表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/1 -いちぶんのに-  作者: 藍内
変わっていくもの
95/98

それぞれの事

 美久は家族のアルバムをしばらく眺めていた。父と母と三人いた頃の写真を。

「誠も同じ気持ちかな。もう一度だけ、父さんと話してみたいな」

「ああ」

 父も、美久を連れて来たら喜んでくれたかな。


 それから、色んな話をした。


「忘れてたけど、姫路行き用に借りたお金はちゃんと返す」

「最初に来てもらった時に負担してもらってるから、相殺でいいよ」

「駄目だって。今回のは自分一人の為だけのものだったから」

「それもそうだね。でも完全に誠一人のためだけじゃないと自分は思いたい。だから一回目の分の清算として半分引いて、更にその半分ぐらい、往復運賃の1/4ぐらい返してくれれば」

「……分かった。とりあえず、それで手を打とう」


「最近何かあった?」

「しいて言えば蒼太さんが部屋の掃除をするようになってた」

「それはびっくりだ」

「何がきっかけかは分からないけど、前に叔父さんの家に寄った時にきれいになったぞ、って部屋を見せられたよ。得意げな顔で」

「今年一番驚いた情報かも」

「クローゼットから服とか雑誌とか色々はみ出してたけどね」


「この前三人で会った時から気になってたけど、誠は千夏の事が好きか、もしくは気になってる?」

「え?」

 と驚きつつも、自分もそれは引っかかっていた。

「それが自分でもよく分からないんだ。知っての通り未だに初恋を経験してないから」

 きっと、これからはそういう事も起きてくるだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