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誕生祭の心配事、たくさん

最近、気がつましたが、名前似てる人たち多すぎますね。


わーお、感想ください。

「ミアちゃん!久しぶりかニャ!!」


 ルナはミアへと一直線へ飛び立った。


「グェッ。」


 本日2度目の化鳥の鳴き声。


「大きくニャったかニャ〜」


 ルナはあの時のアリスのように抱きつきながらミアの頭を撫で頬をつねる。


「プニプニかニャ〜」


 確かに、見てるだけでも、ミアの小籠包並に水々しく、三色団子かの様に鮮やかなその頬は確かに抓って見たくなるのは少しわかってしまう。


「アリス!いや、ルナじゃな!って、ちょ…やめ…やめんかっ!!」


 俺はミアの頬に対してそんな想いに耽っていると、ミアは、またしても涙目になっていた。


 はぁ、やれやれ全くとカッコつけてミアを後ろからルナを抱き抱える事でまた救出しようと後ろから抱きつくものの、今は身長が低くなっており持ち上げる事が出来なかった。


「ん?もしかしてリンちゃんも参加したくニャったかニャ?ニャハハハハ!!」

「リン!もしや、裏切るのか!」

「あ、いやちが」


 ルナは楽しそうに笑い、ミアは、助けてくれる人が消えたどころか、裏切られ今にも泣き出しそうな眼差しをしていた。


「リナ、ちょ!この魔法解除して!」


 ルナを見てなにやらぼーっとしていたリナに助けを求める。


「ん?あぁ、あっちの方か。あーはいはい、『リリース』」


 リナが、薄く柔らかな光を放つ手を俺の肩に置いた。


 すると、身体が魔法少女よろしくキラキラと光りだし、服が変化し、グングンと身長が伸びる。


 よし!やっと慣れた体に戻った!


「ほぉ、それがそなたの本当の姿か」


 俺は急いでルナを持ち上げミアを助ける。


「あ、ありがとう」


 ミアが頬を赤くして礼を言った。


 可愛い。


 …なぜかリナがジト目で睨んできた。


「…あ!そう言えばミア、そのボールは何?」


 俺は、じっとミアを見ていたこと隠すように、ふと唐突に思い浮かんだ疑問をぶつけた。


「ふっふっふ」


 そんな俺の邪な疑問に健気にもミアは先ほどの泣きそうな顔は何処へやら、満面の笑みを浮かべ自信満々ドヤ顔で手に持つ赤い水晶を掲げた。


 リナはともかく、ミアまでカルト教徒に見える原因の謎アイテムだ。


「『タロウコレクションNo.04、個人情報強制開示水晶』じゃ!これは、特定の人物の今いる場所がわかる以外に、住所、氏名、年齢、身長、体重その他諸々全てわかる凄いものなんじゃ!」


 ミアがドヤ顔するのも納得の一品。

 個人の権利を一切合切切り捨てごめんして、お前の情報は俺のものと人の知らぬ間にジャイアリズムを強行するとんでもアイテムだった。


 至急この国にプライバシー保護法が施行されるべきだと言う事を訴えます。


 その後ここで何が有ったのか尋ねたリナとミアにここであったあらましを説明すると、ミアは何やら心配してくれたが、リナただ「アハハハ!あんたって本当不運よね!アハハハ」と馬鹿笑いしたのだった。


 お前、前に人間味あふれる神って言ってなかったっけ?



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「息子は元気にしておったか?」


 突如、王様がそんな事を俺に尋ねた。


「息子?」


 アリスじゃ、娘だろうし違うなと、他に思い当たる節がないかと記憶を辿る。


 はて、誰だろう。


 が、該当する人物は出てこなかった。


「ん?あぁ、何知らないなら知らないでそれでいいんだ」


 おっと、何やら意味深な台詞。

 こう言う意味のわからない話は、大抵厄介ごとが絡んでるとすでに知っている。


 …聞かなかったことにしよう。


 先ほどの意味深発言を二度と掘り返すことのない忘却の彼方へと放り出した。


「して、ミアはともかくそなた達は誰なのかな?」

「ん?私?私は、しがない普通に可愛い村娘、リナよ」


 と、リナが珍しく、謙虚…な…謙虚?

 いや、リナにしては間違いなく謙虚な自己紹介だった。

 悪いものでも食べたのだろうか。


「む、こいつは私を心から愛慕し敬愛してる従者よ」

「誰が従者か!」


 一体どんな運をしていれば誰がこんなヒステリック、クレイジー、カルトの甘党女神の従者になんて悲惨な運命を辿るのだろうか。


「違うんですよ。私は、本当に善良で超普通の一市民、リンと言うものです」


 長いものには巻かれろ。

 寄らば大樹の陰。

 権力には逆らわない。


 すっかり板に付いてしまったニッコリ営業スマイルを浮かべた。


「ハッハッハハ!そなたのような一市民がいるか!ハッハッハハ!。あぁ、そう言えばまだ名乗ってなかったな、私はアリスの父のバージル・ヴァン・アール・ディ・アレクサンドルだ。そう!私はこの国で一番の父親だ!」


 王たる堂々とした態度でキッパリと述べた。


「気軽にバージルおじさんって呼んでくれて構わんよ?」


 バージルおじさんは舌を出し冗談ぽくそう言った。


 …あぁ、やっぱりアリスの父親って感じだ。


「あ!そう言えば祭りはどうなりますか?アリスが狙われた以上は中止?」


 アリスと言う単語を聞いて思い出したアリス生誕祭のこと。


 その祝われるべき、本人が狙われた以上は中止にすべきはず。

 当然その父親であるも同じ考えをすると思っていたのだが。


「いや、生誕祭は、予定通り実施する」


 バージルおじさんはまさかの衝撃発言。


「生誕祭の本当の目的は、カムナギであるアリスが知識の女神ルナに話を聞いたと言う程でその神言を国民に伝えることだ。もし、それが無くなれば民は混乱し、貴族は反旗をひるがえすかもしれない」


 生誕祭って、そんなに大切な祭りだったのか…

 てっきり、バージルおじさんが、愛娘を自慢するためにやってるだけかと思ってた。


「まぁ、テキトーニャこと言ってるだけニャんだけどね」


 全然大切な祭りじゃないようだ。


「大丈夫だ、心配するな。今まで以上に警戒はする」

「いざとニャったら、私もいるかニャ」


 ルナは、またもや猫ポーズをしてアリスに平手打ちを食らっていた。


 本当に大丈夫かな…



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ミアの部屋へと帰り際、アリスじゃない、ルナが耳元でこうささやいてきた。


「馬鹿正直なリンちゃんだから警告しとくけど、あの胡散臭いリナとか言う女神は嘘をついてるから気をつけた方がいいかニャ」


 …。


「ふふ、リナさんこれで貸し借りニャしかニャ」


 ルナが小声で呟いた。


「どうしたかニャ??」


 うつむく俺に何かあったのかとルナは問いかけた。


 どうした?どうかしてるよ全く…


「……あぁ!!もう!だからどうしてそんな意味深な台詞を吐くんだよ!!」

「ニャ????」

どこがいいかとか、どこが悪いかとかどんな展開が好きだとか教えてくださいぃぃ!!!


参考にします!

という事で感想ください!!!!!!!

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