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魔女っ子ロリっ子、年齢12歳?

今回はパッパッパと、書けました。

いやーいいですね、物語のが動き出すところを書くのは〜

感想ください

「お、終わった...」


 ふと窓から外を見て見ると、日もすでに登っていた。

 目の前の紙の束に達成感を覚える。

 基本的にやることは和差積商。

 つまり単純作業。

 それが功を奏しなんとか終わった。


「んん〜、久しぶりによく寝たー」


 リナが、ソファーから起き上がり手を上げてグッと伸びをした。


 嘘つけ。

 土の上でも関係なく爆睡していただろ。


「おはよう」


 リナは目を擦りながら朝の挨拶をした。


「お休みなさい」


 俺は目をこすりながら夜の挨拶をした。


「あら、目の下にすごいクマができてるわよ、、、フフッ、猫がクマって」


 もはや、何も突っ込むまい。

 それよりも早く寝たい。


 そう思い俺はソファーへとダイブした。

 優しく包み込まれるような幸福感。

 あぁ、幸せ。


 バン!


 が、その幸せは長くは続かなかった。

 いや、ちょっと早すぎないですか。


 部屋の扉が叩きつけられたかのように開かれる。


 そこには案の定と言うかギルドのおっさんがいた。


 やばい。


「よ!終わったか?」


 朝からむさ苦しいほどに元気なおっさんの笑顔を見た。


「げっ」

「げっとは何だ、せっかく寝る場所を提供してやったと言うのに」


 まだ一睡もしてないんですけど。。


「何だ、ソファーに寝転んで、サボりか?」

「今!終わったんですよ!!」


「え?終わったのか、、」


 おっさんは小声で呟いた。


 バッチ聞こえてるよ!!


 俺はおっさんをジロリと睨みつけた。


「まぁ!そう言うことならちょうどよかった!ちょっと来い!!」


 またもや腕をがっちり捕まれ、ついて行く以外の選択肢はなかった。

 あぁ、またこのパターンですか。


 俺は寝転んだばかりのソファーと別れを告げた。

 それはまるで、一年に一度しか出会うことができない織り姫とひこぼしのような甘く切ない青春のワンシーンように。


 さよなら、また会う日まで。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 おっさんに連れられてやって来たのは、建物入ってすぐの受付のある大広間。


「で、何なんですか。ここで寝ていいんですか?」

「そんな訳ないだろ?、仕事だよ仕事」


 仕事。

 人は何故働くのだろうか。

 働くために生まれるのか。

 主客転倒(しゅきゃくてんとう)

 そんな哲学まがいな考えが頭を駆け巡った。


「多分迷子だと思うんだけど子供を保護したんだ。が、なにぶん今は人手が無くてな。お前らが居てちょうどよかったよ」


 何やら体良く使われてる気がする。

 俺はここの職員になったつもりは無いのだが。


「俺はここの職員じゃ無いんですよ?」

「分かってるよ、だから臨時特別職員だ。特別だぞー。優遇されてる気分だろ?」

「いや、それ、つまりアルバイトでしょ…」


 どうしようかと暫しの塾考。

 今は金がないから給料は嬉しい。

 だが、冒険者になって魔物を狩りまくればお金なんて火種に使えるほど有り余るだろう。(そんなはずはない)


 と、なればここは断りやっぱり睡眠を


「沈黙って事は肯定って事で良いんだな。よし!問題解決!」


 いや、その考えは間違ってる。

 反論を述べようとしているとする。

 が、それよりも先におっさんが先に動いた。


「おーいこっちだ、クソガキ」


 1人ちょこんとテーブルに向かい椅子に座っていたフードを深くかぶった小さい女の子?に手を振った。


 少し高い椅子からピョンと飛び降り、こっちに向かってテクテクと歩いてくる。

 そして、おっさんの目の前まで来ると


「誰がクソガキかー!!」


 その可愛げのある声を広間全体に響き渡らせた。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「な?クソガキだろ?」


 ニカっといい笑顔を見せるおっさん。


「クソガキ、言うな。」

「おら、人と話するときはフードを取れってママに教わらなかったか?」


 そう言うと、おっさんは女の子が深くかぶったフードをごつい手で雑に下ろした。


「あっ!ちょ!!」


 フワッ


 フードが脱げる。

 それと同時に髪がパサリと広がる。

 金糸のように煌めく金の長髪。

 均整の取れた顔立ち。

 そして、子供特有の少し赤味がかったほっぺた。


「可愛い。」


 小動物を見ているかのような和やかな

「ケッ!ロリコン」

「誰がロリコンかー!」


 俺は声を広間全体に響き渡らせた。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 俺はロリコンじゃない。俺はロリコンじゃない。俺はロリコンじゃにゃい。俺はロリコンじゃない。


 頭を抱え、その場にうずくまった。


「で?その子をどうしろと言うのかしら?」


 うずくまる俺の代わりにリナが尋ねた。


「いやなぁ、こいつ街で1人で心細そうにオロオロとしてたんだよ。」

「オロオロなどしておらん!」

「それでな、迷子かと思って声をかけたら人を探してるだけと言うんだよ。まぁ、いつもの迷子と同じ言い訳だな」

「だから!迷子ではないといってるだろうが!!」


 手を振り回し抗議をした。


「つまり、仕事ってその人探しを一緒に手伝えばいいってことですか?」


 少し俺はむくりと立ち上がり話に加わる。


「そう言うことだ。理解が早くて助かる」


 俺は、女の子に目線を合わせるように少しかがむ。


「どうしたのかな?保護者とはぐれちゃったのかな?それで、街の中探して迷子になっちゃったかな?実はお兄さんも路頭に迷ってる最中なんだよね。一緒だね!」


 俺はエスプリの効いた自虐的ネタで爽やかな接触を試みた。


「うるさい。ロリコン」

「違う」

今日は強盗の日(5月10日)。

実は誕生日なんですけどまた一つ、青春のあの頃から遠ざかったと考えると悲しくなります。


まぁ、何もなかったんですけどね…

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