二回戦と怒り
今回比較的短いです
この国の王女であるシフル様から「行方不明になった大会の一回戦敗退者を探してほしい」という依頼を受けたは良いがどこから取っ掛かればいいのだろうか?
一応気配察知も試してみたのだが一回戦で負けたメンバー全ての反応が無いのだ
流石に一人二人なら反応が無くてもおかしくは無いのだがこれが6人となると異常事態である
一応変なものを聞かなかったかニーナに聞いてみると
「キラが明日戦う人が対戦相手を脅していた以外には特に聞かなかった」
だそうだ
っていうかやっぱりなんか喋ってたのかよ・・・
内容をニーナに聞くと
「お前の娘は俺の仲間が預かっている・・・・返してほしくば・・・・わかるな?」
だったそうだ
これって今日タマをさらったアイツが仲間だったんだろう
明日たっぷりとお返ししてやろう
とりあえず明日何か変な音がしないかどうか確認しておいてもらうことにする
後、念のために小鳥には常に周囲に気を配っていてもらう
アイツの仲間が一人だけとは限らないし、また狙われる可能性がある
まったく・・・・・シフル様からの依頼だけでも大変なのに次の対戦相手のせいで余計な手間がかかってしまった
・・・・・あれ?俺の次の対戦相手の名前ってなんだっけ?
まぁいいか、どうせ明日ぶちのめすだけだし
俺の大切な家族に手を出したことを後悔させてやる
シフル様の話ではタマの暴走が比較的早く治まったため、後遺症などは特に無いとの話だ
本当に良かった
しかし、なんやかんやあって遅くなってしまったが明日はソラさんとの試合もある
早く寝ることにしよう
ヤマトさんとソラさんの試合は番狂わせもなく終わり、俺とレオパルドの試合になった
「先に一つだけ言っておいてやろう・・・お前の娘は俺の仲間が預かっている。返してほしくば・・・・わかるな?」
その言葉に確信する
やはりこいつがタマを狙った犯人なのだ
俺はあふれでそうな怒りを抑えながら
「お前こそわかっているんだろうな?俺の大切な家族に手を出したことの意味を・・・・お前だけは絶対に許さねぇぞ」
久々にキレた気がする
「はっ!いくらキレたって怖かねぇよ!こっちにお前の娘がいる限りお前は手を出すことが出来ないんだか・・・・・ぶほぉ!?」
ニヤニヤしてる顔面に一発ぶちこむ
もう死合は始まってるんだしいいよな?
「きっ貴様!自分の娘がどうなってもいいのか!?」
レオパルドが起き上がりながらこちらを指さす
「なら連絡してみろよ・・・」
「こっ、後悔するなよ!おい!シュミット!殺れ!・・・・・・おい!シュミット?返事しろよ!」
「無駄だよ・・・・昨日の時点でタマをさらおうとしたシュミットさんとやらは死んでいるんだからね」
まぁ、俺が殺した訳じゃないけどそれを教えてやる義務もないだろう
「ひっ、ゆっ、許してくれ・・・ほんの出来心だったんだ」
いきなりレオパルドが怯えだすがそんなことは関係ない
「こっこうさ・・・・・がはっ!」
言わせると思っているのか?
俺はレオパルドをひたすらに殴り続ける
「降参」や「ギブアップ」等といった言葉を言おうとする度に頬を撃ち抜いたり腹を殴って言葉を最後まで言わせない
回りがなんだかざわざわと騒いでいるが関係ない
俺はこいつを・・・・・
『もうやめて!キラ!とっくにレオパルドさんは戦闘不能だよ!』
頭の中にニーナの念話が響く
『そんな怖いキラ君は嫌だよ・・・元の優しいキラ君に戻って・・・・』
『タマも何時もの優しいお兄ちゃんが好きなの~』
小鳥とタマの声も響いてきた
ようやく少し頭が冷えてくる
目の前を見ると血だらけになったレオパルドがボロボロになって倒れていた
少しとはいえ胸が上下していることから生きてはいるようだ
俺も憎いと思いながらも無意識で殺さないように手加減していたのかもしれない
「しょっ、勝者・・・・キラ選手」
どうやらやり過ぎて司会のお姉さんにまで引かれてしまったようだ
・・・・これを期に-鬼神-という二つ名の由来が一つ増えたことは言うまでも無いことだろう
っていうかよく思い返してみるとさっきのニーナの念話は・・・・・
俺も「は・な・せ!!」って返した方が良かったんだろうか?
うん、深く考えないことにしよう
次に行われたコヨミさんとセラフさんの試合も特に番狂わせが起きることもなく順調に終わった
その時、先程ソラさんにやられていたヤマトさんの反応が消えた
場所は・・・・大会の賞金配付所?
どうやらソラさんと俺の試合は30分の休憩をはさんでするようなので一度賞金配付所の様子を見てくることにした




