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第十七話 フローラ様


 僕とメルは急いでフローラ町へと向かった。

 そしてたどり着いたのは数時間後だ。



 フローラ町の周辺には多くの花が咲いており景色としてはバッチリだ。



 僕とメルさんで町の中へと入る。



 「メルさんはフローラ町に来たことがある?」

 僕はメルさんに向かって聞く。



 「来たことはあるよ、よく花を買いに行く時にお母様と着いて行ったし。

 でも、フローラ様ってどこにいるんだろう」

 僕とメルで町中を歩き回る。



 しかし、よくよく考えれば町に人が殆ど居なかった。

 居たとしても浮浪な人だとか冒険者くらいしか居なかった。



 人が少ない、もしかしてもうフローラ様はやられたとか?

 可能性としてはあり得るけどでもそう簡単に神を殺せる?

 だって闇の者を封印するほどの強さを持つ人が死ぬとは思えない。



 僕とメルは少し考えていると


 「あら?メルちゃんじゃない。

 そちらの方は彼氏さんですか?」


 ?


僕とメルさんは振り返ると黄色髪の女性が立っていた。

 服装は白いワンピースのような服だ。


 

 「あの、私を知っているのですか?

 私は貴方の事を知らないのですが」

 メルは女の人に向かって言う。



 「そうね、私と会った頃は小さかったもんね。

 自己紹介するね、私はフローラよ」


 ?!

 フローラ!?


 もしかして!


 「あの、もしかして慈愛の神様ですか?」

 僕はフローラ様に向かって聞く。




 「あら、知っている人もいるのね。

 そうよ、私は慈愛の神よ。

 みんなを愛し愛す、この近くに花畑があるでしょ?

 私はそこが一番好きな場所なの」

 フローラ様はそう答えた。




 やっぱりフローラ様か。

 よし、生きてくれていて良かった。



 「あの、ここに闇なる者が来ませんでした?」

 僕がフローラ様に向かって聞く。



 ?!


 「闇なる者は私を襲いかって来たわ。

 だけど、力が足りないだとか追手が来るかもだとか言って去ってしまったわ。

 もしかして追手って貴方達のことかな?」

 フローラ様は聞いてきた。



 「分かりません、あの闇なる者を知ったのはメルさんのお城の王様のアズマさんから聞いたので。

 それでフローラ様が次に狙われるかもしれないので急いで来たというわけです」

 僕がフローラ様に向かって言う。




 「そうなのね、ブレイクはやられちゃったのよね」


 「はい、多分ですが」

 僕はそう答える。




 「もしも、私もあの闇なる者にやられちゃったら絶対に倒して。

 私は二度とあの惨劇を見たくないから」

 フローラ様は言う。



 「昔に何かあったんですか?」

 メルが聞く。



 「アレス大陸に巣くう闇なる者、ヤツは人間達を片っ端から殺していったんです。

 どの街にも村にも人間の死体が、私はあの時吐き気すら覚えるほどです。

 しかし、私は諦めませんでした、4人が力を合わせれば絶対に倒せるって、だけど私達はヤツには勝てなかった。

 みんな殆ど瀕死の状態だったの、だから最後の賭けで封印をしたの。

 でも、今になって思うわ。

 倒せればこんな事は起こりもしなかっただろうって」

 フローラ様はそう答える。





 「光ある所に闇もあるか・・・」

 僕はそうつぶやく。



 「フローラ様はこれからどうするんですか?

 またヤツはここに姿を現すかもしれないですよ」

 僕はフローラ様に向かって言う。



 「私はこの町が好きなの、だから離れたくない。

 ここは私の心の拠り所だから」

 フローラ様はそう答えた。



 その時!


 「危ない!」


?!

 カン。

 メルがフローラ様に飛んでくる短剣を撃ち落とした。



 「ふふふ、追手が来ると思ったがアクア街の次期王女のメルと召喚者か」

 それは闇なる者だった。


 

 「こ、コイツが闇なる者。

 じわじわ来る、このやばい感じ」

 僕は剣を抜き構える。



 やるしかないか。




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