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乱入と告白

前回短かった分今回少し長めです


閑話はそこまでゆっくりと書けないので道中何があったかは読者の皆様に想像してもらうしか無いのが少し歯がゆいです

「・・・・・・キラ?」


どうしてキラがここにいるのかはわからない


何をしに来たのか何の目的で来たのか


しかし、一つだけわかることがある


「逃げて!キラ!」  


私はエルフの中では平民とはいえ相手は王族


王族の結婚式を襲撃したのだ  


個人の問題では済まずに最悪種族間の争いになる可能性がある


それにここにいるのはS級冒険者でさえも軽く倒せる御方達だ


私といい勝負してるくらいのキラじゃ・・・・・


「がぼぉ!?」


いきなり私の隣にいたクズマが吹き飛んだ


「へ?」


「さぁ、帰ろう。ソラ・・・・・皆が待ってる」


呆然としている私にキラが手を差し出した


「ダメ・・・・・言ったじゃない。私が逃げたら両親が・・・・」


「それは大丈夫だよ。俺が全部なんとかしてやる」


なんだかキラがスッゴい変わった気がする


私の呼び方とか私に対する言葉使いの他にもなんだか雰囲気が違う


勿論呼び捨てにされて嫌なわけではない。むしろ嬉しいくらいなのだが・・・・・・・


「えっ!?どうして!?」


私はキラを鑑定してみて驚きの声を上げた


キラが一月前と比べれば別人とも言えるほど成長していたのもあるが


「さてと、ユグドラシルからの依頼も達成しておかないとな。もう報酬は先払いされてるんだし」


キラのステータスに『世界樹の加護』と『再生ユグドラシル加護リヴァイブがついていたからだ


世界樹の加護


世界樹に認められし者が手にいれることのできるスキル


寿命が大きく伸び、加護の大きさに応じて様々な耐性がつく



再生ユグドラシル加護リヴァイブ


どんな傷を負っても死なない限り一瞬で回復する



本来ならばエルフ以外の者を世界樹は認めず、加護を与えることは無い


なのにキラには世界樹の加護がついている


恐らくそれが先程キラが言っていた報酬の前払いなのだろう


「世界樹様からの依頼だと?惰弱な人族風情にそんなものが下るはずがないだろうが!侮辱も大概にしろよ!それに互いに愛し合っている者を引き裂こうとはどういうつもりだ?それこそ世界樹様が貴様に怒りを下すわ!」


「ユグドラシルに聞いたぜ?お前は小さい頃にソラを見つけて一目惚れし、ソラを手にいれようとしていた。だから結婚適齢期になったら嫁として指名しようとしたいたんだと。だがそんな中、ソラは里から出てしまい手の届かない所へと行ってしまった。だからこそ貴様は人質を取ってでもソラを呼び戻し、結婚を迫ったんだ・・・・・それをユグドラシルの意思だと嘘の情報を父親に伝えてな」


そういえばすっかり忘れていたがクズマはこの里で唯一ユグドラシル様の声を聞くことのできるエルフだと聞いた


私もユグドラシル様の声なんて聞いたことは無いんだけど


「なっ!?クズマ・・・貴様それは本当か!!」


クズマの父親である現王がクズマに追求する


「そっ、そんなはずないではありませんか!父上!よく考えてください!矮小な人族ごときが世界樹様からお言葉をいただくなどあり得ないことです!奴は嘘をついているに決まっています!この婚姻は世界樹様が望んだことなのです!『人物鑑定』といったすばらしいスキルを持つ者を王族に取り入れることによってエルフの力を増し、エルフを守るという・・・」


「人質を取ってまでか?第一あのエルフ皆の幸せを第一に考えているユグドラシルがそんなことを許すはずが無いだろう?それとお前・・・・・・いつから聞こえていない?」


その言葉にビクッと反応したクズマだったが私には何の事かわからなかった


「ユグドラシルが言っていたぞ?やめなさいといくら止めても聞く耳を持ってくれないと・・・・お前にはもうユグドラシルの声が・・・」


「うるさいうるさいうるさい!第一貴様はなんなのだ我らの婚姻に口を挟むなどと!貴様は私のソラとどういった関係なのだ!」


その言葉にキラは


「どういう関係・・・・・・か。今はまだ師匠と弟子ってだけだし・・・・」


いやいやいや、もう師匠って名乗るのもおこがましいくらいに強くなってるよ


そんなことを思っているとキラがこっちを向いた


そして右手に何かを乗せて前に差し出すと


「俺と結婚してください」


・・・・・・・へ?


