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アホな邪神、時給0円

この小説はやけにオノマトペが多いなと思いませんか?

それは、漫画的になって読みやすくなるだろうとかいった効果を狙ったもでなく


ただ、語彙力がないだけですね。

(でも、実際読みやすいですよね????)

 ーーーー 数週間後 ーーーー


「あーはっはっは!」


 これこそ、俺が望んだ桃源郷。


「どうなさいましたか?ご主人様。」


 まだあどけない顔つきの獣っ子が心配そうに俺の顔を見た。

 首をかしげた時にサラリと揺れる艶やかな銀の髪、感情がすぐに表に出るユラユラ揺れるフサフサしっぽ。


「何でもないよ、リン」


 触り心地のいい猫耳を優しく撫でてやると嬉しそうにすり寄ってくる。

 可愛い奴め!


 ーーーーーーーーーーーー


「そうかぁ…ここかぁ…ここがええんかぁ…」


「…」


「は!!」


 バッと布団をめくり起き上がる。


「…夢なら覚めなければいいのに」


 寝癖のついた髪を放置して、まだ半分目が空いてない状態でしばらくボーッとする。


 完全に起きていない脳を無理やり動かしふらふらと王座の前へと歩き出す。


 よたよたと歩きながら女神像の前まで来ると深々と頭を下げる。


「おはようございます!女神様!!。今日もその()()!そうな頭にかけられてるお()()()がとてもお似合いです!」


 俺は未だに女神様への恨みを忘れてはいなかった。


「今日は女神様の記念すべき日になることをお約束します。」


 そして、ついに見つけたのだ。


 女神を()()()()()方法を。



 ーーーーーーーーーーーーー



 この神殿に引きこもり何日が経っただろうか。

 最初の数日はおっかなびっくりで神殿から出ようとすら思わなかったが、今では鳩に餌をあげる感覚で、木の陰からこっそりと魔物に力を上げられるようにまでなった。


 そう、見つからなければ万事OKなのだ。


 しかし、(まこと)の女神エマ様より申しつけられた魔物に力をあげる大切な仕事だけで1日過ごすわけには行かないため、何かすることはないかと神殿を物色しているとあらゆるものが発掘された。


 まず見つけたのが、多量の保存食と湧き出る水。

 保存食は多種多様の缶詰とパサパサの乾パン。

 少し栄養が偏りそうではあったが食糧難は回避できた。


 そして、なにより一番大きな発見だったのは図書館だった。

 なんと神殿の中に図書館クラスの本たちが所狭しと並べられた大部屋があったのだ。

 秘蔵されている本たちに書いてある内容は実にバラエティーに富んだものだった。


 それからはというもの、鳩に餌をやり(魔物に力をやる事)、パサパサの乾パンと缶詰を食べながら本を読む、と言うとてもアグレッシブな(浮浪者のような)日々を送っていた。


 そんな中、昨日、なんと女神を降臨させる方法という本を見つけたのだ。

 もし本に書かれていたことが本当のことなら、待ち望んでいた復讐のチャンス!


 そして今日、本に書かれていた儀式を実行するのだ!!


 儀式に必要なものは、豊富な魔力、女神の石像、女神への供物、そして女神への強い思いである。


 まず、豊富な魔力だが、魔物に力を与えられるだけの力があるんだからこの体には豊富な魔力がある。(勝手な解釈)


 女神の石像、これは神殿に落ちていたので問題は無い。


 女神への供物は、まぁ、缶詰でもお供えしとけば大丈夫だろう。


 そして女神への強い思い、これは誰にも負けることのない強い復讐心が役立ってくれるであろう。


 全ては、この瞬間のために存在したのでは無いかと思いたくなるほどの完璧すぎる儀式。


 必要なものを揃えたあとは、床に落書き(魔法陣)をして、レリーズ(魔法の呪文)と唱えれば、無事女神が地に落ちるというわけだ。


「では女神様、しばしお待ちくださいませ」


 にっこりと満面の笑みを浮かべ足早に缶詰を取りに行ったのだった。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「天に御座せられます下劣な女神様、どうかこの地にお降りになってください。『アドベント:女神(リナ)』!!」


 床に書いた魔法陣がぬるりと光りだす。


 グラグラ


 それに伴い、神殿が揺れ始める。


「あー...やばいかも......」


 徐々に揺れがさらに強くなる。


 グラグラグラ


 さすがにこのままではまずいと脱兎の如く神殿の外へと逃げだした。


 グラグラグラグラ


 ますます揺れは強くなった。

 そのうち神殿全体がユラユラ揺れ始めた。


 ドンッ


 まるで積み木が崩れるかのようにマイホームが崩れ去さった。


「ゴホッゴホッ!」


 崩れた神殿が巻き上げた砂埃が目や鼻に入りむせ返る。


 涙目になりながらも崩れた神殿を見ると天空から一筋の光とともに一つの人影がゆっくりと降りてきた。

 それはまるで、神々しい絵画のように幻想的で思わず息を呑む美しさ。


 スーッと静かに瓦礫と化した神殿に降り立った。


「誰が!下劣な女神じゃ!!」


 女神様はあいも変わらず元気そうでした。

感想が欲しいです!!

感想書いてくれましたら、もれなく投稿頻度あがるかもしれません!!

(もれなくですがもれる可能せありますが。。。)


(正直ブックマークよりも欲しい、、、、)

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