミズキよりも強いわよ。

  軽くひねられるわよ」

 メルは自身満々に言う。



 「ほお~ん、じゃあさ。

 魔法の一つくらい見せてくれよ、そいつ魔法使い何だろ?」

 ミズキが言う。



 「洋平くん、見せてあげて。

 貴方の強さを」

 メルが言う。


 ちょ、まぁこの男を少し驚かせよう。

 ファイアがいいか?


 いや、ここは氷属性の技にしよう。



 僕は手を構え


 「フリーズ!!!」


 ?!


 僕の片手から放たれた氷は木に直撃したかと思うと一瞬にして木や近くの岩をカチコチに凍らせた。


 ここまで冷気が来るほどに。


 まぁ、力の半分も出していないけど。



 「な、何だ今のは!?本当にフリーズなのか!?」

 ミズキは驚いている様子、隣のアメリアも腰を抜かして地面にお尻をつけていた。



 「そうだけど、変だったかな?それとも、これくらいは余裕かな?」

 僕は二人に向かって言う。



 「いやいやいや!俺なんかはそんな魔法使えませんよ」

 ミズキは言う。


 続けて


 「そう、そう!私も魔法使いだけどそんなフリーズ見たこと無いよ」

 アメリアも言う。


 どうやらよほどナメられていたようだ。

 


 「ねぇ、少し私の彼の事馬鹿にしたよね。

 彼のサンダー受けてみる?」

 メルが二人に向かって言う。



 二人は壊れたロボットのように首を横に振った。



  メル完全にキレてるな、後で何か機嫌を良くしないとな。



 

 

 

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