最終試験と闘舞祭
俺たちがこの世界に来てから1ヶ月が経った
その間の俺はソラさんからの訓練は受けていたが、金は腐るほどにあったので依頼を受けたり、魔物を討伐したりはしていなかった
なので、いつの間にか転職先に増えていた拳王に転職してから転職していない
佐藤 キラ
職業 拳王+13
Lv.2(成長の限界)
HP 590/590(+30)
MP 540/540(+73)
攻撃 548(+39)
防御 527(+18)
速さ 561(+60)
魔力 535(+43)
スキル
気配察知Lv3 隠密 アイテムボックスLv2 俊足 上級鑑定 パワー ガード スピード ヒール リジェネLv2 初級属性魔法 (フレイム アース ウォーター ウィンド ダーク シャイン)精神集中 転職師Lv2 威圧 魔闘 魔拳 王殺し 魔力ブースト 退魔の祈り エクソシズム 狂戦士の魂 格闘の心得 気弾 中級属性魔法(メガフレイム メガアース メガウォーター メガウィンド メガダーク メガシャイン)ナイフの心得 風術
ギフト
成長限界短縮
気配察知Lv3
気配を感じることのできる範囲が伸びる
敵意や害意を持った存在以外も察知することができるようになり、探したい物を察知している中から検索することができるようになる
風術
風の魔法を使い、体の動きを補助したり敵を攻撃したりすることができる
後、あの後色々と考えた結果俺のギフトである成長限界短縮の隠された能力である「今までの経験を積み重ねることができる」だが、恐らくこれは俺のステータスにやたらと多くついている+の数字のことだろうという結論に達した
よく見たらこれ今までの転職した職業の補正値全部足した数字だし
あれ?これって何気にヤバイことなんじゃないかな?塵も積もれば山となるって言うけどもうその塵の部分だけで普通にC~B級の力が+されてるんだけど?
今までもヤバイと思っていたチートが更にヤバイことに気づいた時だった
流石にこれは聞いた副委員長も引いてた
「転職しただけ強くなるのにその転職まで自前で出来るって・・・・佐藤君は一体どこを目指してるの?」
とまで言われた
正直泣きそうになったが客観的に見ると自分でもどこに向かっているのかはわからないのだから反論のしようも無いだろう
ついでに今日はソラさんからの最終試験とやらを受けるために闘技場へと向かっている
なぜ闘技場かって?
今日から3日間の間ここで闘舞祭というものが開かれるからだ
闘舞祭とは年に一度王都で行われる大会で世界中から猛者が集まってくる大会だ
ちなみに階級は無差別級しかないため、腕に自信の無いものはまず来ないし自信過剰な奴は直ぐに叩き潰されることになる
ソラさんからの要求はここで優勝してこい
というものだったが、正直不安である
何せこの大会魔法の使用が禁止なのだ
今だからこそ俺はソラさんに勝ち越してはいるが、それはソラさんから教えてもらった(?)風術あってこそのものだ
その風術も魔法の一種であるため使用できない
更にソラさんいわく
ソラさんもこの大会には毎年出場してはいるが優勝はできていないとのことだ
お互いに風術使ってる状態でステータスは圧倒的に俺が上のはずなのに負けることがあるソラさんでさえ勝てない相手って・・・・・
そんなの勝てる気がしない
しかもその人毎年優勝してるらしいし
「はぁ・・・・・」
憂鬱だ・・・・
「キラさんですね。それでは37564番です。頑張ってくださいね」
受付のお姉さんに番号札を貰い控え室に移動する
この大会はまず数が多いので2000人単位でのバトルロワイヤルの後、本戦出場者の32名以下に人数を落とし、そこからトーナメント形式で優勝者を決める
ついでにどうして32名以下などという意味不明な言い方をしているのかと言うと本戦出場者が必ずしも32名揃うとは限らないからだ
まず単純に人数の問題。2000人単位での予選で32名集めようとしたらそれだけで62000人もの人が必要になってくる。まぁ、ほとんどの大会が参加者62000人は越えてるらしいけど
次に大会の予選で勝者が出ない場合。たまにあるそうだが相討ちになった場合なども本戦出場者は減る
他にも理由はあるらしいがソラさんはこれ以上教えてくれることはなかった
・・・・しかし、それでも本戦に参加できる人数が20人を越えたことが無いとか怖すぎだろ
最近少しずつソラさんのことがわかってきたと思っている俺的には、これ多分一番重要なことを話していないパターンだよきっと
話はそれたけど俺は37564番だから戦うのは19番目の試合だ
うん、番号につっこみを入れるのは無駄だと思うからやめておこう
そんなことを考えながら俺は19と書かれた部屋に入る
瞬間叩きつけられる威圧
とは言っても辛うじて威圧がぶつけられたんだなぁくらいにしか感じない
多分手加減してるとかそんな感じなんだろう
ざっと辺りを見回す
よかった・・・ソラさんはこの部屋にはいないようだ
いつも戦っているせいかあの人が近くにいるとすぐにわかるようになってしまった
うん、これも一種の才能じゃないかな?
「あっるぇ?あそこにいるのはくそ雑魚の佐藤君じゃありませんかぁ?」
「くくくっ、レベルが2までしか上がらない雑魚がここになにしに来たんだよ」
声のした方を見ると金髪と銀髪という高校生にあるまじき髪色をした二人が目に入る
「うわぁ・・」
正直こいつらとは会いたくなかった
矢神 忍と藤堂 災禍
二人ともクラス内では有名な不良
・・・・・というわけでも無いのだが
言葉にも行動にも問題が多く、クラス内でも嫌われている側の存在である
ついでに言うとこいつらは魔王を倒すために王都から出た委員長や戦うのが怖くて王都へと引きこもった皆とは違い
戦えるのに「王都にいる方が都合がいい」という理由で外に出ない奴等だ
ここ1ヶ月の噂では王都に来る商人を襲っているとかいう、嘘か本当かもわからない噂まで流れていたりするくらいだ
「なぁ、佐藤?悪いことは言わねぇから有り金全部置いて棄権しとけよ」
「ククク、そうそう、俺たちに出会っちまったのが運のつきだと思ってよぉ」
なんか日本では怖かった二人もこうしてみるとそこまで怖くは感じないな
そうとう自信ありそうだから強いことは強いんだろうけど・・・・・
でも流石にここで棄権するのはソラさんに怒られるしな・・・・・
「悪いけど棄権はできないね」
とだけ言っておいた
二人とも
「けっ、覚えてろよ」とか「後悔させてやる」とか言ってるし絶対これ開幕襲われるフラグじゃん!
しかも今の騒ぎのせいで注目されたし!!
こんなテンプレほしくなかった・・・・・
最近少し不調に感じます
よろしければアドバイスとかお願いします!




