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久々の故郷にはラスボスがいます

俺たちはシフル様の元を辞した後すぐにニーナ達の故郷へと向かった


まずは馬車の確認を・・・・


「残念だけど私たちが村を出た段階でも馬車を遣えるほど広い道はなかったわ」


「なん・・・・だと」


「だから行けるところまでは馬車で行ってそこからは徒歩ね」


別に歩くのは問題ないよ?


ステータスもあって疲れないし


でもなぁ・・・・・・


なんか異世界での移動と言えば馬車ってイメージがついちゃってるからなぁ


なんだか変な価値観がついてしまっているようだ


それに俺の領地になるって事は人がいなきゃ困るはずなのに交通性が皆無って・・・・


これは中々に致命的だ


村の復興と同時に道も作らなければならないだろう


そんなことを考えながら馬車に揺られ、山道を歩く


「ついたわよ!キラ!」


ニーナの声と共に俺は意識を戻す


・・・・・・ちょっと待て


どうして俺はここにくるまで意識が戦闘の方に向かなかったんだ?


普通魔物の気配が密集なんてしていたら普通に気づいて・・・・・ってあれ?魔物の気配が無い?


「どういう事だ?」


シフル様からはここが魔物の領域になっていると聞いていた


しかし、魔物の領域であるならばもっと魔物がいるはずなのだ


それなのに今俺たちの目の前にあるこの街・・・・・というよりも廃墟からはそういった気配を全く感じない


・・・・・いや、一つだけかなり大きな気配があるな


どうやら同じく気配察知を持つニーナもそれに気づいたようで顔を引き締めている


「行こう・・・・なんだか強そうなのが一体だけいる」


俺の言葉にタマも魔獣化し小鳥も表情を引き締める


そして街の中に入っていったのだが・・・・


「え?」


再びの驚きが俺たちを襲う


思いの外、綺麗なのだ


確かに壊れている家や柵などはある


しかし、その壊れた後に出ているはずの瓦礫や木の破片などが全く見当たらない


「いったいどういう事だ?」


まだ死体や骨が無いのはわかる


二年も経っていたのだ


二年でほんとに全てが自然に返るのかはわからないがそう考えることができる


念のために疫病対策として用意したマスクもこれならはずしても問題なさそうだ


あまりの綺麗さに俺たちは少し気を弛めていたのかもしれない


街の中に一つだけあった大きな気配がすごい勢いで近づいて来ていることに気づくのが一瞬遅れた


「貴様ら!ここに何用だ!」


いきなり声が聞こえ、声のした方を見ると


そこに立っていたのは魔王だった

今回は少し短いですが、ここで切らないと今回長くなりすぎそうな気がしたのでここでカットしました


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