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犬猫の生誕祭、3日目 その5

最近都市伝説系動画にハマりまして、夜中怖くなって書けなくなり遅くなりました…


すいません。


※2019/2/23

今回はあとがき読んでください!!!!!!

お知らせ有ります!!!!!!!


※2019/3/26

終わりました!!!!


「次はあれです!」


 とビシッとドロシーが指差した新たなる戦場の舞台は


「ギンギョすくい?」


 比較的大きな桶には、祭りの常連毎度お馴染みあの魚が、しかし姿形全く同じ、だが色だけ違うという集団突然変異を起こし金から銀へランクダウンを果たしていた。

 それを皆、手に持ったポイですくっている。


 お祭りの定番金魚すくい。


「そうです!ルールは、簡単明瞭、一個のポイでより多くギンギョをすくった方の勝ちです。ギンギョすくいなら混じりっけなし。運何てインチキの介在しない動体視力とテクニックのみの戦いになります。これであなたが負けた場合は猫は犬よりも能力の劣る生物だという証明になりますからね」

「ニャハハ!そのネズミも食わないような挑発乗ってあげるかニャ!三番勝負と言ったけどこれで終わりにしてあげるかニャ!!」


 一回戦目を勝利で収め勢いづいているルナがそう宣言して2回戦目はギンギョすくいに決定した。


「まずは私から行きましょう」


 ドロシーはそっとポイを水面下に沈める。

 ゆっくりと銀魚を追いかけサッと掬い上げる。

 それを9回ほど繰り返したところで紙が破れてしまった。

 結果ドロシー9匹。


 …うまい。うまいけど


「普通だ」

「普通ね」

「普通ですね」

「普通じゃ」


 皆同じような感想を抱いていたようだ。

 犬代表として負けられない戦いだと言うのにあまりに無難すぎる結果。

 俺はてっきり自分から言いだしたからには目を疑うような出来事を起こすもんだと思っていた。


「ニャハハ。次は私かニャ。拍子抜けかニャ!9匹ニャんて勝負にニャらニャいかニャ!猫耳拳法の恐ろしさを思い知るといいかニャ」


 金魚すくいに拳法?


 ルナは腕まくりをして気合を入れた。

 しかしそれを見るドロシーの顔は北極熊でさえも赤道直下の国へと永住を考えるほどの冷たい笑みを浮かべていた。


 え、怖い。


「...『ウインド・カッター』」


 ボソッとドロシーが何かを呟くと緩やかな風が頬を撫でた。


 ポト。


「ニャアアアアア!!!」


 何とルナの持つ木製のポイが取れるはずのない根元からポッキリと折れた。

 と言うよりすっぱりと切れていた。


「あれ?もう終わりですか?ドブ猫不法とやらの恐ろしさはその程度なんですか?遠慮なさらなくて結構なんですよ?」

「魔法を使うとは卑劣きわまりない行為かニャ!」

「相手の邪魔をしてはいけないなんて一言も言ってないと思いますけど?私は元来ネガティブリストを採用してますのでルール上問題ないとともいますが」

「聞いてないかなニャーーーー!!!!!!!!」

「まぁ、言ってませんもんね」


 ルナの絶叫が街に鳴り響き第二回戦『ギンギョすくい』は、ドロシー9匹、ルナ0匹でドロシーの勝ちとなった。


 結局みんなでギョンギョすくいをしたものの誰一人飼うことができないということで代わりの品としておじさんから飴を一つづつもらった。


「お前が小賢しい手段を用いてどうにか一対一かニャ。全く無駄な時間稼ぎでしかニャいかニャ」

「全くもってその通りです。早くくたばればいいものを」

「ニャハハ...最後の勝負かニャ!!しかし私が選んだら不公平だからここはリンちゃんに決めてもらうかニャ!!」

「望むところです!!邪神様よろしくお願いいたします!!!」

「え?」


 といきなりの二人から詰め寄られ、犬と猫の命運を決めるであろう重大な使命を雑に投げかけられた。


「んー...何がいいかな」


 俺は辺りを見回し思いを巡らせるとパッと脳裏に昨日見た屋台がひらめいた。


「射的しよう!」

「...射的ですか?」

「...射的かニャ?」


 何やら二人ともあんまり気のいい返事をしなかった。


「何やら浮かない表情をしていますけど射的が苦手なのですか?そうならせっかく邪神様に決めてもらいましたけど別の競技でも構いませんよ?一方的な戦いはあまり好きではありませんしね」

「ニャ...ニャにを言っているかニャ?誰がいつ苦手と言ったかニャ。むしろそっちの方が苦手ニャんじゃニャいかニャ?もしそうニャらニャさけをかけてあげて別のにしてあげてもいいかニャ」

「ハ!冗談がお上手ですね。あなたにかけてもらう情けなんて毛ほどもいりませんよ。私は構いませんよ?射的でも...」

「...本当に射的でいいのかニャ?」

「...あなたこそ、いいんですね?」

「...いいかニャ」

「...わかりました」


 と、あからさまに二人とも不得意なのが見え見えだったが二人の間にあるプライドが邪魔をして引き返せない事態に陥り3本勝負最終戦は射的に決まったのだった。

 素直に変えればよかったのに。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 俺たちは射的と看板に書かれた屋台の前までやってきた。

 手前位に台がありそこから奥の棚にずらりと並べられた景品を撃ち落とすという予想どおりのもの。

 しかし、弓か何かで撃つものだと思っていたらまさかのボルトアクションライフルの空気銃。


 まさかと思いルナにこの世界には銃があるのかと聞けばそんなものはないと一刀両断。

 ならこの屋台は?と聞くと昔ふらりと現れた奇怪な旅人が始めたわけのわからないこの屋台が人気を博し広まったものだと。

 俺はジロリとリナを見つめた。

 どうせこいつが昔送り込んだ被害者の一人に違いないだろう。


「ルールはより高価な景品を落とした方の勝ちかニャ!魔法もスキルの仕様も禁止!相手の邪魔をするニャんて以ての外!このルールはポジティブリスト採用かニャ!!」

「いいでしょう。それで最終勝負うけて立ちましょう!!!」


 と、二人意気込んでいたものの一発も当たることなく泥仕合になったのは言うまでもなかった。

※2019/2/23

前話のあとがきにも書きましたが、これより私は1ヶ月ほどwifiしかない未開の地に旅立ちます。

ですのでしばらく投稿できないかもしれません…

インターネット依存症の私に頑張れって感想くれたら頑張って書く努力します!

あ、入院とかじゃないのでご心配なく!


※2019/3/26

日本に帰ってきました!!!!

また落ち着き次第投稿開始します!!

辛かった...


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