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別れと動き出す影

「むりなのです・・・・・」


一瞬想像でもしたのか悩むそぶりを見せてから水瓶座アクエリアスが出した答えはこれだった


「どうしてだい?」


「わたしはまぞく。ひとぞくどもがうけいれるとはおもえないでし、ぎゃくにつかまってころされてしまうのがおちなのです」


「そんなことは俺が・・・・」


「させないとでもいうつもりなのですか?」


まさに「させない」と言おうとしていた俺は言葉がつまってしまった


「これでも、にんげんのしゃかいのこと、すこしはしってる。ひとりのにんげんのえいきょうりょくはそこまでおおきくないし、けんりょくをもっているにんげんがわざわざこんなところにまできけんをおかしてくるはずがないのです」


「・・・・・・・」


反論もできない


「それに、もしあなたがけんりょくをもっていたとしてわたしがあなたをしんようするりゆうにもならないのです」


確かにそうだ


いきなり初対面の奴が「助けてやる」なんて言ったところで何か裏があると考えるのが普通だろう


「わたしのかんではあなたはほんきでいっているとおもうのですが、それとあなたのてをとるかはまたべつものなのですよ。おひとよしもけっこうですが、あなたのてがかならずとられるとはかぎらないことをりかいしておくべきなのです」


それだけ言うと水瓶座アクエリアスは俺に背を向けて去っていった


俺は彼女を呼び止めることができなかった


彼女が去っていった後俺は脱出石を使って迷宮の入り口へと戻る


「キラ君!」


「キラ!」


「ぬおっ!?」


出た瞬間に小鳥とニーナに抱きつかれる


「よかった・・・無事だったよぉ」


どうやら俺が帰ってくるのが少し遅かったので心配していたようだ


まぁ、思いの外水瓶座アクエリアスとの対話が長かったからな


それよりもとりあえず皆に急いで伝えないといけない事がある


「小鳥、ルーナとタマは?」


「宿屋の部屋で待ってるよ」


よし、それなら問題ないだろう


「ギルドへの報告を終わらせて宿屋へと行こう。そこで話したいことがある」


とりあえずまずはギルドへの報告が先だ


そう思い小鳥とニーナには宿屋でルーナとタマと一緒に待っていてもらう


かといって本当のことを伝えるべきか・・・・


一応話すだけ話しておこう


そう思いギルドの扉を開けると


「おっ?キラじゃねーか!よかったぜ!おめーがここにいてくれたか!」


「佐藤君!お願い!皆を助けて!」


そこにはノルンのギルドマスターであるガリレオと王都でケーキ屋さんを営んでいる明日さんがいた


「一体なにがあったんだ!?」


どうやら俺が迷宮にこもっている間に事態はかなり動き出していたようだ


「とりあえず立ち話もなんだし奥に来なよ」


この町・・・・いや、この町の名前はアノ町なんだが・・・・・のギルドで俺たちの担当をしていた男が奥の部屋を指さす


「俺はパーティーメンバーを呼んできてもいいか?あいつらにも話を聞かせてやりたい」


俺の言葉にガリレオが頷く


俺は一旦宿屋に戻った


「キラ!」


『お兄ちゃんお帰りなのー』


小鳥たちから安否は聞いていたとはいえ、ルーナも少し心配していたようで俺の顔を見ると安心していた 


タマ?タマはいつもにこにこしているから何を考えているのかが今一わからないんだ


「皆!ギルドまで一緒に来てくれ!ガリレオと明日さんが話したいことがあるらしい」


「ギルドマスターが!?」


「えっ!?ななちゃんが!?」


ルーナと小鳥が同時に声をあげるがわざわざ反応している暇はない


四人と一匹を連れてギルドに戻る


「ルーナ!お前も一緒だったか!」


「ことちゃん!」


明日さんは小鳥を見つけると同時に飛び付いてきて泣き出してしまった


うん、日本でもよく言われていたけど小鳥と明日さんってそういう関係なんだろうか?


まぁ、美少女が抱き合っているのは目の保養になるからいいんだけど


「とりあえず皆さん座ってください。話の進行はアノ町ギルドマスターである、私ゼンが致します」


あんたギルドマスターだったの!?


初めて知ったし驚いたわ!


「それではまず、ノルンギルドマスターガリレオ殿。報告をお願いします。先程報告の途中で彼に遮られましたから」


うむ、少し怒っているのかもしれない


ガリレオもそれを感じたのか少しビクッとしたのは見逃さない


「うむ、端的に言うとだ・・・・・王都が攻撃されている・・・・・いや、むしろ王都が落ちたという方が正しいのかもしれん」


ガリレオが初っぱなからとんでもない爆弾を降下してきた

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