・・・・・・・・・イマナンテイッタ?


あまりのことに思考が固まる


聞き間違えかな?だとしたらなんて言ったんだろう?


結構・・・・?蹴っとん?・・・・・あぁ、決闘か・・・・


そんなことをしても私がボコボコにされるだけじゃない


「貴様!この結婚式の会場で人の妻となる女にプロポーズだと!?ふざけているのか!!」


・・・・思考が落ち着いてきた


どうやら聞き間違いでは無かったようだ


正直とても嬉しい


今にもその言葉に頷きたいくらいだ


しかし、私の頭には両親の事が過る


「両親のことなら心配しなくていいって言ったろ。既にユグドラシルが保護してくれている。俺ですら手出しは出来ないよ」


その言葉にどっと安心感が溢れる


私は一つ頷くと


「私をキラのお嫁さんにして・・・・」


そう言葉を紡いだ





「さてと・・・・・」


正直断られるかもとドキドキしていたプロポーズも無事に終わり婚約指輪として用意していた指輪をソラの左手の薬指にはめる


「貴様貴様貴様貴様貴様ー!」


最早貴様としか言葉を発することのできなくなった男がこちらに向かって攻撃魔法を放ってきた


「-玄武-」


それなりに威力がありそうだったので魔装の中でも防御力に特化した-玄武-を纏う


「待て!クズマ!何をしているのか!!」


王様が叫んでいるがその声も暴走しているらしい男には届かない


「貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様貴様」


貴様一回につき一発くらい魔法を放ってきているがその程度の魔法では-玄武-の鎧は砕けない


「エルフの王様」


俺が声をかけるとエルフの王様はこっちを向いた


どうやらこの轟音の中でも聞こえているようだ


「こいつと俺の一騎討ちを許可してほしい。エルフは実力至上主義と聞いた。そこでこいつを打ち負かせば今回のこいつとソラの婚姻は破棄してほしいんだ。・・・・・もうソラは俺のだからな」


最後だけ気恥ずかしくなって声が小さくなったがソラと王様には聞こえていたようでソラは顔を赤く染めていたし、王様は少し考えた後


「この状況を見ればどちらに非があるのかは何となくわかる・・・・しかし、本当に君が世界樹様に認められたのかはわからないこの段階では・・・・・」


『心配しなくても構いません。その人族は私が認めたのです。強き力を持ちながらも私利私欲ではなく周囲の幸せのためにその力を振るえる者だから』


この声はユグドラシルか


ん?周囲を見ると皆ひれ伏してる!?


ちょっ!?ソラも!?


『だから皆さんに声を届けるのはあまりしたくなかったのですが・・・・ここまで過剰に反応を示さないのはこのエルフの里ではクズマだけでしたし』


まぁ流石にこれはびびるよな・・・


ちなみに今もそのクズマの攻撃魔法は炸裂している


-玄武-の鎧は全くの無傷だが


っていうかよくこんだけ魔法撃ってMP尽きないな・・・・


『やってください。キラ。あなたに負けることでクズマはきっと人族だからといって惰弱な訳ではないことを思い出してくれるでしょう』


「わかった」


俺は一つ頷くと一つ試してみたかったことをしてみる


再生ユグドラシル加護リヴァイブを手に入れたからこそできるようになったことだ


「-四神合神-」


その呟きと共に俺の体を赤と青、白と緑の波動が包み込んだ

次回エピローグでソラルートは終了です


略奪婚って一回書いてみたかったんですがイメージがうまく沸かなかったためにグダグダ感が半端ないですね


評価、ブクマ、感想お待ちしております

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