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異世界歴史伝 禁書の棚に眠る伝説の歴史書 作者:茉莉まつる
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短編 紀元前1000年 とある村にて

「かかれーー!!」
「をおおおおぉぉ!」
「やあぁぁぁぁぁぁ!!」

殺戮という言葉がこれ程合う景色はそうそう無いのではないか。
無抵抗な村人たちが切れ味のそこまでよくない剣で切られていく。
いや、切られると言うよりも抉られていくといった方がいいか。

「かっすかったなー」
そう言いながら死体の頭を踏み砕く。

「いやー、ほんとっすね」

この村は、他の村よりも女や子供が多かったから、弱かった上に戦利品が多く、とても有意義だった。

「あっそうだ、族長!あの家から出てきた女、もらってもいいっすかー」

「はっ!まあ確かに可愛かったしな、その代わり俺は村長のとこのをもらうぞ」

「あれまだ子供っすよー、9才ぐらいでしょー」

やべー、この族長やべー。
ロリペドじゃねーか。
······やべー。

そんなこんなでドン引きしていると。

「くっそ!はなせよっ!!」

家の影から二人の戦士に押さえられた子供が出てきた。

族長が顔をしかめて。
「おいっ、そいつどうした」

「はい、家のなかに隠れていましたんでい、取っ捕まえてきやした」

すると子供が。
「お前がボスか!ふざけたことしやがってーーっ!!」

「ふっははは、ふざけてるのはどっちだ?お前こそこの俺にそんなこと言っていいのかぁ?」

「ぐっ、ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"、離しやがれぇっ!」

「むだむだ、お前ら、連れていけ、母親がいたぶられてる所になっ!ははは!」

それを聞いた子供の光彩が一気に小さくなる。

「ぶっ、くはっはっはっ!」

それを見て押さえている二人の戦士が笑った。
するとその瞬間。

「しねぇぇぇ!!」

一瞬のすきをついて戦士の腕を払いのけると、そのまま戦士の剣を奪い取り族長に突き刺した。

「ぶぐっっ」

「族長!大丈夫ですかっ?おい!プリーストをよべ!!」

突き刺した子供はと言うと。
フヘッフヘヘヘヘッ、と奇妙な笑い声をあげていた。

ズシャッ!

そして次の瞬間首をえぐられた。

「はあっはあっ、小僧アホなことしやがってっ」
首を抉った戦士がそう言っていると、プリーストがやってきた。

「ひゃっ!」

「おらっ!族長の治療をしろ!」

「うっ、ぐすん、無理です」

「あ?なんでだ!」

「族長さんはもう亡くなってます」

「くっ!でたらめ言いやがって!!」

プリーストの首も抉られた。
歴史ってこんなもんだと思います。
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