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58階層と目覚め

58階層はどうやらセーフティーエリアだったようだ


一応ここで食事にしておく


ここに潜り初めてからもう何時間くらいたっただろうか・・・・・・


時計がないため正確な時間がわからない


ガタッ


食事の用意を始めた俺たちの耳にそんな音が聞こえた


発生源は棺桶の方である


ガタガタッ・・・・・・ドン!ドンドンドンドン!


あー・・・・そういえば念のために棺桶には簡単に開かないようにロックがかけてあったんだった


俺は一応皆に戦闘態勢をとらせると棺桶の蓋を解放する


蓋のロックを解除すると同時に蓋がすごい勢いで吹き飛ぶ


そこで目を覚ましたのは


「うー・・・・・目が覚めたらなんか閉じ込められてるっぽかったし頭はガンガンするし・・・・・最悪な気分・・・」


「ここは・・・・どこだ・・・・・?俺は確か勇者パーティーの内の一人に襲われて・・・・」


一応ソラさんにも手伝ってもらい、二人とも隷属状態にはなっていないことを確認した


なので二人に状況説明をする


状況説明が終わるとガリレオは納得したような顔で、明日さんは青い顔で頷いた


「なるほどな・・・・倒した敵を使役できる力か・・・・・中々に厄介だな」


「私がガリレオさんを攻撃したなんて・・・・なんてことを・・・・ごめんなさい!ガリレオさん!」


ガリレオは気にするなとばかりに手を振る


「それじゃあ二人にはどんなことがあったのか覚えている限りで教えてほしいんだけど・・・・」


こういう洗脳系のは味方に戻ってきた途端に情報を忘れているとかざらにあるからな


「俺はギルドの仕事をしている途中で緊急事態が起こったから話したいと言っている人がいると受付の奴から聞いたんだ。そんで誰かと思ったら勇者のパーティーのメンバーの一人だって言うじゃねーか。なんで一人かは気になったが緊急事態と言われて話を聞かねーなんてあり得ないから話を聞こうとして少し隙を見せた瞬間にやられちまった」


なるほど、ガリレオはそうやってやられたわけか


「それで菜々子・・・あんたはいったいどうしてやられちゃったの?あんたには隠密になるアクセサリーが渡されていたはずだけど・・・・・」


明日さんは言うべきか言わないべきか悩んでいるようだ


なにかそんなに戸惑うよう事があるのだろうか?


しばらくしてようやく口を開いた明日さんが口にした言葉は驚くべきものだった


現に俺以外の皆は驚いていた


しかし、俺は新しい魔王の能力を聞いてから何となく予感はしていたのかもしれない


「あのね・・・私を攻撃したのは剛君だったの」


これが明日さんの発した言葉だった


「私が街を出てアノ町まで向かおうとしているとその道中で剛君を見つけたの。勿論剛君は隠密のアクセサリーの能力で私には気づいていないようだった。王女様にも「アノ町には今佐藤さんがいるはずなので彼らに助けを求めてください」と言われていたけど少しでも手は多い方がいい。それに剛君なら私たちの中でも小鳥に並んで強いメンバーだった。そんな人が味方になれば・・・・そう思ってたんだけど・・・・・」


結局そうはならなかったわけか・・・・・


「私が姿を見せたときは剛君も驚いていたけど相手が私だと知ると「菜々子。お前も俺の奴隷の一人にしてやるよ」なんて言い出して攻撃をしてきたの・・・・・とっさに反応できなかった私はすぐにやられて意識を失ったわ・・・そこからはもう何も思い出せないわね」


なるほど・・・そう言えば今更ながらに思い出したけど委員長のギフトであるリーダー体質は仲間の能力アップの他に相手を隷属させる効果もあったんだっけな


となると・・・・・


「もしかしたら、今回出てきた新しい魔王っていうのは委員長なのかもしれない」


その俺の言葉に返した各々の反応は様々だった


納得したような顔をする者、あり得ないと否定する者、否定したいが否定しきれない者、理解が追い付かずフリーズする者、壁を這い回るゴキブリを目で追う者、新たにこの場所へと近づく者の気配を関知して身構える者・・・・・


ってここに近づく者!?


「皆!戦闘準備だ!」


俺の声に反射的に戦闘準備をとる皆


そんな俺たちの耳に階段を一段ずつ降りる音が聞こえてくる


そして、そんな俺たちの目の前に現れたのは・・・・

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