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情報整理

「おっ、王都が落ちたですって!?」


いきなりの発言にゼンが叫ぶ


それも当然だろう、俺もなにがあったらそうなるのかわからなかったからだ


「詳しい話は嬢ちゃんから聞いてくれ」


そう言ってからガリレオは明日さんの方を見た


明日さんは相変わらず震えたままだが一つ頷くと話始めてくれた


「最初はただの喧嘩騒ぎだったんです。何が原因だったのかはわかりませんがいきなり一人の男の人が別の男の人を殴りだして、しばらく殴った後別の人に襲いかかり出したんです。そして、殴られてた人もしばらくしたら起き上がって別の人を襲いだして・・・・・・」


おいおいおい・・・・まさか・・・・・・


似たような話をつい先程聞いた覚えがあった俺としては正直気が気ではなかった


こんな事態が発生するのを防ぐためにここで警告をしておこうと思ったのに手遅れだったなんて・・・・


とりあえず今の内にこの事は話しておいた方が良いだろう


「皆、聞いてもらっててもいいですか?・・・・それは多分新しい魔王の能力のせいだと思います」


「どう言うことだ?」


おそらく新しい魔王というキーワードが引っ掛かったのだろう。すかさずガリレオが突っ込んでくる


「俺たちは迷宮の42層でかなりの惨劇を見て俺がそれの原因の調査に行っていたのは知ってますよね?」


ゼンに向けて放った言葉に既にルーナたちから報告を受けていたゼンは頷く


「そこには魔王軍・・・・・いえ、元魔王軍の水瓶座アクエリアスと名乗る幼女がいました」


水瓶座アクエリアスだって!?」


やはり一度ゾディアックと対峙しているルーナが一番に反応する


「そこで彼女と戦ったのですがお互いに決定打がなく、結局彼女を情報と交換で逃がすことになりました」


「ちょっと待て!なんでそこで逃がすことになってるんだ!?」


「条件を飲まなければこの町を道連れに自爆するなんて言われたので。俺にはそれがブラフかどうかを確認する方法もありませんし、もし本当に爆発されたら、俺は多分生きてられますが他の皆が死ぬことになりかねませんでしたから」


俺の正論にガリレオは渋々と引き下がった


うん、やっぱりイケメンの負けたって感じの表情はいいね!スカッとするよ


・・・・・まぁ、それを狙っていた訳ではないんだけど


「それで、水瓶座アクエリアスが言うには最近魔王に拾われた人間が魔王に力を与えられて、その力で暴れだしたそうなんです」


「つまり、その力って言うのが・・・・・」


「はい。自分が倒した相手を隷属下に置き、隷属下にあるもののステータスを二倍にするそうです」


「なるほど、話は合うな。だがそれだと・・・・」


流石イケメンでもギルドマスターだ


この能力の恐ろしさを理解している


うん、イケメンと能力は関係ないか


むしろ小説のテンプレだとイケメンの方が能力は高いことが多いし


「つまり、王都丸ごと敵になっちまって更に敵さんは強くなっちまったってことかな?」


うん、ゼンも理解が早い


他の皆もうんうんと頷いているけどわかってるのか怪しいのが数人


特にそこでニコニコしながら頷いているタマは絶対にわかってないでしょ


そこまで話した後ガリレオは明日さんに問いかけた


「それで、逃げてきたのがお嬢さん一人だってことは無事なのはお嬢さん一人なのかな?」


その問いに明日さんが首を振る


「私と・・・・理名、しずく・・・・後は王女様は無事・・・・・だと思う」


その言葉に衝撃を受けたのは俺だ


「ソラさんは!?」


ソラさんの強さは俺がよく知っている


不意打ち程度でやられる人ではないはずだ


「ソラのやつなら一週間ほど前にギルドマスターを退職していたはずだ」


俺の疑問に答えたのはまさかのガリレオだった


「ソラさんが・・・・・退職?」


しかも、一週間前といったら俺が迷宮に行くのを勧められた少し前か?


もしかして、ここの依頼を勧めたのも俺を王都から引き離すためだったりするんだろうか?


「うん、その後エルフの里に帰って行ったらしいね」


明日さんが補足してくれる


「なるほど、ソラさんについてはわかった。それで王女様が無事って言うのは?」


「王女様の隠蔽魔法で隠れているからだよ。私だけはこの首飾りのお陰で外に出ることができたんだ」


そう言って明日さんが首元から出したネックレスを鑑定させてもらう


隠蔽のネックレス


装備者のMPを消費して超隠密状態を付与する


MP効率は魔力が多ければ多いほどよくなる



んー、この能力なら確かに明日さんが装備するのも当然だと思うけどそれなら王女様がこれ使って逃げてきた方が早かったんじゃ・・・・・あっ、そうか、隠密の魔法を維持するために残ってるのか


確証は無いが間違いでは無いだろう


遠く離れていても維持できるなら王女様がここに来ているだろうし


先程多分とつけたのは王女様の隠蔽が確実かわからないのと確実だったとしていつまで持ちこたえる事ができるのかわからないということだろう


話を聞いてみると王女様と別れたのは一日前で、幸いにも王女様たちは食料庫で隠れているため食料などは気にしなくてもいいらしい


・・・・・・ここでトイレはどうしてるのかとか聞くのは無粋なんだろうな


聞いたらほぼ確実に小鳥とルーナによる説教が飛んでくるので聞かないようにしておく


さてと、明日さんの話が本当ならばこっちの勝利条件は王女様と如月さん、山野さんの救出ってところかな?


他の人たち?


流石に襲ってくるような人たちを救出できないかな


ってか予想していた最悪の事態になりつつあるな


このままじゃ世界全部が敵に回る可能性まであるぞ


・・・・・ったく物量で完全に押し負けてる上にステータスもそれなりとかどんなクソゲーだよ


しかも相手はこちらを容赦なく襲ってくるけどこっちはそうもいかないからなぁ・・・・・


「これは・・・・・厳しいな・・・・」


おそらく魔王さえ倒せばこの状況も収まることは収まると思うんだけどそのためには・・・・・


「とりあえず少しでも戦力がほしいところかな」


ゼンが俺の言いたいことを言ってくれた


「王女様達救出は必須ってことか・・・・・」


王女様は純粋な戦闘力こそ俺やルーナには劣るが一応S級冒険者だ


戦力としても期待できるし何より汎用性の高い賢者の職業は最早一家に一台ほしいレベルだ


それに如月さんと山野さんにしても決してレベルが低いわけではない


冒険者B級程度の腕はあるのだ


ひどい言い方かもしれないが仲間にしておいて損はない


そのためにもまずはその方法を考えないと



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