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第十六話 目覚める闇の者


 「よし、倒したぞ洋平よ」

 ブレイク様が振り返る。



 「そうですね、最悪な王にはふさわしい死に方です」

 僕はそう答え倒れる女性に駆け寄る。



 息は・・・・ある・・・だが弱りきっているな。


 僕は女性を抱きかかえる。


 「ブレイク様、転移お願いします」

 僕がブレイク様に向かって言う。



 「あ~そうじゃの。

 じゃが我はこの者の事を他の奴らにも言わんとならん。

 だからここでお別れじゃ、まぁまた会える。

 だから、元気でな」

 ブレイク様は僕に転移魔法を唱えた。



 ブレイク様ー!



 シュン!



 ・・・・さてと、この者に巣くう者を倒さなくてはならんな。


 邪魔者は消えたぞ、出てきたらどうじゃ?



 すると倒れる王の体から黒い煙がモクモクと現れそれは人の姿となった。


 黒髪、鋭い目付き

 

 「破壊の神よ、流石だな。

 だが我を倒すとはいささか笑えんが」

 男は言う。



 「なにその言葉の通りじゃ、お前を倒す。

 それだけじゃ」

 ブレイク様はそう答えた。



 「破壊の神も墜ちたもんだな」


 ?!

 ブレイク様が振り返る。


 その目の前には黒い闇のような塊が。


 がっ!


 ブレイク様は闇に飲み込まれた。


 「うぐっ!こ、これは!?闇、そのもの・・・」


 

 「さてと破壊の神よ、我と溶け合おうではないか」

 すると男は液体状となりブレイクを包み込む闇に溶け込む。


 「ぐっ!わ、我をなめるなよ!」

 ブレイク様はもがく、


 しかし


 「愚かだ、破壊の神だろうとこの中では人間と変わらぬよ!

 ふはははは!!!溶け合え!」


 「ぎゃあああー!!!!」

 ブレイクは闇と溶け合った。


 そして


 す~。


 男の中に闇が吸い込まれる。


 「ふぅ〜、破壊の神の力が我の中にある。

 ふはははは!!!これで世界は我の者だ!・・・・いや、まだ確か神は居たな。

 確か我を封じ込めた、あの忌々しい4人。

 破壊の神を取り込んだことで後3人か、まずはあの女の神から会いに行ってやるか」

  男は闇と共に消えた。






 シュン!


 「うわ!」

 僕は尻もちを付く。


 「だ、大丈夫か洋平くん!」

 声をかけたのはアズマさんだ。


 どうやらメルさんのお城に戻ってきたのだ。


 いや、でも僕は嫌な感じがした。

 どうか無事で居てくださいブレイク様。



 「大丈夫です、それよりもこの女性に回復を」

 僕はアズマさんに向かって言う。


 「ああ、分かった」

 アズマさんは助けた女性に回復魔法を唱える。



 「そ、それでブレイク様は?」

 アズマさんが聞いてきた。



 「それが倒した王の事を話す必要があるからここでお別れじゃって。

 僕を転移させて・・・・でもあの時嫌な気配感じたんですあの倒れた王から」

 僕はアズマさんに向かって言う。



 

 「嫌な気配か・・・・いや少し待っていてくれるか?

 ある本を持ってくる、彼女も休憩室に連れて行く」

 アズマさんに言われ僕は待つことに。



 「あ、洋平くん。

 待った?」

 メルさんが戻ってきた。



 「ううん、アズマさんと話していたよ。

 それである本を取ってくるって言って待っているんだ。

 それよりもメルさんはアルマさんから何かもらったの?」

 僕はメルさんに向かって言う。



 「えへへ、服とか、下着とかね。

 他にも色々ともらったよ冒険に役立つ物とかね」

 メルさんはそう答えた。



 メルさんが首飾りをしているのに気づいた。


 「それ、綺麗な首飾りだね」

 僕はメルさんに向かって言う。



 「あ〜これ?これはお母様からもらった首飾りだよ。

 月の首飾りなんだ。

 何でも私の先祖から引き継いできた首飾りなんだって。

 私がこんなのしていいのって聞いたら貴方が一番似合うのよって言ってたし」

 メルさんはそう答えた。




 僕はメルさんと雑談しているとアズマさんが戻ってきた。



 「あ〜、メルも支度を済ませたんだな。

 少し遅くなってしまってごめんね」

 アズマさんは一つの本を持ってきたようだ。



 「あの、それが見せたい本なんですか?」

 僕がアズマさんに向かって聞く。



 「ああ、内容は長いから短調に話すけど。

 アレス大陸に4人の神が居たんだ、洋平くんも出逢った破壊の神のブレイク様、他にも神が居て慈愛の神フローラ様、知的の神サーラ、剛心の神ジャラン様が居たんだ。

 その4人の神様はアレス大陸に災いを及ぼしていたある悪い者を封印したんだ。

 そしてアレス大陸は平和を迎え今も平和を過ごしているんだけど、君の嫌な気配な感じだともしかしたら封印が解かれたのかもしれない。

 そして多分だがスタート街の王の中で回復するのを待っていたのかもな」

 アズマさんはそう答えた。




 「だとしたらブレイク様が倒されたとしたら次の神を狙いに行くってことですか?」

 僕がアズマさんに向かって聞く。



 

 「ああ、間違いないだろう。

 自分を封印した忌々しい奴だから始末すると思う、多分だが次に狙われるのは慈愛の神フローラ様かもしれん。

 フローラ様は今は人間として生きていると聞いたことがある、確か花がよく咲く町に住んでいるとかと聞いたことがあるが」

  アズマさんはそう答える。



 花がよく咲く町?

 まだ僕はスタート街とアクア街しか見てないから分からない。



 「フローラ町よ」


 ?!

 アルマさんが言う。



 「そうか、フローラ町か!確かにあそこは花がよく咲いている。

 確かフローラ町はアクア街を出て先に進んだ先だったはず。

 もしも、あの闇が復活したとなると世界はまた闇に閉ざされるかもしれん。

 頼むぞ、洋平くん、それとメルよ」

 アズマさんは僕たちに向かって言う。




 「あの、図書館のこと忘れてる?」

 僕がメルさんに向かって聞く。



 「忘れてないわ、お母様に話しておいたから後でお母様がお父様に話すと思うわ。

 私達はフローラ町へ向かいましょ」

 メルさんに言われ僕たちはフローラ町を目指すことに。



 その頃


 「くっ!邪悪なる者よ!貴方は私達が封じ込めたはず!」

 フローラ様が闇なるものと戦っていた。



 「おやおや、忘れてなかったのですね。

 流石、慈愛の神と呼ばれるだけありますね」

 男はそう答える。



 「私を狙いに来たってことはもしかしてブレイクはもうやったの?」

 フローラ様は男に向かって聞く。



 「くくく、その通りだ。

 闇の中で苦しみながら我と溶け合ったぞ、今も我の体の中でブレイクと繋がっておるぞ」

 男はそう答える。



 「クソ!私を倒せると思っているのか!」

 フローラ様が言う。



 「まぁ今の状態じゃ勝てませんしそれに追手が来るかもしれませんしまた別日にしましょうかね」

 男はそう言い消えていった。




 クソ、ブレイクがやられたか。

 だとすればいつ私がやられるか分かったもんじゃない。

 しかし、追手が来るかもと言っていたな。

 誰のことだろう?




 

 

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