再開と魔装
いやいやいや、ちょっと待てよ!
試合終了を宣言した司会のお姉さんに一人心の中で突っ込みを入れる
なんのために俺がこの闘舞祭をしきっている一番偉い人に確認しに行ったと思ってるんだよ!
確認しに行ったとき確かに呆れ顔だったけどきちんと説明をすれば
「確かにそれは反則とは言えないな・・・・」
って言ってたし
ちなみにここで闘舞祭の魔法使用に関するルールの解説をしておくと、まず闘舞祭参加者には一つの腕輪が渡されている
この腕輪は決められた種類の魔法に反応し、点滅するようになっている
そこ決められた魔法とはまず補助魔法
補助魔法がかけられた瞬間に黄色のランプが点滅するようになっているのだ
これによって魔力の関知などができない人が司会であっても反則を見抜くことが出来る
それでは攻撃魔法を使用した場合どうなるのか?
攻撃魔法の判定方法は当てられた相手の方の腕輪が緑色に発光する
何故かというと、一流の魔法使いの場合自分から離れたところで魔力を固定し、そこから魔法を放つという離れ技を使う人がいたりして、その場合魔法を検知するはずの腕輪が反応しないという不具合が起きたのだ
それ以来攻撃魔法を使用したという判定は相手の腕輪が反応しない限りできないというルールのはずなのだ
だからまだ攻撃魔法をコヨミさんにぶつけていない俺が反則負けになるのはおかしい
そう司会のお姉さんに伝えようとしたとき
『その試合終了少し待て』
厳かな男の声が聞こえた
『会長?』
その声に司会のお姉さんが反応する
『ここからの審判は私がすることにしよう』
いつの間にか審判席のお姉さんの隣に一人の男が立っていた
『あのー、ここからの審判と言われましても、もう試合はキラ選手の反則敗けで・・・・』
その言葉に溜め息を一つついた会長は
『君はもう一度審判マニュアルを読み直すべきだな。魔法使用禁止のルールは腕輪を確認してからというルールだろう?まだどちらの腕輪も発光してはいない。よってこの時点で反則とは言えないのだよ』
その言葉に司会のお姉さんがハッとする
『それでは止めてすまなかったな。試合続行だ』
ふー、どうやら首の皮一枚繋がったようだ
コヨミさんも今はボーッとしてるけどいつ襲いかかってくるかわかったものじゃないし今のうちに準備を整えておくか
俺の新しい職業のスキルを使って
「合体!凝縮!吸収!」
俺の言葉に続いて炎の玉と風の玉が混ざり、溶け合い、一つとなって俺の手のひらから身体中に吸収される
それと共に俺の身体中が纏っていた魔力が黄色から炎のような赤に変色した
「魔装-朱雀-」
その言葉と共に魔力はどんどん形を変えて一羽の鳥の形を取った
魔力に包まれている俺の体の傷はどんどん回復していき、体に力が戻ってくる
この形態からなら魔法も放つことは出来るのだがそれをすると今度こそ失格になってしまうのでやめておくことにしよう
「なんだ・・・・それは・・・・・」
流石のコヨミさんも驚いたようで口があんぐりと開いている
「魔装・・・・俺の新しい職業である魔法闘士の基本技の一つですよ」
「魔法闘士?そんなもの聞いたことが無いぞ!」
まぁ、会長さんもそう言ってたしなぁ
それに条件がめちゃくちゃなのだ
俺は何気なく転職を使おうとすると出現していたのだが鑑定を使って出現条件を見ると
魔拳士を極めている 大魔導師を極めている 魔力を体に纏う事ができる 最上位種5体以上の討伐
だったからな
そりゃあ今まで使える人がいなかったのにも頷けるってもんだ
ちなみに今の俺のステータスはこんな感じになっている
佐藤 キラ
職業 魔法闘士+16
Lv.2(成長の限界)
HP 542/720(+55)
MP 511/630(+89)
攻撃 688(+72)
防御 657(+34)
速さ 681(+77)
魔力 645(+57)
スキル
気配察知Lv3 隠密 アイテムボックスLv2 俊足 上級鑑定 パワー ガード スピード ヒール リジェネLv2 初級属性魔法 (フレイム アース ウォーター ウィンド ダーク シャイン)精神集中 転職師Lv2 威圧 魔闘 魔拳 王殺し 魔力ブースト 退魔の祈り エクソシズム 狂戦士の魂 格闘の心得 気弾 中級属性魔法(メガフレイム メガアース メガウォーター メガウィンド メガダーク メガシャイン)ナイフの心得 風術 中級剣術 限界突破 魔装
ギフト
成長限界短縮
魔装
魔法を自らの体に取り込むことでその魔力を身に纏う事ができる。その形と能力は使用するものに依存する
「さぁーて・・・・勝負はここからだ!」




