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Vs. -全智-のソラ

ソラさんが凄い勢いでこちらへと迫ってくる


これって・・・・・コヨミさんが使っていたのと同じやつ!?


俺との模擬戦では使ってなかったからソラさんがこんな技を使えるもは思わなくて不意をつかれた


「がっ!」


一発いいのをもらってしまう


「まだまだだよ」


ソラさんが再び加速しラッシュをかけてくる


俺は一度距離を取るために力一杯後ろに跳躍する


「遅い」


次の瞬間にはソラさんが俺の目の前にいた


・・・・あれ?なんだかソラさんの手と足が微かにだけども黄色のオーラみたいなものをまとっているような・・・・・


しかもあの黄色・・・・どこかで見たことがあるような気がするぞ?


「そんなに何回も・・・・食らうかよ!」


そう言いながらソラさんの拳をかわしてその勢いを利用して背負い投げを繰り出そうとする


これはソラさん相手には見せたことの無い技だし多少のダメージは・・・・・


と思っていたんだけど空中で無理矢理抜けられた


一体どんな動きかたしたらそんなことできるのか検討もつかないよ?


どうする?今のままじゃ防戦一方だ


とりあえずはできることからするしかないか


俺はソラさんの攻撃をかわし、いなし続けながら自分の持っている手札を確認する


勿論全ていなしきれるわけもなくいくつかはもらってしまうが


・・・・・そう言えばこの世界に来てからいくつかは使っていないスキルがあったな


存在自体忘れていたスキルだがこの場では有効かも知れない


俺はスキル駿足と隠密を同時発動する


「!?」


初めてソラさんが驚愕の顔をした


よし、後ろをとった


俺は回し蹴りをソラさんに叩き込む


「うっ!?いつの間に後ろに!?」


予想外通りだ


確かにこの大会は「魔法を使う」ことはルール違反だけどMPを使用して発動するスキルを使うこと自体はルール違反じゃないみたい


それに気づいたことでさっきのソラさんの手や足に纏われてい黄色のオーラみたいなやつの正体もわかった


あれ魔力を纏っているんだ


よく考えたら俺が使う魔闘のオーラに色こそ違えどそっくりだし


確か魔闘って過回復の力を持った魔力を身体中に纏わせているんだよね?


ならこんな感じかな?


魔闘を使うイメージで魔闘は使わずに魔力だけ体に纏わせてみる


「っっっっ!!?」


ソラさんが驚愕の顔をしている


なぜなら俺の全身を黄色のオーラが纏っていたからだ  


この時点では俺は知らなかったのだが、実はこの魔力を体に纏わせて身体能力を高めるという技法自体はそこまで難しいものでは無いらしい


しかし、それが体全体となると話は別だ


確かに効果は大きいが、大きくしすぎるとMPの消費が早すぎて録に使うことができないし、小さくしすぎると効果が低すぎる


自分にちょうどいいくらいを見つけるのが難しいのだ


しかし、俺の場合は元々MPが桁違いに多く、自然回復量もそれなりに多いため体に纏う魔力が無駄に大きくてもかなりの時間戦うことができるようになる


そんなことを知らない俺は体に魔力を纏ったままソラさんの後ろへと先程のように駿足わ使って回り込む


まだ隠密の効果は切れていないため、ソラさんからは俺が消えたかのように見えているだろう


そのはずなのにソラさんは俺に反応し、対応しようとしてきた

 

俺の攻撃が当たる方が早かったから受け身をとるくらいしか出来ていなかったようだが・・・・


俺はそのまま追撃を加える


しかし、俺の攻撃した場所全てをソラさんの黄色の魔力が守っているためダメージはかなり押さえられているようだ


つまり、体こそ追い付いてはいないがソラさんからは俺の攻撃がきちんと目視できているということになる


ってよく見たら目にも魔力を集中しているのか


それで俺の動きはとらえられている訳だな


俺もさっきからソラさんの動きがゆっくりに見えるし


「仕方ない・・・・・か」


ん?何かソラさんが呟く


「キラ・・・・・」


「なんですか?」


試合中に話しかけるなんてソラさんらしくないな


「・・・・・・・死なないでね?」


「は?」


そう言った瞬間ソラさんが再び消える


魔力で強化してるはずの俺の目を持ってしても捉えきれなかったのだ


気づいたら衝撃


「かはっ!?」


ズンという音と共に俺は今魔力を纏った状態であるのに関わらず大きなダメージを受ける威力で殴られたことに気づいた


ってか今音が遅れて聞こえたぞ!?そんなのは漫画の中だけでやってろよ!


リアルで「あれ?音が・・・・遅れて・・・・聞こえるぞ?」なんてやられても嬉しくもなんともないから


俺は必死でソラさんを探そうとして背後からゾワっとした何かを感じ、反射的に手を振る


「っ!」


するといつの間にか後ろに回り込んでいたソラさんが驚愕の顔で後ろに飛び退いた


「・・・・・やっぱり凄いね・・・キラは。私のこの技「閃火」はもって後1分・・・それが過ぎたら私は半日は魔力が使えなくなる・・・だからその間攻撃を耐えることさえできたらキラの勝ちだよ」


とか言いながらその目は反則だと思うんだ


その「キラなら今の私とでも真っ正面からぶつかってくれるよね?」って感じの目は


真に怖いのは心を読む人じゃなくて自分の気持ちを目だけで伝えてくる人だと思うんだ


あっ、ソラさんならどっちもそれなりにできるからソラさんこそが人類で一番怖い人か・・・・


アッハッハ


なんて現実逃避もいい加減にして


「受けてたちますよ!なんせ亀みたいに守って勝っても家族に自慢できませんから」


勿論家族とはニーナとタマのことで小鳥はまだ入っていない・・・はず


普通に家の家事をやってくれたりご飯作ったりしてくれてるけど家族ではない・・・はず


違う・・よね?


自信なくなってきた


そして、俺の言葉に嬉しそうに笑ったソラさんが再び消える


俺は先程のゾワッとした感覚を信じて攻撃をするが今度はなんなくかわされ攻撃をもらってしまい吹き飛ぶ


途中で受け身をとり、体制をたてなおすと後ろからゾワッ


駿足で更にその後ろを取り攻撃をしかけた

 

しかし、その攻撃が当たる前にソラさんが消え、俺は駿足を使い、追尾と反撃を繰り返した


何度も何度も攻撃をくらい


そして、短いはずなのにとても長く感じた一分間が過ぎた

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