もうおんどれぁ小説書くなと言われても書きたいことがあるから書いてしまった週末の夜。
エッセイ界は今日も盛況だ。いつも何かの話題で賑わっている。最近だと『はああんたぁ小説書きんな』的な作品に人気が集まっている。
だから私も便乗したくエッセイを書いている。
さて、翻って我が身を顧みれば……
私の処女作『異世界金融』は文章ルールを守っているのか? これが気になるわけなのです。
①句読点を付けない。
これは多分大丈夫だと思うのです。きちんと守れてると思います。
②文頭の一字下げ。
守ってません。横書きでそんなことが必要だなんて思いもしませんでした。今でも異世界金融においては下げてません。その方が読みやすい気がするからです。
③!、? の後ろに全角スペースを開けない。
これは書き始めた当初は開けておりませんでした。もちろん知らなかったからです。
こちらは今では半角開けてます。全角開けたこともあるのですが、どうにも違和感を感じてしまい半角に落ち着きました。
④間違った言い回しを平気で使う厚顔さ。
これについては作中世界の言い回しやセリフ以外では守っているつもりです。
変な言い回しがあったら教えてくださいね。
⑤恥ずかしげもなく顔文字やスラッシュを使いまくる。
使ってます! 顔文字は使ってませんがスラッシュは使ってます。数百話に一度ぐらいの頻度です。
「もう……カースのバカ……//」
といった感じです!
うちのヒロインって昔はツンデレだったんですよ?
⑥無駄に華美な文章を書きたがる。
『さながら金剛石を解かし込んだかのような天上の悦楽を彷彿とさせる神秘の味わいがあるとすれば、それはきっと彼の作る酒の伶俐なまでの魅力、いや魔力が我らを陶酔の彼方まで誘ってくれるに違いない』
これは意味不明でアウトですね。ごめんなさい。
⑦無駄にフリガナが凝ってる。
卒業
極限第七天国炸裂波
暴極風龍
厨二病が治ってなくてごめんなさい。
⑧心理描写がくどい。
……ちっ、もう回復しやがったか……頭を半分吹っ飛ばしたんだぞ? それがどうして……くっ、そうかよ……神酒滴かよ……厄介なもん使いやがって……そこまでして勝ちてぇってのかよ……こんなただの決闘によ……? 分かってんだよ……てめぇは意地っぱりだからなぁ……どうしても俺に負けたくねぇんだろ? バカが……
それなら全身跡形もなく灰にしてやるしかねぇだろうが……俺の必殺奥義極限天国炸裂波でなぁ……
はい。ここまで作中時間で0.5秒です。どう考えても無理ですよね。ごめんなさい。
⑨「 」の終わりに「 。」を付けてる。
「それが契約魔法だ。お前もう逃げられないぜ。」
「なっ、契約魔法だと!? き、貴様もしかして魔王か!」
「ああ。軽はずみに約束したお前が間抜けだったんだ。さあて払ってもらおうか。」
「くっ……いくらだ」
「金貨で五百枚でいいぞ。」
「ばっ、ばかな! そんな大金あるわけが」
『異世界金融』においては主人公や主要な人物の会話には「 。」を付けており、そうでない人物の会話には付けておりません。
これには誰が話しているのかを分かりやすくする狙いがありますが、果たして意味があるのかは不明です。
自分ルールで小説を書いてごめんなさい。
⑩三点リーダを使う。
京極夏彦先生は二連三点リーダ(……)を読めなくて恥ずかしいものだと考えておられるそうです。
しかし、心理描写や余韻や回想を考えた時にどうしても必要だと。そこで苦肉の策ではないのでしょうが二倍ダーシ(ーー)だけは許容することにしたそうです。
翻って私は! 二連三点リーダ(……)を使いまくってます……
もう隙あれば使ってます……
くっ……鎮まれ……俺の右親指……これ以上駄文を……生まないように……
重ね重ねごめんなさい。そうです。酔ってるんです。酔わないと書けないんですごめんなさい。
さて、いかがだったでしょうか。
最新のエッセイと見せかけて自作品のプロモーションするステルスマーケティングエッセイは。
このエッセイを通して何が言いたいのか?
それは『異世界金融』を読んでくれということなのです。
ほら、夏休みですし?
400万字もありませんし?
2000話いってませんし?
軽い気持ちで手を出してみましょうよ?
ハマらない人はハマりませんが、ハマる人は40時間ぶっ続けで読み続けて倒れて起きてまた40時間ぶっ続けで読むぐらいハマってくれる作品です。
かわいいヒロイン!
美しい母親!
頼りになる父親!
イケメン長兄!
弟想いの次兄!
超絶ブラコン長姉!
天然ぎゃんかわ妹!
テンプレチンピラ!
そんな文章ルールをあまり守ってない異世界金融を夏休みの読書感想文にどうぞ!
エッセイ界を駄文で埋め尽くそうぜプロジェクト参加作品です。
ヱビスの500mlを開けた程度の酔いです。